お仕事チャレンジ発表会! ~1年生生活科「じぶんでできるよ」~
今日の5校時。1年生の生活科の授業研究会が行われました。蒲生郡の7つの小学校から低学年の先生たちが、1年生の授業を見にきてくださいました。
今、1年生は「じぶんでできるよ~お仕事チャレンジ~」の学習をしています。「自分の家庭生活について、調べたり、尋ねたりしながら、お家の人のよさや自分でできることをなどを見つけ、家庭生活は家族が互いに支え合っていることが分かり、自分の役割を積極的に果たすとともに、規則正しく健康に気をつけて生活しようとできる」ことが学習のめあてです。
この「お仕事チャレンジ」は、一度お家のお手伝いをして、その仕事の内容を説明したり感想を発表したりして、「はい!おしまい」というような薄っぺらな学習ではなく、何回も「お仕事チャレンジ」して、そのことを友達と発表し合いながら、「自分にできること」を増やしたり、家庭生活の中の自分の役割を積極的に果たせるようになったりすることをめざす学習です。
子どもたちはすでに2学期に2回の「お仕事チャレンジ」を終えており、今日の発表会は3回目の「冬休みのお仕事チャレンジ」を振り返ってのものでした。
洗濯物たたみ、お風呂掃除、食器洗い、窓ガラス拭き、ピザづくりなどなど、いろんな「お仕事」の発表がありました。発表会は、「口で説明」するだけでなく、実物をもってきて「実演」しながら説明したり、タブレットで撮ってきた写真を見せながら説明したりと、聴く人(相手)が興味を持てるように、分かりやすいようにめいっぱい工夫して発表をしました。
この学習には、お家の方の協力が不可欠で、子どもたちの「お仕事」プリントにコメントを書いていただいたり、タブレットで「お仕事」の様子を撮影してもらったりと、たくさんの協力をいただきました。そのおかげで、子どもたちは「お仕事チャレンジ」の試行錯誤の中から、豊かな学びと自分への自信を身に付けていきました。お家の方のご協力に心より感謝いたします。
今日の子どもたちの様子を見ていると、自分の「お仕事チャレンジ」をみんなに聞いてほしいという強い気持ちと自分への自信を感じることができました。自分が「発表」するだけでなく、友だちの「質問」にも答えました。聞いている方は、発表に対して「質問」をしたり、「感想」を言ったりしました。何回も発表会を経験することで、「話す力」や「聞きあう力」、「感想を言葉にする力」等が確実についてきたように思います。特に、今日は「お客様」がたくさんいるので、緊張しながらも、「聞いてほしい、見てほしい気持ち」が勝って、普段より意欲的な子どもたちでした。
さて、今日来てくださった「お客様」の子どもたちの活動に対する感想ですが…、
「これが冬休み明けの1週目、金曜日の午後の子どもたちの姿?1年生とは思えない集中力と学習意欲です。うちの学校は2年生でも、もう授業にならないくらいへろへろになっていますよ…。」
「全体での活動→グループでの活動→全体での活動と、子どもたちの切り替える力がすごいです。この力が『朝の脳トレ』の成果でもあるんですね。」
「発表会をすることがゴールではなく、発表会を終えてから『〇〇さんの、〇〇のお仕事がすごいと思った。今度ぼくも家でチャレンジしたいです。』と次の「お仕事チャレンジ」への意欲をもっているところが、とても意味のある深い学びだと思った。」などなど…
本校の1年生の素晴らしさを絶賛していただきました。本当によく頑張った1年生そして吉村先生でした。
そしてやっぱり「お客様」が帰り際におっしゃいました。
「下駄箱の靴、びっくりするくらいきれいに揃ってますね…。」
私…「ありがとうございます。これが『竜西プライド』です。」