校内版画展開催中!~楽しい作品が揃いました~
今、本校では、「校内版画展」を開催していて、子どもたちは、各学年各学級の作品を鑑賞しながら、それぞれの「作品のよさ」について見つけたり考えたりする学習をしています。
先日もお伝えしたように、1年生は「スチレン版画」で「大きな傘の下に集まった動物たち」や「大きな手袋に集まった動物たち」の楽しい世界を版で表しました。写真の西岡篤希さんの作品は、大きな傘を斜めに配置し、画面に動きを創り出しています。
2年生は「紙版画」に挑戦しました。ボール紙やプチプチ(梱包材)や布など、版にしたら「面白い模様」が出そうな材料を考えて、台紙に貼り付けながら作品を作りました。写真の橋本莉子さんの作品は、一生懸命な顔の表情や、躍動感のある脚、そしてきれいに出たプチプチの模様が印象的な作品に仕上がっています。
3年生と4年生は、ともに刷り上がった作品の裏から彩色する「彩色版画」づくりをしました。3年生は、「板紙凸版」と呼ばれるもので、何層にもなった硬いボール紙をカッターナイフで切って、めくっていくことで凹凸をつけ版にしていきます。写真の西澤花暖の作品は、キラキラと輝くモチモチの木と、それを眺める豆太が幻想的な世界を創り上げています。
4年生は先日もお伝えしたように、初めての「彫刻刀」で「木版画」に挑戦しました。写真の安田真翔さんの作品は、百人一首の絵柄をそのまま描くのではなく、何となくコミカルに、そしてジグソーパズル的なデザインで表現しています。今年の「校内版画展」で私(校長)が最も驚き、感心させられた作品です。
最後は高学年のがっつり「木版画」です。白と黒だけで表す世界なので、白黒のバランス、彫り方の違いによって生み出される質感が命です。
写真は5年生の齋藤吏樹さんの「自画像」です。彫り方や、彫る方向を工夫して、顔の丸みと肌の質感をうまく表現できました。
最後の写真は6年生の中津遥妃さんの作品です。白黒のバランスと、とてもインパクトと安定感のある構図が秀逸です。
今年度は、何年かぶりに県の「子ども版画展」も開催されますので。校内審査で選ばれた代表作品が出品されています。たくさんの「でっかい賞」を受賞できることを期待しています。