校内書き初め展終了

 昨日の「祖父母参観」に合わせて、今日まで「校内書き初め展」を開催していました。参観いただいた祖父母の皆様には見ていただけたのですが、保護者の皆様にはご覧いただけなかったので、見にくいかもしれませんがブログで少し紹介したいと思います。

 低学年は、フェルトペンでの書き初めです。文字の形や中心を意識して、かつ「びびらないで」書くことが大事です。

 3年生は、初めての毛筆の書き初めになります。「長い割に幅が細い」画仙紙にいかに字を収めるかに苦労します。「止め」や「はらい」の基本は大事ですが、3年生らしくドカーンと元気よく筆を走らせてほしいところです。

 4年生は自分が書きたい言葉で書き初めに挑戦したようです。いろんな言葉がありバラエティーに富んでいて楽しいです。「名前」がもう少ししっかり書けるといいなと思いました。「名前」も作品のうちですから、スペースが許せば、しっかりフルネームで書いてほしいと思います。「名前」は自分の宝物です。いつ何時も「いい加減」に書いてはいけません。

 5年生になると基本もしっかりしてきて、力強さが増してきます。2~3字の短い題材「宝舟」「希望」「若い力」ゆえに、いかに「迫力」を表現できるかが肝になります。

 6年間最後の書き初めになりました。題材選び、字形、力強さ…いろんなことに気を配りながら書いた様子が伺えます。ちょっとした具合で字形が崩れやすい「少」や「初」、「心」や「志」に苦労した感じが伺えます。 

 今日は、一応「校内書き初め展最終日」だったので、私は今一度各学級の作品を、時間をかけてじーっと鑑賞していました。そしてどの作品が、自分の心に訴えてくるかな…と考えながら、勝手に校長特選「絶好調(校長)賞」を選びました。

 低学年の作品は、「びびらずにペンを進めている」「字の中心が揃っている」「名前までしっかり書けている」…そんなところで選びました。

 中学年の作品は、感覚的に「味がある作品」、「印象深かった作品」を選びました。「かすれがいい動きを作っている」、「どしんと腰が据わっている」、「直線と曲線のコントラスト」…感覚的なのでうまく言えませんが、心に訴える作品でした。

 最後、高学年は、やはり「迫力」勝負でしょうか。「画仙紙をめいっぱい使う」「伸ばすべきところを大胆に力強く」…そんなところが、私の心をつかんだような気がします。

 この後は、「校内版画展」を開催する予定です。今、子どもたちは、その版画作品を頑張って創っています。乞うご期待です!