2023年2月の記事一覧

これはほんとにすごい!!超でっかい賞とったど~!! ~読売競書大会&県書き初め展覧会~

 いやあ、こんな「超どでかい賞」を受賞する竜西っこが出てくるとは…本当に素晴らしいです!嬉しい限りです!

 まずは、第15回滋賀読売競書大会で最上位の「滋賀読売大賞」を受賞したのは5年生の村居遥仁さんです。「滋賀県知事賞」より上の賞ですよ。あまりに大きな賞なので、本当の表彰式は4月30日に大津で行われます。ということで、今回は校長特有の筆文字で書いた「仮賞状」で我慢していただきました。続いて本校唯一の「金賞」に輝いたのは1年生の福島悠希さん、「銀賞」受賞は3年生の北川祐太さんです。この賞もなかなかもらえるものではありません。「金賞」には立派な楯が、そして銀賞にも文房具の副賞がついておりました。3名の皆さん、本当におめでとうございました。

 次に第62回滋賀県書き初め展覧会においても入賞者が4名もいます。唯一「金賞」を受賞したのは1年生の佐橋慶太朗さんです。でっかい賞状と「卯」と書かれたおしゃれなバッグをゲットしました。続いて「銀賞」は3人が受賞です。3年生の釜増瑛悟さんと4年生の鵜川永義さん、そして5年生の田中愛彩さんです。「銀賞」には同じく「卯」入りのクリアファイルが副賞についてきました。受賞4名の皆さん、本当に大したもんです。おめでとうございます。

 

 校長室特別表彰式は、明日もできそうですよ! どんどん続く『輝け!竜西っこ!』

 

 

5年生が「頼り」!5年生の「全力」に期待! ~5年生卒業お祝い週間~

 今日の3校時、5年生に「お願いごと」をしようと思って、5年教室に行ってみると「もぬけの殻」状態…「ということは体育館で6送会の練習かな…?」と体育館に行くと案の定、リハーサルの真っ只中でした。

 5年生は、今学校内で「一番忙しい学年」です。今週金曜日の「6年生を送る会」の運営はもちろん、「卒業をお祝いする取組」で6年生に代わって、たてわり活動を企画運営したり、全校をまとめたりしなければなりません。そして何よりも「卒業証書授与式」を、これ以上ない「素晴らしい卒業式」にするためには、5年生の「本気」と「ド真剣さ」が必要になります。小学校最後の「有終の美」を飾るべく6年生は、熱い思いをもって「本気」で臨みます。そしてその「本気」に在校生が更なる「本気」を返すことで、6年生の心はさらに高鳴り、体育館(式場)にいるすべての人の心が奥の方から、ぐぁ~っと熱くなって、すべてが「感動」に包まれる卒業式になるのです。在校生の「本気」を創り上げるのが5年生です。まず自分たちが熱く(本気に)なることが絶対条件になります。

私(校長)はそのことを5年生にきちんとお願いしたかったのです。体育館でのリハーサル後、担任の先生が少しだけ5年生に話す時間をとってくれました。

 「5年生の皆さんに、お願いがあるのです。6年生を送る会を、そして卒業式を最高のものにするには、5年生に頼るしかないのです。どうか『みなさんの全力』の力を貸してください。決して『中途半端』な形にならないように…。『中途半端』は、6年生や在校生を、もやもやとした感情にするだけです。何よりも自分たち自身に「もやもや」した気持ち悪さだけが残ってしまうだけです。『中途半端』に負けないためには、【照れくささ】や【恥ずかしさ】と闘わないといけません。それは決して簡単なことではないことは分かっています。でもそこに立ち向かってほしいのです。一人で難しければ『みんなで、思い切ろう』と声をかけあって…『中途半端』に負けないように、自分たちの『全力』を出し切ることでしか、自分たちの成長はないのですから…。どうか5年生の皆さん、私が頼れるのは5年生しかないのです。どうかどうか、6年生を送る会、卒業式、そして4月の入学式も含めて、みなさんの『全力』に期待しています。どうぞよろしくお願いします。」

 

 私が伝えたいことが、伝わったかどうか分かりませんが、卒業する6年生にも、これから最高学年になる5年生にも、「全力を尽くした」というやり切った感、達成感を味わってほしいと切に願います。

カルシウムについて知ろう ~2年生 給食センター竹内さんによる栄養学習~

 2月24日(金)、私(校長)は午前中出張だったので、教頭先生が2年生栄養学習のレポートをしてくれました。久々の教頭ブログです。

 今日(24日)は、2年生の栄養指導(出前授業)をしていただきました。「カルシウムの働きを知り、進んでカルシウムの多い食品を食べよう。」という目標のもと、学級ごとに竜王町給食センター栄養士の竹内さんが丁寧に教えてくださいました。

最初に「カルシウムの役わりは何でしょう?」という問いかけに、子どもたちは「骨をつくる!」「体が大きくなる!」など元気に答えることができ、スタートはばっちりでした。「カルシウムが多くはいっている食べ物は何だろう」という問題では、子どもたちが自分たちで考える時間を取ってくださり、友だちと一緒に考えながら発表しあうことができました。最後に自分が考えたことをプリントに書いてまとめる学習も含めて45分間しっかりと日常の食事を振り返ったり、一日に摂るカルシウムの量について学んだりできました。

 学校給食では「カルシウムたっぷり献立」の日が月に1回あり、今月(22日)はししゃもや色の濃い野菜が出たことを聞いて「あ、そうやったんや」とうなずく子どもたちでした。

授業の最後には、宿題として「カルシウムのことが書いてあるプリントを家に持って帰って、カルシウムにはどんな働きがあって、どんな食べ物に多く入っているのかを家の人に教えてあげてください。」ということが出されました。さあて、子どもたちはしっかり説明できるかな???お家で子どもたちの説明を聞いていてあげてほしいと思います。

 

 

このあどけなさとかわいさが、かえってしんみりさせるんだろうな… ~1年生 6年生を送る会練習~

 今日の5校時、1年生がホールで6年生を送る会の発表練習をしていました。

 「♪いつのことだか(一年中を) 思い出してごらん♪~」の歌にのせて、この1年間、1年生が6年生と過ごした時間やお世話になったことをグループ別に寸劇等で再現します。

 どんな場面を再現したのかは、写真を見ながら想像してみてください。それぞれの場面のキメは「やっぱり6年生は〇〇〇〇です!」と全員で言います。〇〇〇〇にどんな言葉が入るかも、本番までのお楽しみです。

 1年生を見ていると、6年生の皆さんに「感謝の気持ち」をこめて…というよりは、今はまだ「自分たちの発表」を楽しんでいるようです。ひょっとしたら「6年生とお別れする」ということにもまだピンときていないのかもしれません…。しかし、そのあどけなさや天真爛漫な姿が、かえって6年生の心に染み入るものになるのかもしれません。そして、ぐっときている6年生の表情を見て、1年生はまた何かを新たに感じるのかもしれません。

 3月3日(金)の6年生を送る会まで、あと1週間。在校生のたくさんの想いが6年生の心に届きますように…。

竜王ユースブラス ミニ発表会!

 今日の昼休み、町公民館で行われているキッズクラブの一つである「竜王ユースブラス」がミニ演奏会を開いてくれました。今年度の団員は3~6年生合わせて15名。うち竜西っこは、4年生の寺田亜実さんと大門茉白さんと森田友愛さん、そして5年生の齊内光優さんと米田明加さんの5名だけです。つまりあとの10人は竜王小の子どもたちで、今日は給食を早く食べて、西小まで来てくれました。竜王ユースブラスも人数が多かった時は全体で40名くらいいたと思うのですが、そう思うと今は少し寂しい人数になっています。

 今日は残念ながら大門さんがお休みでしたが、あと4名の竜西っこは、とても堂々と演奏してくれました。寺田さんと齊内さんはトランペット、米田さんはバリトン、そして森田さんはユーフォニウムを演奏していました。人数が少ない中なので、しっかりと4人が吹く音が耳に入ってきました。金管楽器は「唇を振動させて音を出す」楽器(決して金属製の楽器という意味ではありません)ですから、まずは「音」を出すのが大変なのですが、みんなしっかりとした音を奏でていたので感心しました。

 ほぼ全校児童が体育館に集まり、ミニ演奏会を楽しませてもらいました。みんなの「音楽を聴く態度」もちゃんとしていて、それもまた感心感心…。

竜王町は、少年野球やスポ少等スポーツ面は申し分ないのですが、音楽などの文化面でもたくさんの子どもたちが活動してくれるといいなと思っています。そういえば、どこの市町にもある「少年少女合唱団」が竜王にはありません。今日の「ミニ演奏会」を聴いて、「ぼく(わたし)も、あんなふうに楽器を演奏してみたいな」と思ってくれる子どもたちがたくさんいたらいいなと思います。あまり難しく構えないで「よし!体験だけでもしてみよう!」って感じでチャレンジしてくれたらと思います。

 ちょうど、3月4日(土)に「公民館フェスタ」でいろんな発表や体験教室があるので、ぜひ楽しんできてくれたらと思います。

少しの時間でしたが、吹奏楽の演奏でゆったりと気持ちのいい時間を過ごさせてもらいました。竜王ユースブラスの皆さん、ありがとうございました。

ちょっと複雑な学校風景!? ~6年生送る会そして卒業式にむけて~

 

 今日の5校時。校舎をうろうろしていると、4年生ホールから大きな声や歌が聞こえてきます。どうやら6年生を送る会の発表の練習をしているところらしく…「あ~、お祝いの言葉の呼びかけの練習か。」と思ったのですが、よく言葉を聞いてみると、「うちのおかんが言うには…」、「もっとちゃうこと言うてなかったか?」、「そりゃ、6年生やわ!」などとどこかで聞いたようなセリフが…。どうやら4年生お得意の「お笑いネタ」の発表のようです。「ちゃう、ちゃう!そこはもっとコテコテの関西弁で~!」と担任の先生の指導助言も、なんとも独特な感じです。この4年生の元気で大きな声が、逆サイドの6年生ホールまでよく聞こえていました。

 1階に降りると、今度は2年生教室から、ノリのいい賑やかな曲がガンガン聞こえてきます。覗いてみると、2年1組も2組も、子どもたちが全力で踊り狂っているではありませんか。みんなノリノリでめっちゃ楽しそうです。「カモンベイビー〇〇〇〇!どっちかの夜は昼間!」っていう曲です。何回もリピートしている感じで、男の子の中には、暑くなってランニングシャツ1枚で踊っている子が何人も…。どうもこれも6年生送る会の発表の練習らしいのですが、大音響のダンスミュージックと楽しそうな2年生の声が、校舎西階段を駆け上がり、6年生ホールにまで鳴り響いています。 

 そんな賑やかな音や声を聞きながら6年生はというと…。

 卒業式の自分たちの呼びかけ(答辞)について、真剣に話し合い、セリフの割振りを行なっていました。小学校生活最後の「自分の出番」である呼びかけ…「どんな言葉を選ぼうか。」、「何を伝えようか。」、大真面目にそれぞれが真剣に考えます。

 しかし、そんな静けさをかき消すように、左からは4年生の大きな声や歌が…、下からは2年生の賑やかな曲と歓声が…聞こえてきます。

 6年生はその声や歌や音が、「自分たちのためのもの」であることを知っていますから、きっとそれらを「やかましさ」ではなく、「うれしさ」に感じていてくれたような気がします。

 いよいよ来週からは「卒業モード」一色に包まれていきます。6年生の卒業をお祝いするためだけでなく、一年間の自分たちの成長をしっかりと確かめるためにも、残り少ない3学期を、一日一日熱く熱く、大切に過ごしてほしいと願います。

 

気合いと集中力とリズム、そして絆 ~4年生 大縄記録会~

 今日の昼休み、4年生の「大縄記録会」がありました。本当なら、2月15日の日に全校で「大縄大会」をする予定でしたが、インフルエンザの感染拡大の状況がひどかったため、大会を取りやめ、各学年のコンディションのいい日に「記録」を測定する「学年別の大縄記録会」に変更になりました。

 最近は、私の出張等の用事が多く、なかなか各学年の「大縄記録会」を見ることが難しかったのですが、今日は4年生の記録会にしっかり参加することができました。3分間で合計何回(のべ何人)跳べるか勝負です!

 私の役目は、子どもたちに「気合い」を注入することです。松岡修造さんにも、アニマル浜口さんにも負けない勢いと大きな声で、4年生の子どもたちを鼓舞します。

「ええか~!大事なんは気合いと集中力や~!気合い入れて行け~!」、

「リズムが大事やで!テンポ!テンポ!…ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!…そうや!そうや!その調子!」

「引っかかってもドンマイドンマイ!すぐ立て直せ~!」

 4年生の子どもたちのキャラはよくよく分かってますから、私がこうやって真剣に気合いを入れると、子どもたちもしっかりと返してくれると期待していました。子どもたちは、練習の時よりもはるかに強い気持ちと高い集中力で跳び続けます。元気のいい声を出し続けます。ここ一番のパワフルさと仲間同士の支え合いが4年生の持ち味です。

 

 練習中どうしても183回から記録が伸びなかった4年1組は、今日227回跳びました。自己最高記録が131回だった4年2組が、今日は151回跳べました。やはり「本番」の空気の中での「本気」は、予想以上の力を発揮します。両クラスとも、最高の結果が残せたいい記録会になりました。「本気でやれば、まだまだできる自分たち!」を実感してくれたと思います。

 でも私は正直やはり「全校大縄大会」がやりたかったです。それは、自分たちより上の学年の「挑戦」の姿が臨場感をもって見られるからです。6年生は「大縄記録会」で、578回(6-2)や431回(6-1)の大記録を打ち立てています。他の学年を圧倒する記録です。こんな大記録を打ち出せる6年生が、どんな「気合い」で、どんな「集中力」や「テンポ」で、そしてどんな「仲間との絆の力」で3分間を戦ったのか…その一挙手一投足を、下学年に見てほしかったと思います。(私も見たかったです…実は見られてないのです…)

 下学年に対して、「頂点(いただき)」を示して、「あこがれ」を抱いてもらう…それが最高学年の役割であり、その姿こそ本校が誇る「竜西プライド」だと思っています。「全校大縄大会」もそのための大切な機会だったと強く思っています。 

「しぶとく」生きる! ~6年生 斎藤智孝助産師による「命」の学習~

 6年生教室のカウントダウンカレンダーが「あと18日」を示していた今日、例年と同じように助産師の斎藤智孝さんをお招きし、6年生に「命の授業」をお願いしました。来月17日に旅立つ6年生に、今一度「自分らしく力いっぱい生きる」大切さを、「命の誕生」に関わる仕事をされてきた経験や思いを基に、「心をこめて、魂を込めて」伝えてくださいました。

 コロナ禍の3年間、いろいろと社会が抱えている問題が浮き彫りになってきました。病院での「面会」が難しく、家族揃って赤ちゃんの誕生を見守れなくなってしまったこと。逆にそのことで、病院ではなく助産院や自宅での出産を選ぶ人が増え、斉藤さんはその現場に毎日立ち会っていることを聞きました。

 また、せっかく生まれた命なのに、産後、お母さん独りが育児に悩み苦しみ、耐えきれなくなって自死を選んでしまう事案も実際にあるという悲しい現実についても聞きました。

 長年、「命の誕生」を全身全霊でサポートしてきた斎藤さんは言います。

「どんなに医学が発達しても、赤ちゃんが100%無事に生まれる保証はないんよ。生まれる赤ちゃんと産むお母さんの力を信じて、最後は祈ることしかできんのよ。」

「今まで、もう少しのところで…残念ながら生まれてこられなかった赤ちゃんを見てきました。亡くなった小さな命を悲しみ、助けてあげられなかった自分の力のなさを嘆き、『もうこの仕事を続けていけない』と思うことが何度もあったんよ。でも残された家族の思いに寄り添い、その力になるために、『やっぱりここから逃げちゃいかん!』と思い直し、この仕事を続けてきたんよ。」

 斎藤さんは、「命」というものの喜びも悲しみもすべて受け入れて、「命の誕生」に携わる助産師という仕事の尊さと大切さを胸に刻んで、今も毎日「命の誕生」に向き合っておられます。こんな斎藤さんの「心の底からの思い」を子どもたちはどう受け止めたでしょうか…。

 今日は、ある動画を視聴しました。「失われたものだけではない」という、2011年3月11日の東日本大震災の日、まさにその日に「この世に生を受けた赤ちゃんたち」のビデオでした。地震や津波であまりにも多くのものが失われましたが、その日確かに新たに「生まれた命」もあったのです。

 病院も機能していない、電気もない、赤ちゃんを出産するための環境が全くない中で…、ある赤ちゃんは車の中で…、ある赤ちゃんは公民館のダンボールの囲いの中で…、何もない中でも、生まれようとする赤ちゃんの力と、何としても産もうと思うお母さんの力、そして「命の誕生」を願う周りの人たちの協力と優しさの中で、力強く生まれてきた赤ちゃんたちの映像です。周りの人たちの「よかった~、無事に生まれた~」という心から歓喜と安堵の映像でした。

 あの日、多くの人たちの大きな愛と見守りの中で生まれた赤ちゃんたちは、この3月、本校の6年生とともに小学校の卒業式を迎えます。この子たちは、卒業式をどんな気持ちで迎えるのでしょうか。今ここにある「自分たちの命」を、ここまで育ってきた「12年間」をどう考えるのでしょうか。

 斎藤さんは、熱く問いかけます。

「親からスマホの使い過ぎを注意されて、親子喧嘩をし、『そんなだったらスマホを取り上げるぞ』と言われて、『スマホがなかったら生きていけない~!』とわめき散らす子どもの話があるんだけど、どう思う?」

 

 斎藤さんは続けます。

「生きていれば、時には自分に自信を無くし、悩みに悩み、耐えられないほど苦しくなる時もある。そんな時は『生きる意味』が分からなくなり、自分の「命の価値」を見失ってしまう時がある。そんな時は、ちょっと立ち止まっていい。休めばいい。エネルギーがたまるまで待てばいい。でも、休んだ後は、必ず『よし!』と立ち上がって再び歩き出してほしい。」

「人は皆、生きるために、生きる力をもって生まれてきた。皆に願われて、祝福されて生まれてきた。「生きる意味」について考える時、ここに立ち戻ることです。『他人』と比べて、自分に自信を無くすのでなく、『少し前の自分』と比べて、自分の少しの成長を喜んでほしい。」

「そう強く思って、自分らしく力いっぱい生きてほしい。」

「しぶとくしぶとく生きてほしい。」

 斎藤さんの「命の授業」…卒業まであと18日となった今、子どもたちは何を思ったでしょう…。

 

 

 

お手紙(はがき)が届くとうれしいね!~2年生西小郵便局開局中~

 

 

 今週は、毎年恒例の2年生による「西小郵便局」が開設されています。廊下には投函用のポストが設置され、また各教室にも配達用のポストが設置されています。写真のように、校長室にも「専用ポスト」を設置していてくれます。

 全校に「西小郵便局専用はがき」を配り、そのはがきで手紙のやりとりをします。2年生教室には、「仕分け棚」が用意されていて、回収されたはがきは、「消印スタンプ」が押され、配達場所別に仕分けされます。2年生は役割を分担して、「回収」「消印・仕分け」「配達」を行なっています。

日頃たくさんお話したり、関わったりしている友だちや先生だけど、改めて「手紙(はがき)」で気持ちを伝えることはとてもうれしいものですね。

 こんな私にも、はがきを送ってくれる子どもたちがたくさんいます。さあ、心を込めて返事を書かないと…。

「ふるさと学習」の更なる充実に向けて~第5回学校運営協議会(コミスク)~

 昨夜は、今年度最後となる「第5回学校運営協議会」が開かれました。

 今年度の学校評価(教職員自己評価および児童・保護者アンケート)について報告し、それに対して、ご意見や助言をいただく学校関係者評価を行なってもらいました。

「様々な取組によって、子どもたちの学力や自尊感情が伸びていることが大変嬉しい。」「これからも地域や保護者がもっと学校や子どもたちに関わっていけるよう取組に工夫が必要。」など、多くの意見をいただきました。

 また、来年度の「ふるさと学習」をさらに充実させるための取組の方向性や、「結るーむ」(旧学童教室)を学校と地域の交流スペースとしての機能を持たせ、日常的な「地域や保護者と子どもたちの関わり」を創り出していく取組を進めることを共通理解しました。

 先日、本校コミュニティ・スクールの「ふるさと学習」の取組に対していただいた「文部科学大臣賞」の受賞記念として記念撮影も行いました。

 学校運営協議会委員の皆さん、竜王町地域学校協働本部の皆さん、一年間ありがとうございました。来年度も「竜西っこ」のため、また学校を核とした「元気な地域(まち)づくり」のためお力をお貸しください。

校内版画展開催中!~楽しい作品が揃いました~

 今、本校では、「校内版画展」を開催していて、子どもたちは、各学年各学級の作品を鑑賞しながら、それぞれの「作品のよさ」について見つけたり考えたりする学習をしています。

 

 先日もお伝えしたように、1年生は「スチレン版画」で「大きな傘の下に集まった動物たち」や「大きな手袋に集まった動物たち」の楽しい世界を版で表しました。写真の西岡篤希さんの作品は、大きな傘を斜めに配置し、画面に動きを創り出しています。

 2年生は「紙版画」に挑戦しました。ボール紙やプチプチ(梱包材)や布など、版にしたら「面白い模様」が出そうな材料を考えて、台紙に貼り付けながら作品を作りました。写真の橋本莉子さんの作品は、一生懸命な顔の表情や、躍動感のある脚、そしてきれいに出たプチプチの模様が印象的な作品に仕上がっています。

 3年生と4年生は、ともに刷り上がった作品の裏から彩色する「彩色版画」づくりをしました。3年生は、「板紙凸版」と呼ばれるもので、何層にもなった硬いボール紙をカッターナイフで切って、めくっていくことで凹凸をつけ版にしていきます。写真の西澤花暖の作品は、キラキラと輝くモチモチの木と、それを眺める豆太が幻想的な世界を創り上げています。

4年生は先日もお伝えしたように、初めての「彫刻刀」で「木版画」に挑戦しました。写真の安田真翔さんの作品は、百人一首の絵柄をそのまま描くのではなく、何となくコミカルに、そしてジグソーパズル的なデザインで表現しています。今年の「校内版画展」で私(校長)が最も驚き、感心させられた作品です。

 最後は高学年のがっつり「木版画」です。白と黒だけで表す世界なので、白黒のバランス、彫り方の違いによって生み出される質感が命です。

写真は5年生の齋藤吏樹さんの「自画像」です。彫り方や、彫る方向を工夫して、顔の丸みと肌の質感をうまく表現できました。

 最後の写真は6年生の中津遥妃さんの作品です。白黒のバランスと、とてもインパクトと安定感のある構図が秀逸です。

 今年度は、何年かぶりに県の「子ども版画展」も開催されますので。校内審査で選ばれた代表作品が出品されています。たくさんの「でっかい賞」を受賞できることを期待しています。

「便利」だからこそ「こわさ」を知って~KDDIスマホ・ケータイ安全教室~

 今日は、町全体で取り組んでいる「早寝・早起き・朝ごはん」推進事業の一環として、全校児童が学年(学年部)ごとにKDDIスマホ・ケータイ安全教室を行いました。子どもたちの基本的生活習慣の確立や、脳や心の成長を阻害する背景として、大きな課題になっている「スマホ・ゲームとのつきあい方」や「スクリーンタイムの縮減」について、子どもたち自身が、考え、判断し、行動にうつせるようスマホ・ゲーム等を利用する時のルールやマナー、そして「便利さ」「楽しさ」の裏側にある「危険性」についてしっかりと学びました。講師の先生は、兵庫県内の大学生先生3名(ソーシャルメディア研究会)です。いつもとは違う雰囲気のゲストティーチャーに子どもたちも楽しく勉強できたようでした。

 1,2年生は、スマホやゲーム、ネット等を利用する時のマナーやルールについて学びました。何も考えないで、ネットやゲームに興じていると、やめられなくなって生活リズムが崩れたり、知らず知らずのうちにたくさんのお金(課金)を使っていたり、顔が見えない「言葉」だけのやり取りで、人を傷つけてしまったり、「なりすまし」の被害に遭ったり…スマホ・ゲーム・ネットに潜んでいる、「ひとごと」ではない「身近な危険」について学びました。「きちんとルールを決めて楽しむこと」や「困ったときは、すぐに周りの大人に相談すること。」等を確認しました。低学年の子どもたちは特に、スクリーンタイムは多くても1時間以内にして、しっかり「食べて」、しっかりしっかり「寝る」…まさに「早寝・早起き・朝ごはん」を確実に実行してほしいと願っています。

 3年生以上は、もう少し深く「スマホ・ネット等に潜む危険・罠」そして、取り返しのつかない過ち「デジタルタトゥ」等について学びました。つまりは「ネットやゲーム依存」は、知らず知らずのうちに「被害者」にも「加害者・犯罪者」にもなる危険性があり、それは「一生消えない大きな傷」になるということを知る学習です。

 顔が見えないコミュニケーションゆえの「言葉のやりとりの難しさと怖さ」、「依存による健康被害や金銭トラブル」、「知らない人とのやり取りから、犯罪に巻き込まれる危険性」、「ちょっとした『悪ふざけ』や『感情的な言動』が、取り返しのつかない…一生消えない大きな『傷』になること」など、ネットの世界では「子どもも大人」も一緒ですから、「子ども」だから許されるということはないことを、子どもたち自身がしっかりと理解することから始めなければなりません。そのうえで、この「便利」なツールを自分の生活にどう生かしていくかを考えなければなりません。

 まずは、しっかりと「ルールと約束」を家族で確認することが大切だと感じました。低学年のうちはまだまだ保護者の皆様の「管理」が大切だと思いますし、中学年以上は今日学習したこと等をしっかりと「自分」で理解し、判断し、「自分自身で自律(管理)できる力」をつけることが大切になってきますので、保護者の皆様は絶えずそのサポートをしていただかなければなりません。そして学校は、このスマホ・ゲーム・ネットの問題を、「情報教育」としてのみとらえるのではなく、互いの人権を大切にする「人権教育」として、また自分の健康を守る「健康教育」として、そして、あらゆる危険から自分を守るための「安全教育」として、しっかりと学びの機会をつくっていきます。

 「便利」で「必要不可欠」なものだからこそ、その「危険性」を理解し、「正しく使うこと」を子どもたちに伝えていきたいと思います。

児童が主体となる児童会活動 ~運営委員会と放送委員会のコラボ企画~

 今、本校の玄関にモニターが設置されていて、そのモニターには「RyuTok募集!」のPR動画がエンドレスで流されています。しばらく見ていると、運営委員会委員長の佐橋遼太朗さんと放送委員会委員長の富家大志さんが画面に登場して、「運営委員会と放送委員会のコラボ企画として、『RyuTok』動画を募集しています!この一年でできるようになったことや特技などを動画に撮って紹介してみませんか。優秀作品は給食の時間に放送します!」と企画の説明とともに、一人1台のタブレット端末を使った動画の撮り方や、オクリンクという機能を使って動画を送信(提出)する方法を説明してくれています。

 学習で使い慣れてきたタブレットPCやオクリンクを活用して、「自分たちの学校生活を楽しくする」ための企画を考え、「自分たちの力」で運営実行していこうとする児童会(委員会)の「新たな挑戦」をとても嬉しく思います。欲を言えば、こんな学年末の切羽詰まった時期ではなく、もう少し早めに計画できるとよかったのですが、この価値ある「新たな挑戦」が、来年度の委員会活動にうまくつながっていけばと願っています。

 委員会活動は、本来「自分たちの学校生活に『必要な役割や取組』を分担して行うこと」と「自分たちの学校生活を『楽しく豊かにする取組』を作り出していくこと」が目的です。何よりも大切なのは、「自分たちが主体的に」ということ。ややもすると、先生たちの指示で動くだけの委員会活動になりがちです。子どもたちに取組を考える「視点」や取り組む「方法」をしっかりと指導しながら、子どもたちの「思い」を大切にして、「主体的な取組」となるようサポートしていかなければならないと考えています。

 そう言った意味では、今回の「RyuTok」の取組は、「学習の成果」と「子どもたちの発想」を生かす価値ある挑戦だと思っています。

 子どもたちも何かと忙しい学年末ですが、たくさんの子どもたちが、動画作品を応募してくれるといいですね。

 

ジェイソン先生と2年生 ~2年生外国語活動&昼休み~

 今日の3校時、2年生教室から元気な声が聞こえてくるので行ってみると、ジェイソン先生&廣田先生による外国語活動が行われていました。そもそもALTやJTEなどの専科教員による低学年の外国語活動を年間10時間もしている市町は他にはなく、外国語(英語)教育については間違いなく最も「手厚い」のが竜王町の強みです。おまけに子ども園でもALTによる「英語で遊ぼう」を年間10時間程度実施しているような市町はどこにもなく、幼小中の系統的な英語教育が確立されている竜王町の英語のレベルはとても高いと思います。7,8年前竜王中の教頭をしている時、中学校の卒業生が、「中学校の時、自分は英語が『できる』なんて思ってもいなかったけど、高校に行ったら『自分って英語がイケてるやん』と思えた。それほど竜王の英語はすごかったんやと今になって思えます。」とよく言っていたことを思い出しました。

 さて、話を戻して…、2年生は今日も全身で英語を楽しんでいました。今日は体の部位「head」「shoulders」「knees」「toes」「eyes」「ears」「mouth」「nose」という英語を、歌に合わせてボディタッチしながら覚えるような体操?がとても楽しいらしく、何度も「one more time ,  please!」と言いながら、繰り返し楽しんでいました。

 私が参観していたのは、ほんの10分ほどでしたが、その間ジェイソン先生や廣田先生が「日本語」を話すことはほぼなく、「All English」で授業が進められていました。子どもたちは、目と耳をめいっぱい働かせてジェイソン先生の「伝えようとしていること」を理解しようと一生懸命になっています。身振りを交えながらの「Are you tired?」に対して、大きく「No!No!」と答える子どもたちの笑顔が印象的でした。

 ジェイソン先生は、昼休みも2年生の子どもたちと一緒に遊んでくださいます。大好きなジェイソン先生と自然に触れあいながら、「生の英語」に慣れ親しんでいきます。子どもたちのために、一生懸命尽くしてくださるジェイソン先生に感謝感謝です!

 

竜西っこの頑張りをしっかり見ていただきました!~3学期教育委員会学校訪問~

 今日の午後、竜王町教育委員会学校訪問がありました。甲津教育長様をはじめ教育委員の皆様、また教委事務局の皆様が、子どもたちの学習や活動の様子を参観に来てくださいました。子どもたちは、「一瞬」は緊張もするようですが、「自分たちの頑張っているところを見てもらわなくっちゃ!」と張り切ります。保護者参観はもちろん、「学校の先生」以外のいろんな方に、自分たちの頑張りを見てもらうことは、子どもたちにとってとても励みになります。「ぼくたち、私たちを見て!」と子どもたちの表情が増えていっていることが嬉しいです。

 今日もたくさんのお褒めの言葉をいただきました。

○「いつ見ても下駄箱の靴は、きれいに揃ってますね。」⇐誰もがおっしゃる、今や「あたり前田のクラッカー」的「竜西プライド」

○「みんな、本当に落ち着いて集中して学習に取り組んでいますね。それに姿勢のいい子が多いです。特に2年生の姿勢がよかったです。」

○「先生たちの板書の字がきれいですね。とても見やすく分かりやすいです。」

○「机の上に無駄なものがなくて、すっきりしています。これも集中できるりゆうですね。」

○「教室やホールがよく整頓されていて、気持ちがいいです。これも子どもたちが落ち着いている証拠ですね。」

○「学級目標なども、みんなで決めて、しっかりと共有できているのがいいですね。」

○「グループで、活発に話し合っている姿に感心しました。自分たちのやりたいことを主体的に学んでいます。」

○「脳トレで一日のスタートが気持ちよく切れていて、学習のけじめやメリハリが習慣づいています。」

○「朝の脳トレの成果がよく見えます。漢字の習得率がとても高いですね。しっかり基礎学力が定着しています。」

○「3年間の算数の授業研究の成果が、全国学学調査結果に確かに表れています。」

 皆さん、「竜西っこ」のいいところをたくさん見つけてくださいました。今日、誉めていただいたことを子どもたちにも、先生たちにもしっかり伝えたいと思います。

 

最後に「頂点(ゴール)」を示してほしい ~6年生 卒業に向けて~

 6年生の「卒業」に向けての様々な取組が始まっています。6年生は卒業に向けて取り組むべきことを、自分たちで分担しながら主体的に進めています。「6年生を送る会担当」、「ひびきあい活動(コサージュ作り)担当」、「校舎への感謝を示す『卒業そうじ』担当」、「転出された元担任の先生への感謝を伝える担当」「西小の先生たちへの感謝を伝える担当」の5つの担当に分けて進めているようです。

 この日は「6年生送る会担当」のチームが、発表の計画について提案していました。発表のシナリオや、発表に使う動画(スライドショー)などを、タブレットPCを使って説明していました。担任の先生の指示で取り組むのではなく、6年間の学びを、そして6年間で築き上げてきた「仲間との絆」を最大限生かしながら、すべて自分たちで計画、進行していきます。そんな6年生の姿に「6年間の確かな成長」を実感していました。「自信を持って、熨斗をつけて中学校に送り出せる、自慢の子どもたちだな…」と改めて思いました。

 卒業式の歌の練習も始まっています。真剣な表情で、気持ちを込めて歌う6年生の姿に、卒業式にかける「熱い思い」を感じ取ることができました。

 今まで、全校のリーダーとして、下学年に範を示しながら学校文化(校風)を創り上げてきてくれた6年生。私(校長)がめざしてきた「竜西プライド」をいくつも実現してきてくれた6年生。

 卒業式には、後に続く下学年の子どもたちに、6年生(小学生)がめざすべき「ゴールの姿」、「頂点の姿」をしっかりと見せてあげてほしいと強く思います。「あんな6年生になりたい!自分たちの目標はこの姿だ!」と憧れの気持ちをもって、見送られる6年生であってほしいと願います。

 卒業式まであと5週間。カウントダウンの数字が、一日一日減っていくにつれて、淋しい気持ちが少しずつ増していきます。

2,000人に1人の超でっかい賞受賞! ~第46回滋賀県青少年書展~

 今日も校長室で「でっかい賞」を受賞した竜西っこを表彰することができました。

 今回の賞は「第46回滋賀県青少年書展」という書写のコンクールです。おそらく県内では最も出品作品数が多い展覧会だと思われます。出品数は小中学校合わせて、なんと102,608点。

 そこから、まず「特選(特別賞)」が56点のみ選ばれます。「特選」に選ばれる確率は、なんと0,05%!2,000人に1人の確率という超狭き門です。

 ところが今回、その「特別賞」=「滋賀県書道協会賞」を受賞した竜西っこがいます!

6年生の圖司結月さんです。実は、もうすでに正式な表彰式は終わっているのですが、あまりに「でっかい賞」なので、改めて学校で表彰することにしました。めったなことではもらえない本当にすごい賞です!

 そして、輝く竜西っこは他にもたくさんです。この展覧会で見事「金賞」を勝ち取ったの人が6名もいます。「金賞」の受賞確率は約2%、50人に1人しかもらえません。そんな金賞を受賞したのは、

 1年生 北川結菜さん、3年生 本庄絢太さん、橋口芽生さん、5年生 小倉野々花さん、宮本英治さん、そして6年生 紀伊里咲さんの6名です。

 7名の受賞に大きな拍手です!本当におめでとうございました。

2年生も“熱く”燃えてます! ~全校大縄大会に向けて~

 体育の時間や休み時間になると、いろんなところで大縄の練習をしている学級を見かけます。今日は、2年生の練習を見させてもらっていました。「ハイスピード縄跳び大会」の時にもお伝えしましたが、2年生は縄跳びが得意な子が本当にたくさんいます。大縄の8の字跳びでも、多くの子が「間」をあけずに次々と縄に入って跳んでいきます。「縄の回し手が先生で、跳びやすい態勢を作ってくれる」ということを差し引いても、とにかく2年生の縄跳び・大縄の力はかなりすごいです!

 もちろん、苦手な子もいます。苦手な子がうまく跳べるように、周りのみんながサポートします。写真をよく見てください。「前の子の背中にそっと置いたやさしい手」が分かるでしょうか。背中を軽く押してあげることで、縄に入るタイミングを教えてあげているのです。縄に引っかかった子がいても、「おしい!」「どんまい!」…そんな声も聞こえてきます。

 今まで「自分が…」「自分のために…」ばかりで動いていた子どもたちが、1本の縄を一緒に跳ぶことで、「みんなで…」「みんなのために…」という意識に少しずつ変わっていきます。「みんなが楽しい!」という学校目標の実現のために、この大縄大会はとても大きな意味を持ちます。

 3分間で、のべ何人が跳べるか勝負です。「みんな(学級)」の目標をめざして「みんな」の気持ちを一つにして、「みんな」が喜べたり、満足できたりする大縄大会になるように、私も応援します。

 ちなみに、1年生は学級を二つに分けて、2チームでエントリーします。やっぱり競争相手がいないと気持ちが燃えませんからね。「みんな(学級)」で団結して、「勝つ」ために、「目標達成」のために一生懸命努力して…、たとえ気持ちが折れそうになっても、そんな時こそ、「みんな(学級)」の「絆」で何とか乗り切って…、「勝利(達成)」が手に入ったら、「みんな」でめいっぱい喜んで…、たとえ「敗北(未達成)」に打ちのめされても、人のせいにしないで、ふてくされないで、「みんな」で「負け」を受け入れて、その悔しさを「みんな」で次への「エネルギー」にかえていく…。そんなやさしくてたくましい「竜西っこ」でいてほしいと願います。

全校大縄大会は、2月15日(水)。乞うご期待。

版画作品が続々と完成! ~校内版画展に向けて仕上げに入ってます~

 2月13日(月)からの「校内版画展」に向けて、どの学年も版画の仕上げに入っています。今日は、この前からちょくちょく見に行っている1年生の版画づくりを紹介します。

 1年生が取り組んでいるのは、「スチレン版画」と呼ばれるもので、スチレン板(発泡スチロールより少し硬く、表面が滑らかな板)にへらで絵を描いたり、スタンプ的なものを使って表面を凹ませたり、模様をつけたりして、それを版に写すというものです。

今回は、赤・青・緑・黄色の4色のインクを使って刷り上げました。シンプルに1色で刷ったり、何種類かの色を使ってカラフルに刷ったりしました。

 1年生にとって難しいのは、版と紙がずれないように、端と端を合わせるように、紙をまっすぐに乗せることです。ここは友達と協力し合って、息を合わせて慎重に作業します。

 うまく紙の着地が決まれば、今度は丁寧に紙を版に押し付けて(撫でて)、刷り上げていきます。「どんなふうに刷れているかなあ…。」と、ゆっくり版から紙をはがす時のわくわく感がたまりません。

 インクまみれになりながら、版画作品を仕上げた1年生。とてもきれいで楽しい版画に仕上がりました。

 

竜王西小学校の歴史 ~3年生社会 町の様子とくらしの移り変わり~

 今日の2時間目、3年生の社会科「町の様子とくらしの移り変わり」の学習に、地域学校協働本部の関川先生がゲストティーチャーとして来てくださいました。先日の「七輪体験」でもお世話になったところですから、子どもたちもすっかり「顔なじみ」になり、「関川先生!」って気軽に声をかけさせてもらっています。関川先生は「竜王町の自然と歴史」について、本当に詳しく知っておられ、本当なら「子どもたち」より前に、我々「先生たち」が竜王町のことについて、しっかりと学ばないといけないところです。

 さて、今日の学習のメインは、「竜王西小学校の歴史」でした。この際、このブログをご覧の皆さんも一緒に勉強しましょう。

①もともと竜王町には「鏡山村」と「苗村」のふたつの村があり、

②明治10年(今から146年前)には、竜王町に7つの学校がありました。

③明治19年(137年前)に、鏡山村には「鏡小」「鵜川小」「岡屋小」の3校、苗村には「山之上小」「川守小」「林小」の3校、合計6校に統合されます。その後「林小」が統合され、合計5校となります。

④明治42年(114年前)、「鏡小」「鵜川小」「岡屋小」の3校が統合され「鏡山小学校」に、そして「山之上小」「川守小」の2校が統合され「苗村小学校」になり、町内2校体制の時代が昭和まで続きます。

 次に、大きな転機が訪れます。

⑤昭和30年(68年前)、「鏡山小学校」は「鵜川校舎」を本校、「鏡校舎」「岡屋校舎」を分校とする「竜王西小学校」となります。そして「苗村小学校」は、「山之上校舎」を本校、「川守校舎」を分校とする「竜王東小学校」になります。歴史上初めて「竜王西小学校」という学校が登場しますが、これは現在の「竜王西小学校」とは全く別物です。校区も今と違って、「小口」や「岡屋」「山中」も西小校区になっています。ちなみに、1~4年生は「分校」通い、高学年になると「本校」に通ったそうです。 

 続いての転機は、町内1校体制になる時です。

⑥昭和45年(53年前)…竜王西小学校と竜王東小学校が統合され、「竜王小学校」になります。校舎は5校舎ありましたが、翌年、新校舎が建てられ(現在の竜王小学校)、竜王町の子どもたちは「みんな」竜王小学校に通うことになったのです。そしていよいよ、現在の「竜王西小学校」が生まれる方向に歴史は動きます。

 写真の町並みがどこか分かりますか?昭和60年頃の「美松台」の風景です。この時は、まだ家もまばらですが、その後一気に家が建ち並ぶことになります。当然「子どもたち」の数も増え、「竜王小学校」の全校児童数は1,000人を越える事態になり、新たな「小学校」の必要性が出てきました。そしていよいよ…

⑦昭和63年(今から35年前)、現在の「竜王西小学校」が開校する運びとなったわけです。

 開校当時の「竜王西小学校」の写真です。現在はあるのに当時はまだなかったものがたくさんあります。「コスモス保育園」はもちろん、「旧西幼稚園」もまだ建っていません。それから、よく見ると分かるのですが、現在の「2,6年教室棟」も「ウサギ小屋」も実は、最初はなかったのです。前庭の「ケヤキ」の幹がまだ細く弱弱しいこと…今や本当に「太く大きく」育ちました。35年の歴史の積み重ねを感じます。 

 今日は改めて、「竜王町の小学校」「竜王西小学校」の歴史を振り返ることができてよかったです。関川先生、ありがとうございました。