校長ブログ
楽しい冬休みを!そしてよいお年を ~2学期終業~
今日で無事に2学期を終業することができました。相変わらずのコロナ禍ではありましたが、予定していた学校行事や校外学習等がほぼ予定通り実施できたことが何よりだったと思っています。保護者の皆様には、あらゆる面でご理解とご協力を賜り、本当にありがとうございます。改めて深く感謝申しあげます。
さて、終業式の方は今学期も校内放送方式になりました。私(校長)の話と、今学期でお別れ(転校)しなければならないお友達の挨拶をビデオ放送し、その後は各学級で2学期の振り返りをしたり、冬休みの生活について確認したりしました。
私は1年生教室を覗きに行きました。「2学期を振り返って、一番うれしかったことや頑張ったこと」を一人ひとりが発表していました。初めてのりゅうせいピックやりゅうせいフェアで頑張ったことや、校外学習が楽しかったこと、マラソン大会で負けて悔しかったけどタイムが早くなって嬉しかったこと等を発表してくれました。中には、「ななみ先生(教育実習生)と勉強したのが楽しかった。」と言ってくれる子もいて、教育実習生の権並さんが聞いたら泣いて喜ぶだろうな…思ってしまいました。
11時45分、最後の集団下校。外に出る前に2年生のMさんがやってきて、「校長先生、2学期もお世話になりありがとうございました。3学期もよろしくお願いします。」ときちんとした言葉であいさつしてくれたのには驚きました。きっとおうちで、「こういうふうにちゃんと挨拶するんやで。」と教えられてきたんだろうなと思いながらとても嬉しい気分になりました。外に出ると今度は同じく2年生のZさんが、「校長先生、これ…」と恥ずかしそうに手紙をもってきてくれました。「いつも寒いのに、ずっとみんなの班が来るまで待っていてくれてありがとうございます。…もうすぐ冬休みだから、校長先生と会えないからさみしいです。…」…なんという校長泣かせのフレーズ…。本当に子どもたちに元気をもらっている毎日です。
今日はたくさんの子どもたちが、「さようなら」に「よいお年を」のひと言を添えて帰っていきました。例年よりちょっとだけ長い冬休み、楽しく元気にすごしてほしいです。皆さん、よいお年を。
最後に、今日の終業式の私(校長)の話を載せて、今年の「校長ブログ」を閉じたいと思います。今年一年本当にありがとうございました。
<終業式 校長の話>
全校の皆さん、おはようございます。
一年の中で一番長い2学期が終わろうとしています。この2学期、皆さんにとってはどんな学期になりましたか。強く心に残ったことはありましたか。自分の成長を感じることはたくさんありましたか。
校長先生は、この2学期、まだまだコロナの状況が厳しい中、すべての学校行事や学年の行事がほぼ予定通りに実施できたことが何よりも一番良かったと思っています。りゅうせいピックや修学旅行、各学年の校外学習や、マラソン大会、あと4年生の鏡山ウォークラリーも無事にすることができましたね。
さて、この2学期を振り返って、思い出して、自分にとっての一番の思い出を、1枚だけ写真に撮るとしたら、皆さんは、どんな時のどんな場面を「想い出の1枚」に残しますか?
校長先生も考えました。りゅうせいピックやりゅうせいフェアでのみんなが頑張った場面とか、6年生の修学旅行で朝5時47分に太平洋の水平線を登ってくる朝日(日の出)の美しさに感動した場面とか…いっぱいありすぎて、なかなか1枚に決められませんが、校長先生は最終的にこの1枚を選びました。
それは、これです。
みなさんは「えっ?それ?」と思っているかもしれませんが、校長先生にとっては竜西小の自慢の1枚です。ほとんどの靴がこのように、「下駄箱の端」と「靴の後ろ(かかと)」がピタッと揃うように入れられています。本当にきれいな素敵な風景だと思っています。
この2学期もたくさんの「お客さん」が学校にいらっしゃいましたが、ほとんどの人が、「下駄箱の靴がきれいに揃ってますね。子どもたちが落ち着いている証拠ですね。」とおっしゃいます。
どうしてこんなにきれいに揃っているのでしょうか?
それは、一人ひとりが、「心を整える力」を身につけているからだと思います。
「心を整える力」…もう少し分かりやすく言うと、「いったん心をとめて、気持ちを落ち着かせる力」と言ってもいいでしょうか。毎朝、一旦気持ちを落ち着けて、下駄箱の端に靴の後ろを揃える…ちょっとしたことかもしれませんが、これが毎日、どんな時も、きちんとできることが意外とすごいことで、そして大切なことだと思っています。
「朝の脳トレが始まった…よし、集中しなきゃ…」とか、「チャイムが鳴った…もう少し遊びたいけど、やっぱり早くそうじにいかなきゃ…」とか、「めっちゃ腹立つし、たたきたいけど、あかん、それはやったらあかん…」とか、心が整えられる人は、きちんと「切り替える」ことができたり、「自分の感情をコントロールする」ことができたりします。
「靴がいつもきちんと揃えられる」ということは、「心を整える」ための第一歩だと考えています。
残念ながら、今はまだすべての学年学級の靴が写真のようにきれいに揃っているわけではありません。
まずはここからです。全校のみんな靴が毎日きれいに揃う時、それは大きな「竜西プライド」の一つとなり、この学校が目標としている「そうじがきちんとできるかっこいい学校」「みんなが楽しい竜王西小学校」に一歩ずつ近づける気がしています。
今年一年を締めくくるために、この2学期をしっかり振り返って、一生の思い出になるような楽しかった場面や、自分が成長できた、精いっぱい頑張れたと思える場面を思い起こしてください。自分の「2学期一番の写真」…みんなはどんな写真を選びますか?どんな場面を選びますか?この後学級で話し合ってみてくださいね。
これで校長先生の話を終わります。最後までしっかり聞いてくれて、ありがとうございました。