校長ブログ
第一週を終えて
10日に入学式を終え、全校247名で令和5年度の竜王西小学校がスタートして、あっという間に1週間がたちました。どの子も一つ学年が上がり、新たな目標をもってがんばったことと思います。週末を迎えた今朝のあいさつは若干疲れが出ているのかいつもよりも声が小さかった気がしました。ですが、グランドから聞こえてくる体育の様子を見ていると、50m走で友だちを一生懸命応援するとてもいい声が聞こえてきて、安心したのと同時にとても心が温かくなりました。本当に子どもたちから力をもらっています。来週も子どもたちと会えるのを楽しみにしています。
4月10日 入学式
脳トレ開始・旗指導
今日は竜王西小学校の自慢の取組の一つである「脳トレ」を5年生の教室で見せてもらいました。話には聞いていましたが、実際に目にするとこれまでの積み上げのすごさが伝わってきました。音読では北原白秋の「五十音」を腰に手をあてていい姿勢を維持し、速いリズムにもびくともせず、とってもいい声が教室に響き渡りました。100マス計算では5分間で400問以上計算する子が何人もいました。漢字の書き取りでは、声を出し懸命に練習する姿が見られました。見る「目」、読む「口」、声を聞く「耳」、書く「手」、そしてよい姿勢を保つ「体」、すべてが脳を活性化させ一日のスタートがきれるのだなあと、感動しました。これも今まで何年間もかかっての積み上げの成果だと感じました。集中力・切り替え・継続する力、私にもつけたい力ばかりだと感じました。今年度もこの取組を続け、更なる子どもたちの成長を期待しています。みなさまからの温かい励ましの声や応援メッセージをお待ちしています。
昼休みには、新しい通学班の班長・副班長に体育館に集まってもらい、教頭先生・伊藤先生より旗指導をしていただきました。コーンとコーンの間を横断歩道に見立てて、班長・副班長の役割を確認し、安全に渡れるように練習しました。スクールガードのみなさまや、地域のみなさまのお力に頼るだけでなく、学校はもちろんのこと、子どもたち自身も班のメンバー全員を安全に連れてくるという意識をもって、新入生の入った新しい班の通学を責任もってがんばっていってもらいたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
朝のできごとより、スクールガードさんとの顔合わせ
本日より、朝校門で子どもたちを迎えることを始めました。元気よくあいさつしてくれる子、はずかしそうに「おはようございます。」と言ってくれる子など様々でしたが、どの子の顔も新しい学年のスタートで、目をきらきら輝かせていました。そんな子どもたちの中に、私と一緒にあいさつをしてくれる子がいて、とっても嬉しい気持ちになりました。その人数もだんだん増えていき、最後は4人の子どもと「おはよう隊」ができていました。また、今日は駐在所のおまわりさんも子どもたちの登校の見守りに来てくださいました。子どもたちは無線機や警棒、手錠など警察官の装備に興味津々で、おまわりさんは質問攻めにあっておられました。私はそんな様子を微笑ましく眺めておりました。いろいろなことに興味をもって、積極的に聞きに行ける姿が頼もしかったです。さらに、一人の男の子が来る途中に見つけた4つ葉のクローバーを「はい、あげる」と言って私にくれました。幸せいっぱい、胸いっぱい。本当に最高の朝を迎えることができました。
帰りには今年度も子どもたちの安全を守っていただくスクールガードさんとの顔合わせがありました。今年もたくさんのスクールガードのみなさんにお世話になります。地域の力と温かさを感じます。本当にありがとうございます。子どもたちには、「みんなのために活動してくださっていることに感謝の気持ちを持つこと」「心を込めて自分からあいさつをすること」の2つに加えて、自分自身も気をつけて「自分の命は自分で守る」という気持ちを持ってほしいと話しました。
まずは、元気に怪我無く安全に通学できるように学校も取り組んでまいりますので、ご協力よろしくお願いいたします。
始業式・入学式
今年度より竜王西小学校の校長としてやってまいりました、早川学です。長い文章を書くことは苦手ですが、子どもたちの様子や学校の取組をできる限りお知らせして生きたと思います。どうぞよろしくお願いします。
まず、下駄箱の靴がきれいに並んでいることと、元気な校歌に感動しました。初めての出会いでとてもいい気持になりました。今後も続けていきたいと思います。
始業式では「あいさつ」「あんぜん」「あとしまつ」の3つの「あ」の大切さの話をしました。そして、もう1つ「あ」を付け加えました。それは「ありがとう」です。子どもたちに次の詩を紹介しました。
「ありがとう ありがとう 言えばとってもいい気持ち
言われりゃ もっといい気持」
「ありがとう」の飛び交う学校にしていきたいと思います。
入学式では35人の元気な1年生を迎えることができました。今年は全校で迎えることができてとても嬉しく思いました。
緊張した面持ちで入場してきた様子、顔をこっちに向けて一生懸命話を聞く様子、終わった後に広い体育館を走り回る様子、などなどどれも学校生活を楽しみにしていてくれていることが伝わってきました。また、2年生から6年生たちも一つお兄さんお姉さんになって、立派な態度で新入生を温かく迎えることができました。大変頼もしく思いました。
1年生には「きらきらうきうきどんどん」の話をしました。
「きらきら」
勉強って楽しいな、おもしろいなって、みんなが目をきらきらさせること
「うきうき」
友だちっていいな、みんなでするって楽しいなって心をうきうきさせて活動すること
「どんどん」
どんなことでも進んで挑戦し、最後まであきらめずに頑張れること
この「きらうきどん」で全校で力を合わせて楽しい竜王西小学校にしていきたいと思います。保護者のみなさま、地域のみなさまご支援ご協力をよろしくお願いいたします。
写真の掲載につきましては、確認が取れました後、随時掲載していきたいと思います。
1年間ありがとうございました。~令和4年度 修了式~
3年間できなかった、全校揃っての体育館での修了式…ようやく実現できました。1~3年生は、体育館に全校集まること自体が初めてですが、そこは「竜西プライド」、誰も何も言わなくても、整然と並べて、三角座りも実にきれいです。そういえば、私はこの学校で、大勢が集まる時、先生たちが「は~い!静かにして!」などと言っているのを聞いたことがありません。「大勢が集まる時は、静かにする…。」子どもたちの中では極々当たり前のことになっています。大人以上にちゃんとしている気がします。
一年間の学習を終えたことを証明する「修了証」を、各学年一人ずつ代表で受け取りました。ほとんどの学年が、名簿順で代表を決めていたのですが、2年生については「半年間、毎朝自主的にあいさつ運動をしてくれた山本旺空さんはどうですか。」と提案させてもらって、2年生みんな納得の上で旺空さんが代表になりました。
そして1年生は、残念ながら今日でこの学校を転出する藤原一輝さんに代表を務めてもらいました。
3年生以上は、先日の「卒業証書授与」が目に焼き付いているので、あの時の6年生のようにしっかりとした態度で修了証を受け取りました。それを見ながら、2年生の山本旺空さんと1年生の藤原一輝さんも、上手に修了証をもらうことができました。
修了証を授与した後、私(校長)の話を聞いてもらいました。
皆さんはWBC(ワールドベースボールクラッシック)という野球の世界大会を見ましたか。日本、侍ジャパンは本当にすごかったですね。見事に14年ぶりに「世界一」に輝きました。
準決勝でメキシコに3-0で負けていた時は、もうここで負けるかな…と思いましたが、最後の最後に、大逆転して勝ちましたね。
決勝では、大リーグのスター選手をいっぱい集めたアメリカが相手なのに、全力でぶつかり、3-2で競り勝ちました。本当にすごかったですね。本当に誇らしいですね。「りゅうせいプライド」ならぬ、まさに「侍プライド」、「ジャパンプライド」ですね。
ところで、どうして日本はどうして世界一になれたと思いますか。大谷翔平選手が活躍したから…?でしょうか。それだけではないですよね。校長先生は、日本が優勝できた秘密、理由は3つあると考えました。日本チームは世界一の「3つの心」を持っていたと思います。
1つ目は「挑戦する心」です。
普通、大リーグのスター選手が揃っているアメリカのチームに勝てるなんて思えませんね。
皆さんが、中学生相手にドッジボールの試合をするようなものでしょうか…。
でも日本チームは、「全力でぶつかれば、勝てないことはない。きっと戦える。きっと勝てる。」と信じて「挑戦する心」を強く持っていたからだと思います。
皆さんはどうですか、最初は「どうせ無理だな…。」と思っていたのに、「みんなで、全力でやれば、できるかもしれない。挑戦してみよう!」と思って、頑張って、すごい結果が出せたことはありませんか。一年間を振り返ってみてください。
2つ目は、「絶対、あきらめない心」です。
日本チームは、本当にあきらめませんでしたね。最後までねばってねばって、絶対あきらめない強い気持ちがあったからこそ、最後の最後、逆転勝利できたのではないでしょうか。
チームの中心、4番バッターである村上選手は、予選からずっと調子が悪くて、あれだけ「村神様」ともてはやされたのに、WBCで全然打てないと、「村神様」でなく、ただの「村人」だと悪口を言われて…、それでも村上選手は、自分をあきらめませんでした。一番肝心な準決勝や決勝で、しっかりと力を発揮してくれました。日本の選手たちの、この絶対にあきらめない強い気持ちが、世界一なんだと思います。
みなさんはどうですか。あきらめそうになっても、負けずにがんばり通せたことはありましたか。
最後、3つめは、「仲間を信じる心」です。
WBCの大会中、何度も円陣をくんで、チームの気持ちを一つにするために、エールをかける場面を見ました。優勝した時には、チームの仲間で肩を組んだり、抱き合ったりして、心の底から喜び合っていましたね。皆さんはそんな気持ちになったことはありますか。
「このチームだから、この仲間だから優勝することができた。この仲間だから、信じ切ることができた。」と誰もが言っていました。どんな時も仲間を信じて、自分にできることを精一杯頑張るしかないと思えることがとても大きな力になるんですね。
皆さんの学級はどうですか。皆さんの仲間はどうですか。信じあえる、そして支え合える、心から安心できる…そんな学級、仲間でしたか。
修了式の後、学級に帰ったら、もう一度一年間を振り返って、自分には、自分の学級には、
「挑戦する心」「あきらめない心」そして「仲間を信じる心」があったかな…。その心はどんな場面で力を発揮できて、その時どんな気持ちになったかな…話し合ってみてください。
侍ジャパン、日本チームは、この3つの「心」を強くもっていたからこそ、世界一になれました。そして日本チームの、この3つの「心」が、我々をとても元気づけてくれました。そして日本中を、日本中の人々をとてもうれしい、楽しい、しあわせな気持ちにさせてくれました。まさに、「みんなが楽しい!と思える日本」を創り出してくれました。
みなさんがめざすのは、「みんなが楽しい!と思える竜王西小学校」を創ることです。
4月、ひとつ学年が上がります。新たな気持ちでまた、精いっぱい頑張りましょう!
明日から春休みに入ります。どうか安全に、楽しい春休みを過ごしてほしいと願います。
最後に、保護者の皆様、ならびに地域の皆様には、この一年間本校の教育活動に格別のご理解とご支援を賜り、改めて深く感謝いたします。おかげさまで、コロナ禍であっても、充実した学校行事や「ふるさと学習」をはじめとする豊かな体験学習等を行うことができました。
来年度も、「体験と関わり」を大切に、「みんなが楽しい!竜王西小学校」をめざして、全教職員が情熱をもって、子どもたちを導き、支えていきたいと思います。1年間、本当にありがとうございました。そして来年度もどうぞよろしくお願いいたします。