2023年3月の記事一覧
1年間ありがとうございました。~令和4年度 修了式~
3年間できなかった、全校揃っての体育館での修了式…ようやく実現できました。1~3年生は、体育館に全校集まること自体が初めてですが、そこは「竜西プライド」、誰も何も言わなくても、整然と並べて、三角座りも実にきれいです。そういえば、私はこの学校で、大勢が集まる時、先生たちが「は~い!静かにして!」などと言っているのを聞いたことがありません。「大勢が集まる時は、静かにする…。」子どもたちの中では極々当たり前のことになっています。大人以上にちゃんとしている気がします。
一年間の学習を終えたことを証明する「修了証」を、各学年一人ずつ代表で受け取りました。ほとんどの学年が、名簿順で代表を決めていたのですが、2年生については「半年間、毎朝自主的にあいさつ運動をしてくれた山本旺空さんはどうですか。」と提案させてもらって、2年生みんな納得の上で旺空さんが代表になりました。
そして1年生は、残念ながら今日でこの学校を転出する藤原一輝さんに代表を務めてもらいました。
3年生以上は、先日の「卒業証書授与」が目に焼き付いているので、あの時の6年生のようにしっかりとした態度で修了証を受け取りました。それを見ながら、2年生の山本旺空さんと1年生の藤原一輝さんも、上手に修了証をもらうことができました。
修了証を授与した後、私(校長)の話を聞いてもらいました。
皆さんはWBC(ワールドベースボールクラッシック)という野球の世界大会を見ましたか。日本、侍ジャパンは本当にすごかったですね。見事に14年ぶりに「世界一」に輝きました。
準決勝でメキシコに3-0で負けていた時は、もうここで負けるかな…と思いましたが、最後の最後に、大逆転して勝ちましたね。
決勝では、大リーグのスター選手をいっぱい集めたアメリカが相手なのに、全力でぶつかり、3-2で競り勝ちました。本当にすごかったですね。本当に誇らしいですね。「りゅうせいプライド」ならぬ、まさに「侍プライド」、「ジャパンプライド」ですね。
ところで、どうして日本はどうして世界一になれたと思いますか。大谷翔平選手が活躍したから…?でしょうか。それだけではないですよね。校長先生は、日本が優勝できた秘密、理由は3つあると考えました。日本チームは世界一の「3つの心」を持っていたと思います。
1つ目は「挑戦する心」です。
普通、大リーグのスター選手が揃っているアメリカのチームに勝てるなんて思えませんね。
皆さんが、中学生相手にドッジボールの試合をするようなものでしょうか…。
でも日本チームは、「全力でぶつかれば、勝てないことはない。きっと戦える。きっと勝てる。」と信じて「挑戦する心」を強く持っていたからだと思います。
皆さんはどうですか、最初は「どうせ無理だな…。」と思っていたのに、「みんなで、全力でやれば、できるかもしれない。挑戦してみよう!」と思って、頑張って、すごい結果が出せたことはありませんか。一年間を振り返ってみてください。
2つ目は、「絶対、あきらめない心」です。
日本チームは、本当にあきらめませんでしたね。最後までねばってねばって、絶対あきらめない強い気持ちがあったからこそ、最後の最後、逆転勝利できたのではないでしょうか。
チームの中心、4番バッターである村上選手は、予選からずっと調子が悪くて、あれだけ「村神様」ともてはやされたのに、WBCで全然打てないと、「村神様」でなく、ただの「村人」だと悪口を言われて…、それでも村上選手は、自分をあきらめませんでした。一番肝心な準決勝や決勝で、しっかりと力を発揮してくれました。日本の選手たちの、この絶対にあきらめない強い気持ちが、世界一なんだと思います。
みなさんはどうですか。あきらめそうになっても、負けずにがんばり通せたことはありましたか。
最後、3つめは、「仲間を信じる心」です。
WBCの大会中、何度も円陣をくんで、チームの気持ちを一つにするために、エールをかける場面を見ました。優勝した時には、チームの仲間で肩を組んだり、抱き合ったりして、心の底から喜び合っていましたね。皆さんはそんな気持ちになったことはありますか。
「このチームだから、この仲間だから優勝することができた。この仲間だから、信じ切ることができた。」と誰もが言っていました。どんな時も仲間を信じて、自分にできることを精一杯頑張るしかないと思えることがとても大きな力になるんですね。
皆さんの学級はどうですか。皆さんの仲間はどうですか。信じあえる、そして支え合える、心から安心できる…そんな学級、仲間でしたか。
修了式の後、学級に帰ったら、もう一度一年間を振り返って、自分には、自分の学級には、
「挑戦する心」「あきらめない心」そして「仲間を信じる心」があったかな…。その心はどんな場面で力を発揮できて、その時どんな気持ちになったかな…話し合ってみてください。
侍ジャパン、日本チームは、この3つの「心」を強くもっていたからこそ、世界一になれました。そして日本チームの、この3つの「心」が、我々をとても元気づけてくれました。そして日本中を、日本中の人々をとてもうれしい、楽しい、しあわせな気持ちにさせてくれました。まさに、「みんなが楽しい!と思える日本」を創り出してくれました。
みなさんがめざすのは、「みんなが楽しい!と思える竜王西小学校」を創ることです。
4月、ひとつ学年が上がります。新たな気持ちでまた、精いっぱい頑張りましょう!
明日から春休みに入ります。どうか安全に、楽しい春休みを過ごしてほしいと願います。
最後に、保護者の皆様、ならびに地域の皆様には、この一年間本校の教育活動に格別のご理解とご支援を賜り、改めて深く感謝いたします。おかげさまで、コロナ禍であっても、充実した学校行事や「ふるさと学習」をはじめとする豊かな体験学習等を行うことができました。
来年度も、「体験と関わり」を大切に、「みんなが楽しい!竜王西小学校」をめざして、全教職員が情熱をもって、子どもたちを導き、支えていきたいと思います。1年間、本当にありがとうございました。そして来年度もどうぞよろしくお願いいたします。
学年末 それぞれの場面 ~修了式の前日~
いよいよ明日は修了式。子どもたちは、その学年1年間の学習をすべて修めたという証として、赤くて四角い「校長印」が押してある「修了証」を受け取ります。今まで3年間はコロナ対策のため、すべて「ビデオ放送」による修了式(終業式)でしたが、明日は3年ぶりに体育館に全校が集まって行います。卒業した6年生こそいませんが、1~5年生全員が体育館に集まるなんて、1~3年生は初めて体験することになります。めいっぱい「値打ちのある」修了式にしたいと思います。
3年生は、1年間お世話になった自分の机と椅子を徹底的にそうじしていました。尖がったものを使って、すき間に入り込んだ埃(ほこり)も残さずきれいに…。机椅子をひっくり返して一生懸命、丁寧に掃除している子どもたちの姿がとても素敵で、大きな成長を感じる場面でした。
2年生教室では、子どもたちが内緒で用意した「担任の先生への感謝の気持ちを綴ったメッセージカード」を先生にプレゼントしていました。子どもたちのサプライズに、担任の先生も涙ポロリ…となるほど感動していました。
他の学年でも、1か月以上かけて、担任の先生に内緒で、先生への感謝サプライズを計画し、実行した学級もありました。ただの「ノリ」ではなく、代表の子たちが、校長室に「サプライズ計画書」と「校長先生へのお願い」の手紙をもってきて、きちんと説明と依頼をしてくれました。こういうふうに「段取り」をきちんと踏んで、物事が進められる子どもたち…本当に素晴らしいです!担任の先生に内緒で、子どもたちといろんな準備を進めていくのがとても楽しかったです。代表として何回も校長室に相談にきてくれたTYさんとMTさん…本当にご苦労様でした。二人の頑張りがとてもとても嬉しかったです。
5年生では、「春休みのくらし」について、一つずつ丁寧に確認していました。2週間ほどの休みですが、まずは「安全」に過ごしてほしいこと、そして「生活リズムを崩さない」ように気をつけてほしいこと…この2つが一番の願いです。休み前でも「浮つく」ことなく、落ち着いて学んでいる姿勢がとてもよかったです。
1年生や4年生は、最後の「なかまタイム」を楽しんでいました。
1年生は、みんな元気で、みんな仲良し。毎朝、一番元気に挨拶してくれるのも1年生。この1年間、1年生の元気でかわいい笑顔に、本当に元気をもらい、癒されました。
いつも仲間に対しての「あたたかさ」を感じさせてくれる4年生。この仲間(メンバー)と楽しめる時間もあと少し…大事に大事に過ごしました。
学年末のそれぞれの場面…子どもたちの1年間の成長を振り返りながら、ただ子どもたちを見ているだけで、なんか胸が熱くなりました…。明日で1年が終わります…。
本日、竜王西小学校における「桜 開花宣言」発令です!~1年生 桜開花調査隊~
今日の朝は本当にひどい(深い)霧で、校門で子どもたちを待っていると、白い霧の中から、ぼわ~っと子どもたちが突然浮かび出てくるような、なんとも不思議な光景が見られました。
「真っ白な景色の中から、突然みんなが出てくるからびっくりしたわ。」と子どもたちに言うと、
「いやいや、今日は校長先生がいーひんと思ったら、突然見えたから、こっちこそびっくりしたわ。」と返してくれました。お互い「突然現れる!」…考えてみれば、その通り。当たり前ですね。
さて、そんな霧が深い朝の日は、めっちゃお天気がよくて、暖かくなるもので、「今日あたり、桜が開花するかな…。」とちょっとわくわくしていました。
朝のごみ拾いの時に、校庭の桜や通学路(山田川沿い)の桜を、くまなく見て回りましたが、まだ花弁は開いていませんでした。
昨年の夏に毛虫が大量発生し、葉っぱを食い尽くされ、開花抑制ホルモンが分泌されず、秋に「狂い咲き」をした山田川沿いの桜が、今春ちゃんと咲くのか心配でもあったので、よく見て回ったのですが、校庭の桜に比べて、明らかにつぼみが小さかったり、つぼみの数が少なかったりしました。全く咲かないということはなさそうですが、満開の時の「桜の花のボリューム」がどうなるのか…やはり心配です。
予想通りお天気が良くなり、気温もかなり高くなり、昼休みには半そでになった子どもたちが元気に外で遊んでいます。「この暖かさなら、桜の花は開花したかも…」と玄関に出ると、元気な1年生が何人かいたので、「よし、桜が咲いたか見に行くぞ!」と声をかけて、観察に出かけました。(老眼かつ、大近眼の私より、1年生の「目」のが確かですから…)
校庭の桜を、順番に見ていくと、「あった~!」と子どもたちが次々と見つけてくれます。
明らかに10輪以上開花していたので、本日を「桜 開花日」とし、ここに「開花前言」をさせていただきます。
ちなみに昨年の「開花宣言」は3月29日だったので、今年は1週間も早く桜が咲いたことになります。
これから、どんどん花が開き、満開の桜で校庭が彩られるのはとても楽しみですが、少し早すぎて、入学式までもたない可能性が高く、それを考えると「もっと遅く、ゆっくりでいいのに…」と正直思ってしまいます。
しかし、本校の桜の美しさは「絶景」ですから、桜が満開になったら、早々と「竜王西小学校 入学式」の立て看板を外に出して、「記念撮影場所」を設置し、新入生とご家族が「記念撮影(前撮り)」できるようにしようと思っています。
学期末恒例!読書チャンピオン&花丸ノート名人発表!
さぁて、この学期末(学年末)も、恒例の読書チャンピオンと花丸ノート名人さんの表彰式を行いました。
まずは、1~3年生の読書チャンピオンから紹介です!
1年1組 北川結菜さん
2年1組 吉川友里巴さん
2年2組 田中玲花さん
3年1組 伴 奈乃羽さん
3年2組 佐橋 里輝斗さん
続いて、花丸ノート名人さん
1年1組 井口 杏さん
2年1組 越智桐珠さん(残念ながら今日はお休み)
2年2組 米田奈央さん
3年1組 西岡茉琴さん
3年2組 北川祐太さん
先日お休みで表彰できなかった、京都新聞主催の「お話を絵にするコンクール」で見事「佳作」に選ばれた3年生小倉芽衣さんと「滋賀県子どもの版画コンクール」で「佳作」に入賞した2年生林 愛琉さんも、一緒に表彰しました。
続きまして、4~6年生の部です。
読書チャンピオンは次のとおりです。
4年1組 松﨑有紗さん
4年2組 川崎優菜さん
5年1組 村惠結人さん
5年2組 市來乙葉さん
6年1組 北村紗彩さん
6年2組 橋口悠芽さん
花丸ノート名人は、
4年1組 松﨑有紗さん
4年2組 中村 碧さん
5年1組 伊藤優里さん
6年1組 古株すぴ夏さん
6年2組 岡村匠真さん でした。
4年1組 松﨑有紗さんは読書チャンピオン&花丸ノート名人のW受賞でした。お見事!みんな、いい顔してます! 受賞おめでとう!
48名が竜王西小学校を巣立ちました ~令和4年度卒業証書授与式~
少し肌寒い日になりましたが、本日無事に48名の卒業生が本校を巣立ちました。
今日の晴れの日を迎えるために、卒業生自身はもちろん、在校生の子どもたちや保護者の皆様、また地域の皆様、たくさんの人たちが卒業を祝福し、できる限りいい卒業式になるよう、それぞれに力を尽くしてくださいました。
保護者の皆様は、今日の日が無事に迎えられるよう子どもたちの健康管理に気を配っていてくださったことと思います。地域の方々も、スクールガードさんをはじめ、子どもたちの安全確保に努めていただき、「おはよう」「おかえり」などの声かけをしながら、子どもたちを温かく見守っていただきました。
学校内でも、先生たちだけでなく、例えば用務員さんは、式場を華やかにしてあげたいという思いで、卒業式に間に合うように、パンジーの花を大切に育ててくださいました。おかげでたくさんの色とりどりのパンジーのプランターで式場を飾ることができました。卒業式に合わせて、玄関や会議室にお花を生けてくださった地域の方もおられます。たくさんの人たちの愛情や気持ちに支えられて、48名の6年生は立派な卒業式を整えてもらって、今日無事に卒業することができました。
卒業式は、正式には「卒業証書授与式」ですから、一番大切なのは「卒業証書」を受け取ることだと私(校長)は思っています。だから、本校では多少時間がかかっても、代表授与等ではなく、一人ひとりの「名前」を呼んで、一人ひとりにきちんと「卒業証書」を手渡すことにこだわっています。
担任の先生に呼名をされて、「はい。」と返事し、赤じゅうたんの花道を、胸を張って堂々と歩き、しっかりと私(校長)と目を合わせて、「6年間の学びと成長の証」を受け取る…。呼名から証書を受け取る、ほんの数秒の間に、「大きく成長した自分」を示すことが、卒業式で一番大切な場面だと思っています。
そういう意味において、今年度の卒業生は本当に「立派な姿」を見せてくれました。一人残らず全員が、「はい。」の返事に6年間の自分の成長のすべてを込め、堂々とした姿で卒業証書を受け取りました。私はそれがとてもとても嬉しかったです。
式辞を聴く姿も、思い出や感謝の気持ちを綴る呼びかけも、そしてこの仲間で歌う最後の歌「大切なもの」「旅立ちの朝に」の歌声も…それらすべてがこの竜王西小学校の最高学年の「頂点」の姿でした。在校生はその姿をしっかりと心に焼き付けてくれたと思います。
1時間20分の式の間、在校生の姿勢も崩れません。3年生の声はどこまでも明るく温かく…、4年生の呼びかけはどこまでもパワフルで熱い思いがこもっていて…、そして5年生の見送り演奏はどこまでも一生懸命で、思いの詰まった丁寧さを感じます…。それぞれの学年の「よさ」が重なり合って、すばらしい卒業式になりました。竜西小らしく、ビシッと引き締まっていて、そしてここ一番の「全力パワフルパワー」…このメリハリのきいた校風が本校の誇りです。全校で歌う「ビリーブ」の歌声の響きは、子どもたちの心が一つになった瞬間でもありました。
48名のこれからの未来に、幸多きことを願うばかりです。
最後になりましたが、卒業式にご臨席賜りました西田町長様、澤井副議長様、今井教育長職務代理者様、小磯学校教育課参事様、櫻井学校運営協議会長様、西村PTA会長様に改めて感謝申しあげます。本当にありがとうございました。
以下、私の式辞を改めて載せて今日のブログを閉じたいと思います。
式 辞
桜のつぼみも大きく膨らみ、風のにおいや陽だまりの温かさに、春の訪れを間近に感じる今日の佳き日、竜王町長 西田秀治様をはじめ、ご来賓の皆様、並びに保護者の皆様のご臨席を賜り、令和4年度卒業証書授与式を挙行できますこと、教職員を代表いたしまして厚くお礼申しあげます。誠にありがとうございます。
48名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。 今皆さん一人ひとりが手にした卒業証書には、6年間の皆さん自身の頑張りとともに、ご家族の深い愛情、そして地域の方々の温かなまなざしのすべてが込められています。皆さんの大きな成長は、学校生活だけでなく、家族の愛情や地域の方々の支えがあってこその成長です。このことへの感謝の気持ちを、いつまでも大切にしてほしいと思います。
さて、私は、卒業生の皆さんにありがとうと言いたいことがたくさんあります。まだまだコロナ禍で、制限を強いられる学校生活ではありましたが、皆さんはこの竜王西小学校のリーダーとして力を発揮し、胸を張って自慢できる学校文化、「竜西プライド」をたくさん創り上げてくれました。
挨拶がしっかりできる学校、下駄箱の靴がきれいに揃う学校、やるべき時は全集中、遊ぶ時は思い切り楽しめるメリハリのある学校、そんな誇るべき学校文化を創ってくれたのは皆さんです。
全校の心を一つに、全力尽くして熱く燃え上がったりゅうせいピックも、思わず「幸せ!」と叫んでしまうほど、この上ないの楽しさを満喫した修学旅行も、それらは誰かが与えてくれた「楽しさ」なのではなく、すべて皆さん自身の力で創り上げた「楽しさ」なのです。
そして今この瞬間も、背筋を伸ばし、真っ直ぐなまなざしで、私の話を聴いている皆さんの姿は、ここにいる在校生がめざすべき目標の姿であります。まさに竜王西小学校の最高学年としての「頂点」の姿を今、後に続く下級生たちに示していてくれるのです。素晴らしいです。そんな皆さんを、私は心から誇りに思います。皆さん自身が最大の「竜西プライド」だと思っています。今まで本当にありがとう。
卒業する皆さんに、私からのはなむけとして、これからの未来に向けて大切にしてほしい、三つの『い』のつく言葉を贈ります。
まず一つめは、『命』です。今まで何回か助産師の斉藤智孝先生に来ていただき「命の学習」をしてきました。自分が生まれたこと自体が奇跡であることや、自分は生きる力もって生まれてきたということ、そして家族をはじめ、友達や周りの人たちの愛情と優しさに支えられているからこそ、今「生きていられる」ということを何度もかみしめてきました。かけがえのない自分の命に自信と誇り、そして責任を持ち、自分らしく生き抜いてほしいと思います。齊藤先生の言葉を借りるなら、「しぶとく しぶとく」生き抜いていってほしいと願います。
二つめは、『意志』です。大きな夢を持ち、その夢に向かって、強い意志で挑戦し続け、自分の願いを実現させてほしいと思います。今、大リーグで大活躍している大谷翔平選手は、大リーグに移籍する前にこう言ったそうです。「成功するとか失敗するとかぼくには関係ない。それをやってみることが大事だから。」と。「できそう」だから挑戦するのではなく、「やりたい」と思うなら挑戦するのみ…そういう強い意志を持てということだと思います。
最後、三つ目は、『今』です。過ぎ去った失敗にくよくよしていてもどうにもなりません。また、これから先の失敗を恐れて不安がっていても仕方がありません。大切なのは、今、この時です。今、この時を真剣に一生懸命生きること、今できることを精一杯前向きな気持ちで実行していくことが大切です。どうか、一日一日を大切に、自分を磨いていってほしいと思います。
保護者の皆様、お子様のご卒業おめでとうございます。お子様が立派に成長し巣立っていく今日の姿を見られて、喜びもひとしおのことと存じます。学校として至らない点も多々あったと思いますが、今日まで本校の教育活動にご理解とご支援を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
結びになりましたが、ご来賓の皆様方の卒業生に対するご厚情と、本校への温かいご支援に感謝申しあげるとともに、48名の卒業生の前途に、幸多きことを心より祈念し、式辞といたします。
令和5年3月17日
竜王町立竜王西小学校長 武久 雅則
いよいよ明日 卒業式です。
今日は卒業式前日リハーサルをしました。リハーサルと言っても、6年生の呼びかけや歌は、本番まで在校生には伏せたままでいます。式全体の流れを確認しながら、全校で歌う「国歌」「校歌」「ビリーブ」のおさらい練習をしました。
卒業する6年生の姿は日に日に、凛々しさを増し、もうほとんど「非の打ち所がない」という具合で、もはや「美しさ」さえ感じます。
そんな卒業生の立派な姿に、在校生の気持ちも引き締まり、厳かな中にも温かさがあふれる素晴らしい卒業式になりそうです。
午後からは5年生が、会場準備や校舎内の掃除と飾りつけをしてくれました。たくさんの仕事を一手に引き受けながら、最高学年への気持ちを高めていきます。気持ちよく仕事をしてくれる5年生の素直さと一生懸命さをとても嬉しく感じています。
いよいよ明日。卒業生にとっても在校生にとっても心に残る卒業式になりますように…。
チャレンジランキング結果発表&表彰!
昨日のブログでお知らせしていた県教委主催「チャレンジランキング~縄跳び記録会~」の結果を発表いたします。
まずは、学級8の字跳び(3分間で合計何人跳べるか)の結果からです。順位は滋賀県全体での順位です。
1年生 第5位 1年1組青チーム 80回
2年生 第2位 2年2組 185回
第4位 2年1組 155回
3年生 第6位 3年2組 185回
4年生 第6位 4年1組 223回
5年生 第2位 5年1組 261回
6年生 第4位 6年2組 578回
第5位 6年1組 431回
2年2組と5年1組が県準優勝を勝ち取りました!
続いて、個人「ハイスピード縄跳び(1分間で何回跳べるか)」の結果です。
2年生 第1位 若林奏奈さん210回
第2位 米田刻正さん197回
第3位 末神菜月さん180回
3年生 第3位 江南心桜さん180回
第4位 西岡茉琴さん176回
第5位 加賀爪直斗さん173回
4年生 第4位 藤﨑夕綺さん201回
5年生 第1位 米田明加さん245回
第3位 齊内光優さん208回
第5位 田中柚衣さん199回
2年生はなんと1位~3位まで竜西っこが独占!5年生も1,3,5位獲得! 3年生も3~5位入賞!いやはやすごすぎます!
個人「ハイスピード縄跳び」で1~3位に入賞した竜西っこを代表で校長室表彰しました。誇らしげな入賞者の表情がなんとも素敵でした。これからも、子どもたちの可能性に期待し、どんどん積極的に「挑戦」していく竜王西小学校でありたいと思います。
竜王西小学校 公式キャラクター決定! ~運営委員会の取組~
昨日、児童会の運営委員会が、かねてより募集していた「りゅうにしキャラクター」の投票結果および公式キャラクターの発表を校内放送でしてくれました。
応募のあった6つの図案を候補に投票が行われて、得票数の多かった①6年生紀伊里咲さんのデザインと、②5年生市來乙葉さんのデザインの両方をうまく取り入れて、「りゅうにしキャラクター」を決定してくれました。私(校長)からも、「りゅうにしのキャラクターなら、必ず「西小校区の宝物」をデザインに組み込んでくださいと注文をつけました。
決定したデザインについて、込められた思いを運営委員が説明してくれました。
「竜の王様で、しっぽに王冠がついています。」
「校歌にある3つの地域の宝『鏡山』を髪の毛の緑で、『善光寺川』をポシェットのひもの青で、そして『アエンボの花』を髪飾りで表現しています。」
「源義経(牛若丸)の烏帽子と笛をあしらいました。」
「校章入りのポシェットをアクセントに加えました。」
このキャラクター、これからいろんなところで登場、活躍してくれると思います。
ところが、このキャラクター、まだ名前は決まっていないようです。4月になったらまた全校で募集して、いい名前をつけてあげてほしいと思います。
ちなみに、竜王中のオリジナルキャラクターは「輝 竜太郎」という名前です。PTAが着ぐるみも作られました。竜王小は、創立50周年記念に合わせて、教育委員会オリジナルキャラクター「りゅうたろうファミリー」のりゅうたろうの妹に「りゅうかちゃん」と名前をつけて竜小キャラクターにしています。
さて、りゅうにしキャラクターの名前はどうしましょう…私(校長)としては、苗字は「源」がかっこいいなあと思っています。
間違いなく滋賀県1位です! ~大縄にかける2年生の挑戦!~
3学期に入ってから取り組んだ「滋賀県チャレンジランキング」。個人の「ハイスピード縄跳び」と、学級で挑戦する「大縄8の字跳び」に全校で取り組みましたが、その結果が県から届きました。
実は、竜王西小学校は、どの種目でも、結構いい成績を収めています。その詳細については、また後日紹介しますが、実は「大縄8の字跳び」で、2年2組が「185回/3分間」の記録で、見事、県準優勝を勝ち取ったのですが…。優勝したのは彦根の鳥居本小2年生で、その記録は「207回/3分間」。その記録を聞いて、2年生の「悔しさ」に火が付きました。「207回やったら、ぼくらももっと練習したら超えられるんちゃうん?」とみんなで再び練習することに決めました。
2年2組は毎日練習に取り組み、日に日に記録を伸ばしていきました。数日前には、ついに「200回」越えを果たし、昨日までのベスト記録は「214回」。担任の伊藤先生に「校長先生、15日の4校時に最後の記録会をするので、子どもたちの頑張りを見届けに来てください!」と頼まれ、今日しっかりと子どもたちの挑戦を見届けました。
最初に、僭越ながら私の方で音頭を取らせてもらって、「やれば~~、できるっ!!」と気合を入れた後、正式に記録を取りました。得意な子たちはより速く、そして苦手な子たちには仲間がしっかりサポートしながら、「一人残らず全員」が連続で跳んでいきます。
2分半過ぎに「200回」をクリアし、ラストスパートをかけて、最終的に記録は「240回/3分間」という自己ベスト記録達成!鳥居本小の記録を大きく上回りました。子どもたちは、大喜びです。跳び上がって喜び合います。
2年生ながらに「本気」でがんばる姿は本当にかっこよかったです。2年2組は、「県優勝記録」に挑戦することを通して、1年間の学級づくり、仲間づくりのまとめにしました。
「悔しさ」をエネルギーにかえて自分たちの目標を持つこと。挑戦する心を大切に、みんなで粘り強くやり抜くこと。みんなで支え合いながら、一つの目標を追いかけることの大切さと、そこから得られる達成感と満足感。…実に多くのことを学びました。
そしてこの「学び」と実感した「楽しさ」を原動力に、3年生でさらに力をつけていきます。2年2組のみんな、新記録達成おめでとう!
卒業式まであと2日 ~手前味噌ですが、ほんとに素晴らしい子どもたちです~
今日の3校時、3年生から6年生が一堂に会し、卒業式の全体練習を行いました。3年生と4年生は、卒業式に初めて参加することになります。卒業式の雰囲気もよく分かっていないはずですが、目の前に「凛としている6年生の姿」があるので、自然と背筋が伸び、いい意味の緊張感を保っています。5年生の目線の先にも6年生の姿があります。真っ直ぐに6年生の一挙手一投足を見つめます。そしてその姿に、来年度の自分たちの目標の姿を見据えます。
式の流れを確認しながら、今日は歌を中心に練習しました。「国歌」「校歌」そして「ビリーブ」の3曲。「国歌」は厳かに、「校歌」は明るく元気よく、そして「ビリーブ」は、「ありがとう。さようなら。いつまでも忘れない…。」いろんな思いを込めて、心を一つにして歌声を響き合わせます。
手前味噌になり恐縮ですが、本校の子どもたちの歌声は素晴らしいです。心に染み入ってきます。ずっと聴いていたくなります。
6年生の退場は、5年生の合奏「威風堂々」で見送ります。6年生の本気に5年生も負けていません。一発でビシッと演奏を決めてくれました。「これからは私たちが最高学年。学校のリーダーなんです。」という5年生の気概というかプライドを感じました。
式全体を通じて、本校の子どもたちの集中力や姿勢のよさは素晴らしいです。多分どこの学校にも負けません。
最高学年である6年生が範を示し、「かっこいい6年生」でいること。そして、下級生がその姿に「あこがれ」を抱き、6年生に習って頑張っていくことで、学校全体が高まっていく…今の竜王西小学校はそんな学校です。こうして学校文化(校風)「竜西プライド」が受け継がれていきます。
こんな子どもたちが「本気」で創り上げる卒業式…想像している以上に感動的な卒業式になると確信しています。卒業式まであと2日。いよいよ6年生とのお別れが近づいてきました。
「でっかい賞」たくさんとりました! ~読書感想文&図工関係表彰式~
今日は読書感想文コンクールと図工作品のコンクールの表彰を行いました。しかしながら、よくもまあ、次から次へと、こんなに「でっかい賞」を受賞するなんて、ほんとにすごいぞ「竜西っこ」!
では、紹介しましょう。
まずは、ひと際大きな賞状を掲げているのは、青少年読書感想文コンクールで、見事「県優良賞」に輝いたのは、5年生の村惠結人さんです。毎日新聞社から、高級感溢れる「賞メダル」を副賞に授与されました。村惠さんの作品は優秀読書感想文集「がもうの」に掲載されます。
続いては、県教育美術展 平面の部で「入選」を勝ち取ったのは、1年生 辻本 朔さん、3年生 橋口芽生さん、4年生 横田 彪悟さんの3人です。この「県入選」は市町や郡ごとに選ばれるのではなく、県の一斉審査で、大量の作品から選ばれるものなので、実はなかなか取れない賞なのです。本校でも毎年1~2人しか選ばれません。「入選」といえども、なかなかもらえない「すごい賞」です。
続いて、京都新聞主催の「お話を絵にするコンクール」で見事「佳作」に選ばれたのは、1年生 髙田 凛さん、西岡篤希さん、3年生 河村椛々羽さん、小倉芽衣さんの4名です。このコンクールは先日「滋賀県町村会長賞」という特別賞に輝いた1年生 川嶋紗綾さんを紹介しましたが、「佳作」の賞状がようやく届いたので今日表彰することができました。
最後は、3年ぶりに開催された「滋賀県子どもの版画コンクール」表彰です。このコンクールでなんと最上位の「特選」を受賞した竜西っこが2人もいました。1年生 西岡篤希さんと6年生 古株すぴ夏さんです。これは文句なしのすごすぎる賞です!1年生 西岡篤希さんは今回W受賞です。そして、「佳作」に輝いた人も4人います。2年生 圖司美愛結さん、林 愛琉さん、4年生 谷口 愛翔さん、6年生 橋口悠芽さんです。
残念ながら、林 愛琉さんと小倉芽衣さんは欠席でしたが、図工関係だけでこんなにたくさん「でっかい賞」を受賞できて、本当に喜ばしいことです。受賞した13人の皆さん、本当におめでとうございました。
卒業式まであと3日 ~卒業生と在校生の想いがひとつになりますように~
今日も2校時は6年生の卒練でした。仙波先生の指導を受けながら、歌の仕上げに入っています。6年生だけには、最後は思い切り気持ちよく歌わせてあげたくて、体育の授業並みの間隔をあけて、マスクなしで歌えるように会場設定を工夫しました。やはり表情が見えると、歌っている6年生の気持ちまでがしっかりと心に届きます。6年間のまとめにふさわしい心に染み入るような歌声に仕上がってきました。
歌声だけでなく、立ち姿や移動する時の動きもすべて「6年間の成長」を見てもらう見せ場です。そのすべてが卒業式です。
3校時は、在校生練習でした。昨日、なんとなく「中途半端感」が見えた4年生が、今日はやっぱり見せてくれました。最初から「気合い」が違いました。呼びかけの声も、ビリーブの歌声も、「やっぱり4年生は、こうでなくっちゃ!」と思わせてくれる仕上がりでした。
5年生の立ち姿も立派なものです。ドンと構えて、堂々と立って呼びかけをしたり、歌ったりしている姿に早くも頼もしさを感じています。
3年生の明るく元気な声は、卒業式に温かさを創り出してくれます。ただ4,5年生が、姿勢よくびしっと動かないままなので、3年生の「足をぶらぶら」、「周りをキョロキョロ」がどうしても目立ってしまいます。3年生にはなかなか「酷な1時間」かもしれませんが、卒業生のために、なんとか頑張ってほしいところです。
明日はいよいよ、全校練習。卒業生と在校生が対面して練習をします。卒業式ムードが一段と高まります。
卒業式まであと4日 ~卒業生と在校生の想いがひとつになりますように~
いよいよ今週の金曜日に卒業式を迎えます。この時期になってもまだインフルエンザの流行が収まってないのが何よりも心配ですが、どうか48名揃って卒業式が迎えられることを願うばかりです。
朝から、体育館では6年生が卒業式の練習に励んでいます。呼びかけや歌だけでなく、入退場やお礼の仕方まで、一切手を抜かない6年生の「本気の想い」には、いつもいつも感心させられます。おまけに、どれだけ「集中して緊張しなければならない場面」であっても、「楽しむ気持ち」を持ち合わせているところが、本当にすごい子どもたちだなと感じています。
「卒業式は、入場から退場までのすべてが君たちの見せ場です。」と激励の言葉をかけて、6年生の練習を見守っていました。
3,4校時は、5年生が式場設営をやってくれました。重いシートを何枚も敷き、大量のパイプ椅子を並べ、卒業式の会場を作っていきます。「これからは自分たちがリーダーで、何事も率先して動かなければならない。」ということを日に日に実感してきている5年生。これから卒業式、そして入学式等の仕事や役割を経験するたびに、その動きも少しずつ本当のリーダーに近づいていくと思っています。これからの5年生の成長が本当に楽しみです。
午後は、初めての在校生練習をしました。在校生の呼びかけと歌の練習です。はじめに驚かせてくれたのは、5年生の呼びかけの大きな堂々とした声です。6年生を送る会の練習の時から、「中途半端で終わらない!」と強く決心し、日に日に「本気度」を高めてきた5年生。在校生最年長として、範を示す立派な呼びかけです。
次に驚かせてくれたのが、3年生の歌声でした。呼びかけではほとんど出番のない3年生ですが、その分歌にかける思いと、その練習量は半端ないです。歌声が単に「大きい」ということではなく、歌声が「明るい」のが、3年生の素晴らしいところです。ここにきて、ふわふわと浮ついている感じがなく、しっかりと落ち着いて、集中して取り組めるようになってきたなと実感しています。3年生の大きな成長がとても嬉しいです。
反対に、「今日はどうしたの?」と少し不安にさせたのが4年生でした。呼びかけも歌もどこか「中途半端」で、あのパワフルで「爆発力」のある4年生はどこに行ったの?…という感じでした。もちろん個人的には「ピカイチ」の声を出す子もたくさんいますが…全体で声を出す時のバラバラ感というか、思い切りの悪さというか…あまり「らしくないな」って感じでした。おそらく5年生や3年生に比べて、今日までの練習量が少なかったのかもしれません。
しかし、ここでしょげている場合ではありません。早速4年生は、居残り練習に励んでいました。4年生の実力はこんなもんではないことはよく分かっています。明日の練習では、びしっといいところを見せてほしいと願っています。
明日が楽しみです。
今日から同窓会の仲間入りです ~6年生 竜王町立小学校同窓会入会式~
今日の午後3時から、竜王町立小学校同窓会 副会長の若井幸司様(鏡在住)にお越しいただき、「令和4年度竜王町立小学校同窓会入会式」を行いました。
以前、校長ブログでお伝えしましたが、竜王町の小学校の歴史をさかのぼると、昭和45年に当時の竜王東小学校と竜王西小学校が統合し、一町一校の「竜王小学校」が誕生しました。この一町一校の時代が、昭和63年、今の「竜王西小学校」ができるまでの19年間続きました。おそらく「同窓会」については、この頃の名残を強く残していて、それぞれの学校に同窓会があるのではなく、「竜王町立小学校同窓会」という一つの組織として引き継がれているのだと思っています。
今の竜王西小学校が開校して以来、今までの卒業生の人数は2,133名です。35年の歴史において、本校だけでもすでに2,000人を越える卒業生(同窓生)がいるわけです。今年の卒業生の保護者の中にも卒業生(同窓生)がたくさんおられると思います。今日、48名の子どもたちが新たに同窓会に入会することになりました。この6年間、いろんな場面で同窓会の協力や支援をいただいてきました。これからは、協力や支援をする側になり、この竜王西小学校を応援していくことになります。
若井副会長様からは、中学校へ進学する卒業生48名に対して力強い激励の言葉をいただきました。また、卒業記念品として、中学校で使用する和英辞典をいただきました。代表で卒業記念品を受け取った佐橋さんは、「中学校でも力いっぱい頑張ります。」とお礼と決意の言葉を返してくれました。
入会式が終わった後、校長室で若井副会長と話していると…、
「いやあ、校長先生。正直びっくりしています。あの子どもたちの姿勢のよさや真っ直ぐなまなざしに感銘を受けました。あんなに立派に育ってくれた子どもたちと、今日の入会式を行えたことを、私も誇りに思います。」とたいそう誉めてくださいました。
そして、私(校長)の決まりセリフ…「帰りに下駄箱も見ていってください。」
若井副会長曰く、「いやあ、校長先生。6年だけでなく他の学年もきれいに整ってますなあ。これはもう学校文化ですな。ほんまもんですわ。」
若井副会長、激励の言葉だけでなく、たくさんのお褒めの言葉もいただき、本当にありがとうございました。
鏡山と仏様 ~6年生 ぽえむさんによる「ふるさと学習」~
昨日と今日で、今年度のぽえむさんの読み聞かせが最後になりました。6年生では、昨年度、ぽえむさんの全面協力のもと、コミュニティ・スクール竜西小(コミスク)で制作してもらったふるさと学習紙芝居「鏡山と仏様」を見させてもらいました。
「鏡山と仏様」は、「鏡山」でかつて雲冠寺や西光寺、法世寺など複数の寺院が建立された理由を古文書の伝承を基にひも解き、歴史ある「信仰の山」としての側面を伝えたものです。
聖徳太子が鏡山を訪れ、そこで見た不思議な夢の導きで太子自ら千手観音を彫って寺院を建立した話や、後に織田信長によって寺院が焼き討ちにあったの話など、教科書で学んだ人物も登場する「知られざる鏡山の歴史」についての紙芝居に児童らは興味津々でした。
紙芝居の後、6年生の子どもたちは、ぽえむさんの「6年間の読み聞かせ」に込めた愛情に対して、感謝の気持ちを綴ったお礼状(メッセージ集)を渡しました。
他の学年でも、今年度最後の読み聞かせが行われ、子どもたちがお手紙を添えて、お礼の気持ちを伝えました。
ぽえむさん、今年度も一年間、本当にお世話になりました。心よりお礼申しあげます。おかげさまで、子どもたちは、ゆったりとした気持ちで、絵本の世界に浸ることができ、豊かな感性と情操を育むことができています。来年度は、それぞれの教室で、机なんかどけてしまって、子どもたちがもっと近い距離で、ぽえむさんの読み聞かせが聴かせてもらえることを楽しみにしています。
命を守るために「真剣」に訓練! ~避難訓練(不審者対応)~
今日は、教室棟に不審者が侵入した想定で、避難訓練をしました。不審者侵入の知らせがあると、直ちに担任の先生は子どもたちに入口から離れたところで身をひそめるよう指示します。すぐに教室のドアを施錠し、カーテンを閉め、ドアの前には机や椅子でバリケードを作って、教室への侵入を防ぎます。不審者を刺激しないように、子どもたちは音を立てずに、静かに身を寄せています。
状況によって避難の仕方や避難のタイミングは変わりますが、今日は、先生たちが協力して不審者を管理棟の方へ追い詰め、確保するのを待って、運動場へ避難しました。
2学期の避難訓練で、「子どもたちの話し声」が気になる学年があって、「命を守るための訓練です!訓練を真剣にやっておかないと、万が一の時にみんなの命が守れません!」とかなり厳しく指導したことを覚えているのか、今日の訓練の子どもたちはとても「真剣」でした。
「学校にいる時は、必ず先生たちがみんなを守りますから、とにかく先生の指示に従って、素早く行動してください。でも、特に下校中などは、自分たちで自分たちを守らないといけません。一人になることがないよう集団で揃って帰ること、『あやしい、おかしい』と思ったら、すぐに逃げること、知らせることをしっかりと分かっておいてください。」と話しました。
もう一度「いかのおすし」をしっかりと頭に入れて、「自分たちで危険に気づける」子どもたちになってほしいと思います。今日の避難訓練で不審者役等ご協力いただきました町生活安全課の皆さんに感謝いたします。ありがとうございました。
この上ない「仕合わせ」! ~6年生からの素敵なプレゼント~
今日の昼休み、6年生代表の11名が校長室を訪れてくれました。林莉子さんが「今までありがとうございました。これは私たちの感謝の気持ちを綴ったメッセージです。」と6年生全員が書いてくれたメッセージ綴りを手渡してくれました。6年生48名全員が一人ひとり書いてくれたメッセージ…それだけで心が熱くなりました。今まで、「感謝状」や「寄せ書き」をプレゼントしてもらったことはあるのですが、一人ひとりの「手紙」をまとめたものをもらったのは初めてです。今、夜の校長室で、一人ひとりの手紙をじっくり読ませてもらっています。
この6年生の子どもたちと出会って3年。私がめざす「学校づくり」をこの48名に託してきました。「子どもたち一人ひとりの自尊感情を高める。そして自分の学校に誇り(竜西プライド)を持つ。」そんな私の願いを今の6年生が一つひとつ叶えていってくれました。私は、この子たちに今まで何度も「君たちは、私の、この学校の誇りだ!」と言ってきました。いわゆる「打てば響く」愛すべき子どもたちでした。
子どもたちの手紙を読んでいると、私が3年間、毎日こつこつと積み上げてきたことの「値打ち」や「思い」をちゃんと分かっていてくれてとても嬉しかったです。なぜ毎日校門に立つのか…、なぜ毎日ごみを拾うのか…、そんなことをこと細かに説明しなくても、子どもたちにはちゃんと伝わっていると思えることがとても仕合わせです。長い時間をかけて積み「合わせて」きた「仕事」の結果、ようやく得られる幸福を私は「仕合わせ」と書きます。
子どもたちから、たくさんの素敵な言葉をもらいました。一部しか紹介できないのが残念ですが、本当に有難いことだと感じています。
こんな素敵な子どもたちのために、一生思い出に残る素晴らしい卒業式にしてあげたいと思います。3年間、ずっとコロナ禍の中で苦しんできた子どもたち…そんな苦労や我慢を一掃できるような、卒業式にしてあげたいと思います。
子どもたちが描いてくれた、ちょっとしたイラストにも温かな気持ちを感じました。6年生の皆さん、本当にありがとうございました。
やっぱり小学校が基本です! ~滋賀県公立高校入試から~
昨日は、県立高校の一般入試でした。竜中生は、十分力を発揮できたでしょうか。志望校合格を心より祈っております。
さて、毎年恒例(?)になってきた感がありますが、「今回の高校入試、国語の漢字の問題を小学生が解けるか?」の検証です。
今回の問題は「書き問題」が5問、「読み問題」が5問の計10問でした。では順に見ていきます。
1.
①木造ケンチク → 建築(建→小4 築→小5)
②トドく → 届く(届→小6)
③ショクム → 職務(職→小5 務→小5)
④イトナム → 営む(小5)
⑤メイロ → 迷路(迷→小5 路→小3)
2.
①賃貸 → チンタイ(賃→小6 貸→小5)
②賄う → マカナ(う)(賄→中学)
③旺盛 → オウセイ(旺→中学 盛→小6)
④麓 → フモト(麓→中学)
⑤熟れた → ウ(れた)(熟→小6)
結果はご覧の通りです。全15字の漢字のうち、小学校で習う漢字は全部で12字もありました。逆に中学で習う漢字は「賄う」「麓」「旺」のたった3字だけでした。やっぱり小学校で習う漢字を熟語も含めて「きちんと習得できている」ことがどれだけ大事なのかが分かります。
ちなみに本校の6年生の「小学校全漢字習得率」は9割を超えています。「朝の脳トレ」の積み上げの成果であり、これも自慢できる「竜西プライド」です。
やさしく 楽しく 安全に! ~3年ぶりのなかよし下校~
今日の下校は「なかよし下校」でした。「なかよし下校」は4月に入学してくる新1年生が、実際に下校の体験をすることで、集団登下校のイメージを持ち、上級生との関わりの中で、安心感をもって学校生活に馴染めるようにするためです。また、保護者の皆様には、通学路の確認や上級生との顔つなぎ等を行うことで、安心して入学を迎えられるようにするために、「なかよし下校」を行なっています。
運動場に登校班別に集合し、説明を聞いた後、遠い字の班から下校しました。
5年生の新班長さんは、5歳児さんたちをどうサポートしていいのか、どんなペースで歩けばいいのか…いろいろ悩みながらの緊張した面持ちで出発していきました。きっと普段の下校よりも時間が長く感じられたのではないでしょうか。
普段なら、列が乱れたり、離れたり…道いっぱいになって歩いたり…危なっかしい班がたくさんありますが、さすがに今日はきちんと2列に並んで下校できました。今日の緊張感を保って、これからも安全に登校してほしいと願っています。
自分たちが1年生の時は、上級生のお兄さんお姉さんに、優しく支えてもらったはずです。班長さんにや副班長さんにいっぱい迷惑をかけたはずです。そのことをしっかりと心に刻みながら、4月から1年生のサポートをしっかりとやってあげてほしいと思います。萩野先生が言った通り、「優しく、楽しく、安全に!」でお願いします。
今日は、長い距離を歩いてくれた5歳児の皆さん、そして忙しい中下校に付き添ってくださった保護者の皆様、そしてそして、緊張感の中「なかよし下校」をやり遂げてくれた班長さん、副班長さん、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
子どもたちの発想で学校を楽しく! ~広報委員会 うさぎイラストコンクール~
今、昇降口前の廊下に、広報委員会が企画した「うさぎイラストコンクール」の応募作品が展示されていて、通りかかる子どもたちやお客様が「うさぎイラスト」に見入っています。子どもたちの発想で、学校が少し楽しくなるような取組を自分たちで進めることはとても意義のあることです。こんなところからも「自分たちが主役」意識が育ってくれればと思っています。
私(校長)は1枚1枚全部しっかりと鑑賞させてもらったので、いつも通り、校長の勝手な審査による「絶好調(校長)賞」を決めたいと思います。
まずは優秀作品からです。
1年生の北川結菜さんの作品です。いろんな表情のウサギをたくさん描いて、楽しい雰囲気のイラストに仕上げました。ピンクに塗られた耳やたくさん散りばめたニンジンの絵が可愛いです。
続いては、3年生森蒼葉さんのジャンボリーミッキーウサギです。低学年が躍ってくれた可愛いダンスが思い出されます。ラジカセや音符も描き入れることで、構図もよくなり、楽しさや躍動感が表現されています。なかなかのハイレベル作品です!
続いて、4年生の藤﨑夕綺の「鏡餅うさぎ」です。とってもシンプルなデザインですが、どっしりと構えたうさぎさんの頭に乗っけたミカンがいいアクセントになっています。三方もしっかり描けていて、大変バランスのいいイラストに仕上がりました。
5年生からは白濱奨さんの「真ん中も食べられる!?」という作品。これなかなかのアイデアイラストです。「うさぎリンゴ」の形に似せて、本物のウサギを描いているところがGoodです。食べられないように、そっと静かに隠れているようなウサギの気持ちが伝わってくるようです。
そして6年生からは日髙愛心さんの作品が優秀賞です。圧倒的な色のきれいさが光ります。混色やグラデーションを使った彩色、配色のバランス、センスの良さを感じます。大変見栄えのする素晴らしい作品でした。
さて、最後は「最優秀賞」の発表です。
「最優秀賞」は2年生の西村啓汰さんの作品です。写真ではあまり伝わらないかもしれませんが、たくさんの作品が展示されている中、ひと際「存在感」を感じる作品が西村さんのイラストでした。
たくさんの作品の中から、「浮き出て見える」ような気がしました。そうさせているのは、かわいい表情のウサギのデザインなのか、ポイントだけに色をつけている色のバランスのよさなのか、とにかく「目が行く」不思議な作品なのです。これをTシャツのデザインにすれば、結構人気を呼んで売れるんじゃないかと…そんなことを考えてしまいました。「最優秀賞」は、3年生森蒼葉さんの「ジャンボリミッキーウサギ」と迷いましたが、理屈ではない「不思議な魅力」と「存在感」が光る西村啓汰さんのイラストを今回は選ばせてもらいました。
広報委員会の皆さん、楽しい企画をありがとう。次の企画も楽しみにしています。
6年生を送る会③ ~6年生の「有終の美」と4,5年生の決意~
在校生の発表を締めくくるのは5年生でした。これから学校のリーダーを担う最高学年として、その意気込みを6年生に伝えなければなりません。6年生にだけでなく、退場せずにあえて会場に残った4年生に上学年としてのプライドを見せなければなりません。発表の題目は「6年間の足跡」でした。6年間の中での印象的な学習や行事について、思い出を振り返れるよう発表を考えてくれました。
1年生時の思い出は「初めての鍵盤ハーモニカを吹いた『どんぐりさんのお家』」、2年生時は「九九の学習」、3年生は「初めての毛筆」、4年生は「必死で練習したリコーダー『茶色の小瓶』」、5年生は「フローティングスクール」そして6年生は「りゅうせいピックの応援合戦」。それぞれ思い出がよみがえるよう、堂々と思い切りよく発表してくれました。練習の時の「中途半端」がなくなり、「本気」「全力」の気持ちが前面によく表れていました。ここ1週間ほど、送る会の準備やたてわり遊びの運営の中心となって「待ったなし!」の状況の中で具体的に動いているうちに、その責任感とともに最高学年になる実感がじわじわと湧いてきたのかもしれません。明らかに顔つきが変わってきた5年生が、とても頼もしく見えました。
最後に歌ってくれた「友~旅立ちの時~」は6年生の心に静かに、しんみりと染みわたっていくような、気持ちのこもった素敵な歌声でした。「心を込めて歌う」という言葉がぴったりの、心に響く歌でした。
そして、最後は、6年生のお礼の気持ちを込めた発表でした。1年生から5年生の発表は、それぞれその学年のよさが生かされ、とても見ごたえのある発表でしたが、やはり6年生は「格」が違いました。他の学年の発表との根本的な違いは、「担任の先生はノータッチ」ということ、つまりすべて「自分たちで考えて、自分たちが創り上げた発表」だということです。とてもよくできている寸劇のシナリオも、かっこよくできている動画スライドショーも、「威風堂々」という言葉がぴったりな立ち振る舞いも、じっと動かない座りの姿勢も…、そして多少のことは「アドリブ」で乗り越えるところも、すべて「自分たちの力」で創り出している、やり遂げているところです。まさに、6年間の「自分たちの成長」を存分に発揮する発表でした。
そんな6年生の発表を目の当たりにした4年生。6年生のあまりの「堂々たる姿」「かっこよさ」に、釘付けになってました。発表を見る4年生の背中はずっと伸びたまま、微動だにせず、6年生の一挙手一投足をじっと見つめていました。そんな4年生の姿に、6年生の「大きさ」を改めて感じることができました。
発表の後は、学校のリーダーとしての役割を5年生に
引き継ぐ「引き継ぎ式」が行われました。応援団旗や委員会のファイルなどを、5年生に手渡しました。6年生は「引き継いでほしい思い」を5年生は「責任を引き継ぐ決意」をひと言ずつ添えました。
送る会の最後に、4,5,6年生を前に私(校長)からお話をさせてもらいました。いろんな話をしましたが、一番伝えたかったことは、「ここにいる上学年と、3年生を含めたみんなの力を総結集して、『最高の卒業式』を創り上げてほしい。」ということ。「そのために6年生は、卒業式や残りの小学校生活で、しっかりと竜西小の最高学年としての『頂点』の姿を在校生に示してほしい。5年生は、卒業生の「全力」を、「全力」で受け止め、「全力」と「全力」が響き合う感動的な卒業式にしてほしい。そして3,4年生は、持ち前の「パワフルさ」と「メリハリの力」で、そんな5年生を「全力」でサポートしてほしい。」とお願いしました。
6年生を送る会での子どもたちの姿を見ていて、改めてどこにでも胸を張って自慢できる「誇るべき竜西っこ」だと確信しました。この子どもたちなら、引き締まった厳粛な雰囲気の中、子どもたちの想いが響き渡る『最高の卒業証書授与式』にできます。子どもたちの全力の頑張りのおかげで、とても幸せな気分になれた6年生を送る会でした。
6年生を送る会② ~中学年のパワーとメリハリは圧巻!~
今年の6年生送る会で、最もパワフルで「全力」という言葉がぴったりだったのが中学年の発表だと思います。
3年生は「ありがとう6年生」というテーマで、呼びかけやリコーダー奏、ショートコント「学校あるある」や大縄跳び、そしてダンスと盛りだくさんの内容を発表してくれました。3年生の素晴らしいところは、一人ひとりの「声」がとても大きく、しっかりと6年生に届いたこと。そして、演奏や寸劇、ダンス等一つひとつの発表の「完成度」がとても高いことです。この送る会に向けて、時間をかけて「本気モード」で練習を積み上げてきたことが感じ取れました。中でも、キレッキレのダンスは圧巻でした。このダンスには明らかに6年生も度肝を抜かれたという様子でした。また、動くところ「動」と止まっているところ「静」のメリハリがあって、場面展開(入替の場面)すら美しさを感じました。
一人ひとりが「自分を全力で表現できたところ」、本気モードでの練習の積み上げによって「完成度の高い発表を、自信満々でできたところ」がとても素晴らしかったです。
続いては4年生。パワフルさと思い切りのよさでは全校で群を抜いている4年生の発表。発表の始まりは、キレッキレの「キツネダンス」でした。常に「全力モード」の4年生の発表はいつ見ても、とても気持ちがよく、楽しい気分にさせてくれます。ダンスの次は、いよいよ4年生の新たな挑戦である「全員での漫才~4年生がいうには~」でした。漫才のセリフ回しは「呼びかけ」のように、声を張り上げればよいというものではなく、「間」や「雰囲気」が大切になるので、これはなかなか難しい挑戦でした。しかし、4年生は「恥ずかしさ」や「中途半端さ」に負けることなく、全力で演じてくれました。
最後は、心を込めて「いつだって♪」という曲を歌いあげました。ダンスや漫才とは雰囲気をガラッと変えて、ただただ「心を込めて」、6年生に届ける気持ちで歌いあげました。歌声に込められた気持ちが6年生の心にジーンと染み入っていく感じがしました。
中学年の発表は、まさに「中学年のよさ」=中学年の「竜西プライド」が十分に発揮されたパワフルさとメリハリに満ちた素晴らしい発表になりました。
6年生を送る会① ~5年生の司会進行&低学年の発表~
今日は、6年生を送る会本番。子どもたちは、朝の登校の時から送る会の発表のことを話題にし、「校長先生、今から緊張してるね…。」とつぶやく子もちらほら…。その中でも今回、一番緊張していたのはおそらく5年生だったでしょう。昨日は「卒業お祝いたてわり遊び」でリーダーデビューを果たし、間髪入れずに今日は「6年生を送る会」の運営をしないといけないのですから…。
数日前、5年生の練習を見学をした時、私は5年生に「中途半端」をなんとかやっつけてほしいとお願いしていたのですが、今日の5年生は「面構え」が違いました。明らかに「気合い」が入っています。立っている姿勢も、お辞儀ひとつとってもとてもきれいでした。司会のアナウンスも、始めの挨拶や終わりの挨拶も、実にはきはきしていて高学年らしい凛とした姿でした。
発表のトップバッターは1年生でした。1年生は、この1年間6年生にお世話になったことを、歌にしたり寸劇にしたりして発表してくれました。その中で、自分たちができるようになったこともしっかりと発表することができました。
登校の時の寸劇で「みんな揃ったし、さあ行こう!」の声の次の瞬間に、「あっ、かばん忘れちゃった!」というボケが入り、みんなでズッコケるところなんか、とても可愛らしくて笑ってしまいました。呼びかけや歌、鍵盤ハーモニカの合奏、大縄跳び、そしてダンス…6年生との思い出を振り返りながら、自分たちの成長もめいっぱい表現することができました。6年生を送る会が終わってから、何人のも1年生が、「6年生が卒業するの嫌だな…。淋しいなあ…。」としんみり話していました。
2番手は2年生。「2年生の頃にタイムスリップ」と題して、6年生が2年生だった時のことが思い出せるような発表をしてくれました。鍵盤ハーモニカを中心とした合奏「アイアイ」。元気な歌声を聴かせてくれた「レッツゴーいいことあるさ」。そして運動会で踊った「U.S.A(カモンベイビーアメリカ)」のダンス。6年生は、自分たちが2年生の頃を思い出しながら、懐かしそうに2年生の発表を見ていました。2年生の元気はつらつとした声、そして全身で楽しむダンス…見ているものを楽しい気持ちにさせてくれる2年生の発表…素晴らしかったです。
今日のブログは、ここまで。来週、中学年編そして高学年編と綴っていきたいと思います。
5年生の「初仕切り」~卒業お祝い たてわり遊び~
今日は掃除を無しにして、どーんと長く「ロング昼休み」にしました。それは、子どもたちが6年生と最後の「たてわり遊び」をめいっぱい楽しめるようにするためです。
今までの「たてわり遊び」は、ずっと6年生が企画と運営をしてきてくれましたが、今日からはリーダー交代!すべてを5年生が仕切っていきます。校舎内のあらゆる教室やホールを使って、縦割り班ごとに6年生との最後の思い出づくりをするべく、いろんなゲームを楽しみました。
たてわり遊びを始める前、どこに行けばいいかよく分かっていない1年生のために、上級生が1年教室まで迎えに行くことになっています。それも今日から5年生がしなければならなかったのですが…。
気がつけばたくさんの6年生が1年生を迎えに行っていました。別に5年生が忘れているわけではなく、6年生が気を回したわけでもなく、そうすることが、ただただ「あたりまえのこと」として体に染みついているからです。そんなところに、今までの6年生の1年生への優しい関わりがあったんだなと改めて思いました。
ある教室に行くと、そこでは定番の「なんでもバスケット」を楽しんでいました。1年生から6年生まで、体のサイズもばらばらの子どもたちが一緒に楽しく遊んでいる風景は、なんとも言えず、ほんわかとした気持ちにさせてくれます。私(校長)が来たことに気がついた低学年の子が、すかさず「校長先生が好きな人!」と叫びました。この機転の利いた「お題」にも感心しましたが、その後ほぼ全員が一斉に動いてくれたこと(動くということは私が好きだということ)に、「なんて気を遣える子どもたちなんだ…」とさらに感心、嬉しく…そして照れくさくなりました。
今回「初の仕切り役」になった5年生。さすがに緊張の様子は隠せませんでしたが、精いっぱい「たてわり遊び」がうまく進むように頑張ってくれました。今日感心したのは、5年生が今までの「たてわり遊び」にはなかった「新しい遊び(ゲーム)をいくつも考えていてくれたことです。正直、今までの「たてわり遊び」は遊びのバリエーションが少なく、「ハンカチ落とし」や「ゴロゴロドカン」、「絵描きしりとり」、「だるまさんがころんだ」などの「定番遊び」ばかりしていて、そこから遊びが広がらない…という印象でした。
しかし、今回は「ボウリング」や「新聞紙を使った生き残りじゃんけん」、「じゃんけん勝ち残りゲーム」みたいな、今までなかったような「たてわり遊び」を提案してくれて、新鮮な気持ちでみんなが楽しむことができました。
もう一つ嬉しかったことは、日頃「おとなしいなあ…、もうちょっと積極的に、元気な声が出るといいんだけど…」と思っていた子どもたちが、10名くらいの小集団「たてわり班」の中だからこそ、なんとか「しっかり声を出して、リーダーとして進めよう。」という積極的で強い気持ちを見せてくれたことです。こういう「小さな挑戦」を繰り返すことで、子どもたちが少しずつ自分に「自信」をつけていってくれると思います。
「たてわり遊び」の最後は、6年生が1年生から素敵なプレゼントをもらって、おひらきとなりました。
明日はいよいよ6年生を送る会です。各学年の発表も楽しみですが、送る会を進めてくれる5年生の「リーダとしての自覚と頑張り」におおいに期待したいと思います。頼んだぞ!5年生!
登校班 新体制スタート! ~字別児童会&R5年度登校班~
昨日の5校時、字別児童会が行われ、今年度の登下校の反省や来年度に向けての確認等を行いました。これまで中心となって、登下校の安全を守るため下級生をまとめてきてくれた6年生班長・副班長の最後の仕事となりました。
字別児童会の中で、新しい班での並び方や集合場所・出発時間を確認したうえで、昨日の下校からはR5年度登校班の体制で下校をしました。「お役御免」となるはずの6年生ですが、それはそうはいきません。卒業までは、登校班の最後尾について、新班長・副班長へのアドバイスやサポートにあたってもらいます。
登校班旗をもって先頭を歩くことは、子どもたちにとっては、大人が思う以上に、責任感やプレッシャーを感じるようです。今までの班長さんたちが守ってきてくれた「安全な登下校」と班長・副班長としての「誇り(プライド)」をしっかりと受け継いでいってほしいと願います。
そして今日、新登校班体制初めての登校。多くの班がいつもより早く学校に到着していました。きっと、班長さんの緊張や気合いの表われだと思います。ちゃんと2列に並べているか、気にしながら登校してきました。一番後ろを歩く6年生がどんなことを思っているかも班長さんには気になったでしょう。
登校してきた西横関の石川陽士班長と少し話をしました。
「今日は、いつもよりだいぶ早く登校したね。」
「はい。歩くペースがよくわからなくて、結果的に早くなりました。」
「今は、1年生もしっかりとたくましくなって、どんなペースでもついてこられるからね。今度の1年生は何人?」
「はい。5人です。」
「それはなかなか大変やね。4月からは、ちょっとペースは考えなあかんね。後ろの副班長にもよく見てもらって、1年生に合わせたペースをつかまなあかんし、1年生のサポートをするために並び方も柔軟に変えていかなあかんかもしれんね。」
「はい。がんばります。」
話していると、陽士さんの班長としての責任感と緊張感を強く感じることができました。3月8日(水)には、新1年生を交えての「なかよし下校」があります。班長・副班長だけでなく、登校班のメンバーみんなで1年生が安全に楽しく学校に来られるように協力し合ってほしいと願っています。
本番まで秒読み! ~6年生を送る会 体育館リハーサル~
3月3日(金)の6年生を送る会での発表に向けて、体育館でのリハーサル練習が佳境に入っています。発表の内容を詳しくお伝えすると「ネタバレ」になってしまうので詳細は差し控えますが、写真のとおり1年生から4年生までの発表の中には、みんな「ダンス」が取り入れられています。上は1年生、下は2年生のダンスです。どうですか!この張り切りぶり!本当にみんな楽しそうに踊ってくれるので、見ている方もとっても楽しい気分になります。
3,4年生もこんな感じです…
3年生と4年生の「元気さ」と「思い切りのよさ」もなかなかすごいです!見ていてとっても気持ちよくなります。
子どもたち一人ひとりの「私はここにいます!これが私です!」と言わんばかりの堂々とした大きな声と、「中途半端」ではない「全力」の発表は、心にズキュ~ンと訴えてくるものがあります。
それぞれの学年の6年生に対する思いが、本番で6年生にしっかりと届くことを願っています。それぞれの「全力」が呼応し合って、創り出される大きな「感動」を心から楽しみにしています。