校長ブログ

学習参観ありがとうございました!

 本日は今年度初めての学習参観でした保護者のみなさまにつきましては、お忙しい中、お暑い中参観していただきありがとうございました。どのクラスを回っても、子どもたちは緊張と同時にやる気を前面に出して、いつもより20パーセント増しのパワーで元気いっぱい頑張っていました。見ているだけでとっても嬉しい気持ちになりました。保護者の方々の温かいまなざしは本当に子どもたちの力となります。また、授業をしている担任にも保護者のみなさまの温かいまなざしと応援が力となります。今後ともよろしくお願いいたします。

授業の様子を一部ですがお知らせします。

授業の様子から

 今日は暖かくいい天気で、外での学習にぴったりの日和でした。梅雨に入るまでに外での学習をどんどん進めていきます。学校を回ってた授業の様子をお知らせします。

 5年生は外国語でペアトークをしていました。自分の好きなものや欲しい物などをお互いに紹介し合っていました。見に行った私にも流ちょうな英語で話しかけてくれました。3年生は体力テストの20mシャトルランに挑戦していました。だんだん早くなるリズムに合わせて自分の限界までがんばって走っていました。お疲れ様でした。

 1年生はアサガオの種を植えていました。指を使って穴をあけて種を植え、その上にやさしく土をかぶせていました。早く芽が出ますように。4年生は桜の木を観察していました。葉の出ている春の桜でした。1年を通して観察し変化を調べていきます。

ちなみに今日の給食は今シーズン初めてのソフトめんでした。1年生も美味しくいただいていました。

いい季節になりました。 1年鉄棒遊び

 大型連休が終わりました。あいにくの雨のスタートで、少し心配をしておりましたが、ほとんどの子どもたちは元気いっぱいで笑顔で登校してくれました。今日から新型コロナウイルス感染症の扱いが5類となり、制限がインフルエンザ並みになりました。学校でも、今まで制限されていた活動や行事ができるようになります。十分に子どもたちの安全と健康に気をつけて、徐々に取り組みを進めていきたいと思います。

 これから、いい季節になります。野の草花もぐんぐん生長していきます。子どもたちも大きく成長していくよう、学校一丸となってがんばってまいります。

 

1年生の鉄棒遊びより

 1年生が体育で鉄棒をしています。低学年の体育はすべて「〇〇遊び」という単元名になります。遊びの中で、その運動の面白さや感覚を養っていきます。今日は鉄棒にぶら下がりながら一人ひとりがいろいろな動きを考えていました。子どもたちは怖がることなく、技の名前を考えたり、二人でできることを考えたりしてとっても楽しそうでした。鉄棒が苦手な私としては、このような授業を受けてみたかったなあとうらやましい限りです。

個別懇談ありがとうございました。 作品紹介2

 4日間にわたる個別懇談会が終わりました。保護者のみなさまには貴重はお時間をいただきありがとうございました。お子様のことにつきましてわずかな時間ではありますが伺うことができ、学校といたしましてはとても有意義な時間となりました。今後の教育活動に活かしてまいりたいと思います。

 明日からいよいよ連休後半(本番)、5連休となります。

 休息、リフレッシュ、エネルギー充電など、ご家庭でいろいろと予定が入っていることと思いますが、子どもの交通事故や水難事故が起こる期間でもあります。十分に気をつけていただき、8日(月)には元気いっぱい笑顔いっぱいの子どもたちと出会いたいと思います。どうぞ、いいお休みを!

 

各学年の作品を紹介します(2)

 10日の学習参観お待ちしています。

作品紹介1

 大型連休の合間の登校日となりました。登校時に出会った子どもたちの顔は何だか嬉しそうでした。1日2日と4時間ずつがんばれば5連休なのですから。温かい日差しの中、子どもたちの顔もきらきらしていました。

 個別懇談会も残すところあと1日となりました。それぞれの教室には10日の学習参観日に備えて子どもたちの作品が掲示されています。各教室を回って作品を見ていると自然と笑顔になっていきます。本当に子どもたちからはパワーをもらえます。ブログで少しだけ紹介します。10日にお越しの際にはお子様の様子だけでなく、作品の数々を見て元気をもらってくださいね。

 2日間にわたって一部を紹介します。

種送り式

 今日は2年生から1年生に向けて種送り式がありました。2年生が昨年度育てたアサガオの種を1年生に送ってくれました。その時に、種子の植え方や水のやり方、支柱の立て方など詳しく絵や実物を使って教えてくれました。

 また、学校行事や学校生活についてもいろいろと教えてくれました。りゅうせいコンサートで演奏した曲を聴かせてくれたり、りゅうせいピックで踊ったダンスを披露してくれたりしました。学校生活についてのきまりも、「話をしっかり聞く」などしっかりしたことや「けんかをしない」など2年生ならではの笑えるような内容もありました。

 1年生は、普段の授業よりしっかりの真剣に聞いている姿が見られました。(笑)1年後の自分の姿を思い描いていたのかもしれませんね。

読み聞かせ始まる

  今年度初めての「ぽえむ」さんの読み聞かせの日でした。今日は1・2・4年生に絵本の読み聞かせをしていただきました。どの学年の子どもたちも目をきらきら輝かせて聞いていました。とっても素敵な時間が流れていました。絵本は、想像の世界へ連れて行ってくれるだけでなく、仲間のこと、自然のこと、命のことなどいろいろ考えることができるものです。大人になっても考えさせられるものもたくさんあります。子どもたちの心を育てていくために「ぽえむ」さん、どうぞよろしくお願いします。私も毎回聞きに行かせてもらいます。

 

クラブ設立に向けて

 今日は6年生がクラブの設立に向けて校長室に話に来てくれました。今年は自分たちがやりたいクラブを考え、みんなが楽しくできるように工夫して設立できるようにアピールをしに来ることとなっています。子どもたちは、楽しくするためのルールやもめないための約束など、それぞれアイデアを活かしていました。

 私からは

 ・4年生から6年生までのみんなが楽しめること

 ・けが無く安全にできること

 ・自分たちで準備できる範囲でやること

  (どうしても学校で準備してもらいたいものがある時は、種類や数

   などをしっかり調べること)

 の3つを話しました。

 あるクラブでは、チーム分けを「好きなもの同士」となっていたので、「これでみんなが楽しいかなあ?」と返すと、しばらく考えてきて他の方法でチーム分けをするように直してきました。意見を聞き入れてすぐ話し合って直してこられる子どもたちがとても頼もしかったです。

 自分たちが考えたクラブで、みんなが楽しめるように考えるクラブ活動への期待は大きくなるばかりです。素敵なクラブ活動になるように学校も応援していきます。保護者のみなさま、地域のみなさまの温かい見守りをよろしくお願いします。

 

外国語・代表委員会より

  今日は6年生の外国語の学習を見せてもらいました。何より驚いたのは、子どもたちみんながとても楽しそうに授業受けていたことです。今まで経験してきた英語の学習では、英語に苦手意識を持っていたり、表現するのが好きではなかったりする子がクラスに何人かはいることが普通だと思っていました。しかし、竜王西小の子どもたちは、みんなが笑顔にあふれていて生き生きと学習に取り組んでいました。英語専科の先生や2人の英語講師の先生も入っていただいた授業を積み重ねてきた結果だと思います。英語が好きな子どもが他市町と比べて多いという理由がよく分かりました。私も仲間に入れてもらい、世界に羽ばたく竜西っ子を育てるお手伝いをしていきたいと思いました。

 

 

 昼休みには代表委員会が行われました。3年生以上の代表委員の子どもたちが、学校がより楽しくなるように考えていく会議です。子どもたち自身が学校のことを考える大切な機会です。今回の議題は「学校としてチャレンジしていきたいこと」と「学校として直していきたいこと」でした。各クラスからいい考えが上がってくることを期待しています。

 

季節を感じられる給食

 今日の給食には「たけのこのスープ」がついていました。春の風物詩の一つである「たけのこ」が入っていて、全校のみんなで季節を感じながらいただきました。空腹を満たすだけでなく、このように季節を感じることや、先日の「ふるさと給食」のように地元の食材を使った給食など、食を通していろいろなことを学んでいく「食育」の大切さを改めて感じました。お家でも地域でもご協力をよろしくお願いいたします。

 子どもたちは美味しく、楽しくいただいていました。

下駄箱の靴

 この写真を見てください。

 下駄箱の靴がとてもきれいにそろっています。昨年までもしていましたが、今年も6年生が率先して取り組んでくれています。学校の玄関でもある下駄箱の靴がそろっていると、そろえている人だけでなく、それを見た人も気持ちよくなります。6年生を見本に5年生から下の学年もきれいにそろうようになってきています。これが竜王西小学校にいい伝統となっていくようにしていきたいです。本校の数ある自慢の一つです。

 学年の始まりにあたって、6年生に「6年生は学校の顔です。あなたたちの行動が竜王西小学校を良くも悪くもします。学校のため、君たちに続く下の学年のためによろしくお願いします。」という話をしました。早速素晴らしい行動をとってくれました。ありがとうございました。学校にお越しの際は、ぜひ下駄箱を見てください。

リレーを見て

 4年生のリレーを見せてもらっていました。4月とは思えない暑さの中、子どもたちは、ただ前を見て一生懸命走る姿にとても感動をもらいました。バトンを渡した後に大の字になってグランドに寝転ぶ子もいて、全力を出し切ったことが伝わってきました。さらに感動したことは、勝っているチームも負けているチームもどちらからも大きな応援の声が聞こえていたことです。体育としてだけでなく、心もとっても成長できる授業でした。本当にいい子どもたちです。

かわいい体育参観しました。・幸せな金魚

 校舎を回っていると体育館から楽しそうな声が聞こえてきました。新しい体操服を着て1年生が体育をしていました。桐畑先生の指示を聞きながら、小さな体を大きく大きく動かして準備運動が始まっていました。とってもかわいらしい様子で思わず体育館に行って見せてもらっていました。ジャンケンを使ったゲームも始まり笑顔あふれる楽しい体育でした。一つひとつ経験を積み重ねて大きく経験していってほしいと思います。

 

幸せな金魚

 昼休みの終わりに玄関に行くと、金魚の水槽がとってもきれいになっていました。高学年の男の子たちが掃除をしてくれたそうです。話を聞くと時々気がついたらしてくれているそうです。人に言われなくてもできる力のある子どもたちが学校に何人もいてくれてとっても嬉しかったです。きれいにしてもらえる金魚たちは幸せですね。

 

学学調査・3年初めての毛筆

 本日6年生は全国学力学習状況調査に取り組みました。調査の様子を見に行きましたが、どの子も集中して取り組んでいる様子が見られ、最高学年としての意気込みが感じられ頼もしく思いました。時間いっぱいまで問題に向き合い、空白の欄を無くすように努力していました。結果はどのように表れるかは分かりませんが、取り組む過程はとっても良かったと思います。あわせて、2年生から6年生までが町の総合学力調査に取り組みました。小さい時からの積み重ねの中で、テストの形式や答え方になれることや自分の強みや弱みを自覚することはとても大切なことです。がんばっている中でも、低学年では真剣さの中に楽しさも感じられる様子でした。

 

3年生で初めての毛筆がありました。朝のあいさつの時から、新しい習字セットをニコニコしながら持ってくる3年生とたくさん出会いました。午後からは待ちに待った書写の時間でした。真っ白な筆にたっぷり墨をつけて半紙に書いていました。大きな〇や自分の名前を思い思いの力加減で書いていました。中には、半紙以外のところの方が黒くなっている子も(笑)。教えてくださっていた萩野先生の白衣にも・・・。筆で書く感覚や面白さを存分に味わってほしいと思います。

 

避難訓練

新学期第2週が始まりました。少しづつ新しい学校生活にも慣れてきました。今日は新学期最初の避難訓練を行いました。学年や教室が変わり、避難経路も変わりました。今回は新しい避難経路をそれぞれが確認しました。避難は本当に素早く行動できていて頼もしく思いました。教頭先生より、避難訓練の「「お・は・し・も」の話をしていただきました。最後の講評では、自分の命は自分で守ることができるようになってほしいということ。そのためには、しっかりと放送を聞くことの大切さを話しました。今日の子どもたちは、出火場所もしっかりと聞き取れていて素晴らしかったです。また、火災の時の死亡原因は焼死よりも煙を吸って呼吸ができなくなることである話をしました。しっかりとハンカチで鼻と口を押さえて逃げてきた学年もあり、普段からハンカチを持ち歩くことが命を守ることにもつながることを確認しました。ぜひ、ご家庭でもお話を聞いてあげてください。

今後ともしっかりと非常災害に対応できる安心・安全な学校づくりをしていきたいと思います。

第一週を終えて

10日に入学式を終え、全校247名で令和5年度の竜王西小学校がスタートして、あっという間に1週間がたちました。どの子も一つ学年が上がり、新たな目標をもってがんばったことと思います。週末を迎えた今朝のあいさつは若干疲れが出ているのかいつもよりも声が小さかった気がしました。ですが、グランドから聞こえてくる体育の様子を見ていると、50m走で友だちを一生懸命応援するとてもいい声が聞こえてきて、安心したのと同時にとても心が温かくなりました。本当に子どもたちから力をもらっています。来週も子どもたちと会えるのを楽しみにしています。

 

4月10日 入学式

脳トレ開始・旗指導

今日は竜王西小学校の自慢の取組の一つである「脳トレ」を5年生の教室で見せてもらいました。話には聞いていましたが、実際に目にするとこれまでの積み上げのすごさが伝わってきました。音読では北原白秋の「五十音」を腰に手をあてていい姿勢を維持し、速いリズムにもびくともせず、とってもいい声が教室に響き渡りました。100マス計算では5分間で400問以上計算する子が何人もいました。漢字の書き取りでは、声を出し懸命に練習する姿が見られました。見る「目」、読む「口」、声を聞く「耳」、書く「手」、そしてよい姿勢を保つ「体」、すべてが脳を活性化させ一日のスタートがきれるのだなあと、感動しました。これも今まで何年間もかかっての積み上げの成果だと感じました。集中力・切り替え・継続する力、私にもつけたい力ばかりだと感じました。今年度もこの取組を続け、更なる子どもたちの成長を期待しています。みなさまからの温かい励ましの声や応援メッセージをお待ちしています。

 

昼休みには、新しい通学班の班長・副班長に体育館に集まってもらい、教頭先生・伊藤先生より旗指導をしていただきました。コーンとコーンの間を横断歩道に見立てて、班長・副班長の役割を確認し、安全に渡れるように練習しました。スクールガードのみなさまや、地域のみなさまのお力に頼るだけでなく、学校はもちろんのこと、子どもたち自身も班のメンバー全員を安全に連れてくるという意識をもって、新入生の入った新しい班の通学を責任もってがんばっていってもらいたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

朝のできごとより、スクールガードさんとの顔合わせ

 本日より、朝校門で子どもたちを迎えることを始めました。元気よくあいさつしてくれる子、はずかしそうに「おはようございます。」と言ってくれる子など様々でしたが、どの子の顔も新しい学年のスタートで、目をきらきら輝かせていました。そんな子どもたちの中に、私と一緒にあいさつをしてくれる子がいて、とっても嬉しい気持ちになりました。その人数もだんだん増えていき、最後は4人の子どもと「おはよう隊」ができていました。また、今日は駐在所のおまわりさんも子どもたちの登校の見守りに来てくださいました。子どもたちは無線機や警棒、手錠など警察官の装備に興味津々で、おまわりさんは質問攻めにあっておられました。私はそんな様子を微笑ましく眺めておりました。いろいろなことに興味をもって、積極的に聞きに行ける姿が頼もしかったです。さらに、一人の男の子が来る途中に見つけた4つ葉のクローバーを「はい、あげる」と言って私にくれました。幸せいっぱい、胸いっぱい。本当に最高の朝を迎えることができました。

 帰りには今年度も子どもたちの安全を守っていただくスクールガードさんとの顔合わせがありました。今年もたくさんのスクールガードのみなさんにお世話になります。地域の力と温かさを感じます。本当にありがとうございます。子どもたちには、「みんなのために活動してくださっていることに感謝の気持ちを持つこと」「心を込めて自分からあいさつをすること」の2つに加えて、自分自身も気をつけて「自分の命は自分で守る」という気持ちを持ってほしいと話しました。

 まずは、元気に怪我無く安全に通学できるように学校も取り組んでまいりますので、ご協力よろしくお願いいたします。

始業式・入学式

今年度より竜王西小学校の校長としてやってまいりました、早川学です。長い文章を書くことは苦手ですが、子どもたちの様子や学校の取組をできる限りお知らせして生きたと思います。どうぞよろしくお願いします。

 まず、下駄箱の靴がきれいに並んでいることと、元気な校歌に感動しました。初めての出会いでとてもいい気持になりました。今後も続けていきたいと思います。

 始業式では「あいさつ」「あんぜん」「あとしまつ」の3つの「あ」の大切さの話をしました。そして、もう1つ「あ」を付け加えました。それは「ありがとう」です。子どもたちに次の詩を紹介しました。

 「ありがとう ありがとう 言えばとってもいい気持ち

  言われりゃ もっといい気持」

「ありがとう」の飛び交う学校にしていきたいと思います。

 入学式では35人の元気な1年生を迎えることができました。今年は全校で迎えることができてとても嬉しく思いました。

 緊張した面持ちで入場してきた様子、顔をこっちに向けて一生懸命話を聞く様子、終わった後に広い体育館を走り回る様子、などなどどれも学校生活を楽しみにしていてくれていることが伝わってきました。また、2年生から6年生たちも一つお兄さんお姉さんになって、立派な態度で新入生を温かく迎えることができました。大変頼もしく思いました。

 1年生には「きらきらうきうきどんどん」の話をしました。

 

「きらきら」

 勉強って楽しいな、おもしろいなって、みんなが目をきらきらさせること

「うきうき」

 友だちっていいな、みんなでするって楽しいなって心をうきうきさせて活動すること

「どんどん」

 どんなことでも進んで挑戦し、最後まであきらめずに頑張れること

 この「きらうきどん」で全校で力を合わせて楽しい竜王西小学校にしていきたいと思います。保護者のみなさま、地域のみなさまご支援ご協力をよろしくお願いいたします。

 写真の掲載につきましては、確認が取れました後、随時掲載していきたいと思います。

 

 

 

1年間ありがとうございました。~令和4年度 修了式~

 3年間できなかった、全校揃っての体育館での修了式…ようやく実現できました。1~3年生は、体育館に全校集まること自体が初めてですが、そこは「竜西プライド」、誰も何も言わなくても、整然と並べて、三角座りも実にきれいです。そういえば、私はこの学校で、大勢が集まる時、先生たちが「は~い!静かにして!」などと言っているのを聞いたことがありません。「大勢が集まる時は、静かにする…。」子どもたちの中では極々当たり前のことになっています。大人以上にちゃんとしている気がします。

 一年間の学習を終えたことを証明する「修了証」を、各学年一人ずつ代表で受け取りました。ほとんどの学年が、名簿順で代表を決めていたのですが、2年生については「半年間、毎朝自主的にあいさつ運動をしてくれた山本旺空さんはどうですか。」と提案させてもらって、2年生みんな納得の上で旺空さんが代表になりました。

 そして1年生は、残念ながら今日でこの学校を転出する藤原一輝さんに代表を務めてもらいました。

 3年生以上は、先日の「卒業証書授与」が目に焼き付いているので、あの時の6年生のようにしっかりとした態度で修了証を受け取りました。それを見ながら、2年生の山本旺空さんと1年生の藤原一輝さんも、上手に修了証をもらうことができました。

修了証を授与した後、私(校長)の話を聞いてもらいました。

 

 皆さんはWBC(ワールドベースボールクラッシック)という野球の世界大会を見ましたか。日本、侍ジャパンは本当にすごかったですね。見事に14年ぶりに「世界一」に輝きました。 

 準決勝でメキシコに3-0で負けていた時は、もうここで負けるかな…と思いましたが、最後の最後に、大逆転して勝ちましたね。

 決勝では、大リーグのスター選手をいっぱい集めたアメリカが相手なのに、全力でぶつかり、3-2で競り勝ちました。本当にすごかったですね。本当に誇らしいですね。「りゅうせいプライド」ならぬ、まさに「侍プライド」、「ジャパンプライド」ですね。

  ところで、どうして日本はどうして世界一になれたと思いますか。大谷翔平選手が活躍したから…?でしょうか。それだけではないですよね。校長先生は、日本が優勝できた秘密、理由は3つあると考えました。日本チームは世界一の「3つの心」を持っていたと思います。

 

 1つ目は「挑戦する心」です。

 普通、大リーグのスター選手が揃っているアメリカのチームに勝てるなんて思えませんね。

 皆さんが、中学生相手にドッジボールの試合をするようなものでしょうか…。

 でも日本チームは、「全力でぶつかれば、勝てないことはない。きっと戦える。きっと勝てる。」と信じて「挑戦する心」を強く持っていたからだと思います。

 皆さんはどうですか、最初は「どうせ無理だな…。」と思っていたのに、「みんなで、全力でやれば、できるかもしれない。挑戦してみよう!」と思って、頑張って、すごい結果が出せたことはありませんか。一年間を振り返ってみてください。

 

 2つ目は、「絶対、あきらめない心」です。

 日本チームは、本当にあきらめませんでしたね。最後までねばってねばって、絶対あきらめない強い気持ちがあったからこそ、最後の最後、逆転勝利できたのではないでしょうか。

 チームの中心、4番バッターである村上選手は、予選からずっと調子が悪くて、あれだけ「村神様」ともてはやされたのに、WBCで全然打てないと、「村神様」でなく、ただの「村人」だと悪口を言われて…、それでも村上選手は、自分をあきらめませんでした。一番肝心な準決勝や決勝で、しっかりと力を発揮してくれました。日本の選手たちの、この絶対にあきらめない強い気持ちが、世界一なんだと思います。

 みなさんはどうですか。あきらめそうになっても、負けずにがんばり通せたことはありましたか。

  最後、3つめは、「仲間を信じる心」です。

 WBCの大会中、何度も円陣をくんで、チームの気持ちを一つにするために、エールをかける場面を見ました。優勝した時には、チームの仲間で肩を組んだり、抱き合ったりして、心の底から喜び合っていましたね。皆さんはそんな気持ちになったことはありますか。

「このチームだから、この仲間だから優勝することができた。この仲間だから、信じ切ることができた。」と誰もが言っていました。どんな時も仲間を信じて、自分にできることを精一杯頑張るしかないと思えることがとても大きな力になるんですね。

 皆さんの学級はどうですか。皆さんの仲間はどうですか。信じあえる、そして支え合える、心から安心できる…そんな学級、仲間でしたか。 

 修了式の後、学級に帰ったら、もう一度一年間を振り返って、自分には、自分の学級には、

「挑戦する心」「あきらめない心」そして「仲間を信じる心」があったかな…。その心はどんな場面で力を発揮できて、その時どんな気持ちになったかな…話し合ってみてください。 

 侍ジャパン、日本チームは、この3つの「心」を強くもっていたからこそ、世界一になれました。そして日本チームの、この3つの「心」が、我々をとても元気づけてくれました。そして日本中を、日本中の人々をとてもうれしい、楽しい、しあわせな気持ちにさせてくれました。まさに、「みんなが楽しい!と思える日本」を創り出してくれました。

 みなさんがめざすのは、「みんなが楽しい!と思える竜王西小学校」を創ることです。

 4月、ひとつ学年が上がります。新たな気持ちでまた、精いっぱい頑張りましょう!

  明日から春休みに入ります。どうか安全に、楽しい春休みを過ごしてほしいと願います。

 最後に、保護者の皆様、ならびに地域の皆様には、この一年間本校の教育活動に格別のご理解とご支援を賜り、改めて深く感謝いたします。おかげさまで、コロナ禍であっても、充実した学校行事や「ふるさと学習」をはじめとする豊かな体験学習等を行うことができました。

 来年度も、「体験と関わり」を大切に、「みんなが楽しい!竜王西小学校」をめざして、全教職員が情熱をもって、子どもたちを導き、支えていきたいと思います。1年間、本当にありがとうございました。そして来年度もどうぞよろしくお願いいたします。