校長ブログ

今日から同窓会の仲間入りです ~6年生 竜王町立小学校同窓会入会式~

 今日の午後3時から、竜王町立小学校同窓会 副会長の若井幸司様(鏡在住)にお越しいただき、「令和4年度竜王町立小学校同窓会入会式」を行いました。

 以前、校長ブログでお伝えしましたが、竜王町の小学校の歴史をさかのぼると、昭和45年に当時の竜王東小学校と竜王西小学校が統合し、一町一校の「竜王小学校」が誕生しました。この一町一校の時代が、昭和63年、今の「竜王西小学校」ができるまでの19年間続きました。おそらく「同窓会」については、この頃の名残を強く残していて、それぞれの学校に同窓会があるのではなく、「竜王町立小学校同窓会」という一つの組織として引き継がれているのだと思っています。

 今の竜王西小学校が開校して以来、今までの卒業生の人数は2,133名です。35年の歴史において、本校だけでもすでに2,000人を越える卒業生(同窓生)がいるわけです。今年の卒業生の保護者の中にも卒業生(同窓生)がたくさんおられると思います。今日、48名の子どもたちが新たに同窓会に入会することになりました。この6年間、いろんな場面で同窓会の協力や支援をいただいてきました。これからは、協力や支援をする側になり、この竜王西小学校を応援していくことになります。

 若井副会長様からは、中学校へ進学する卒業生48名に対して力強い激励の言葉をいただきました。また、卒業記念品として、中学校で使用する和英辞典をいただきました。代表で卒業記念品を受け取った佐橋さんは、「中学校でも力いっぱい頑張ります。」とお礼と決意の言葉を返してくれました。

 

入会式が終わった後、校長室で若井副会長と話していると…、

「いやあ、校長先生。正直びっくりしています。あの子どもたちの姿勢のよさや真っ直ぐなまなざしに感銘を受けました。あんなに立派に育ってくれた子どもたちと、今日の入会式を行えたことを、私も誇りに思います。」とたいそう誉めてくださいました。

 

 そして、私(校長)の決まりセリフ…「帰りに下駄箱も見ていってください。」

 若井副会長曰く、「いやあ、校長先生。6年だけでなく他の学年もきれいに整ってますなあ。これはもう学校文化ですな。ほんまもんですわ。」 

 若井副会長、激励の言葉だけでなく、たくさんのお褒めの言葉もいただき、本当にありがとうございました。

鏡山と仏様 ~6年生 ぽえむさんによる「ふるさと学習」~

 昨日と今日で、今年度のぽえむさんの読み聞かせが最後になりました。6年生では、昨年度、ぽえむさんの全面協力のもと、コミュニティ・スクール竜西小(コミスク)で制作してもらったふるさと学習紙芝居「鏡山と仏様」を見させてもらいました。

 「鏡山と仏様」は、「鏡山」でかつて雲冠寺や西光寺、法世寺など複数の寺院が建立された理由を古文書の伝承を基にひも解き、歴史ある「信仰の山」としての側面を伝えたものです。

 聖徳太子が鏡山を訪れ、そこで見た不思議な夢の導きで太子自ら千手観音を彫って寺院を建立した話や、後に織田信長によって寺院が焼き討ちにあったの話など、教科書で学んだ人物も登場する「知られざる鏡山の歴史」についての紙芝居に児童らは興味津々でした。

 紙芝居の後、6年生の子どもたちは、ぽえむさんの「6年間の読み聞かせ」に込めた愛情に対して、感謝の気持ちを綴ったお礼状(メッセージ集)を渡しました。

 他の学年でも、今年度最後の読み聞かせが行われ、子どもたちがお手紙を添えて、お礼の気持ちを伝えました。

 ぽえむさん、今年度も一年間、本当にお世話になりました。心よりお礼申しあげます。おかげさまで、子どもたちは、ゆったりとした気持ちで、絵本の世界に浸ることができ、豊かな感性と情操を育むことができています。来年度は、それぞれの教室で、机なんかどけてしまって、子どもたちがもっと近い距離で、ぽえむさんの読み聞かせが聴かせてもらえることを楽しみにしています。

命を守るために「真剣」に訓練! ~避難訓練(不審者対応)~

 今日は、教室棟に不審者が侵入した想定で、避難訓練をしました。不審者侵入の知らせがあると、直ちに担任の先生は子どもたちに入口から離れたところで身をひそめるよう指示します。すぐに教室のドアを施錠し、カーテンを閉め、ドアの前には机や椅子でバリケードを作って、教室への侵入を防ぎます。不審者を刺激しないように、子どもたちは音を立てずに、静かに身を寄せています。

 状況によって避難の仕方や避難のタイミングは変わりますが、今日は、先生たちが協力して不審者を管理棟の方へ追い詰め、確保するのを待って、運動場へ避難しました。

 2学期の避難訓練で、「子どもたちの話し声」が気になる学年があって、「命を守るための訓練です!訓練を真剣にやっておかないと、万が一の時にみんなの命が守れません!」とかなり厳しく指導したことを覚えているのか、今日の訓練の子どもたちはとても「真剣」でした。

「学校にいる時は、必ず先生たちがみんなを守りますから、とにかく先生の指示に従って、素早く行動してください。でも、特に下校中などは、自分たちで自分たちを守らないといけません。一人になることがないよう集団で揃って帰ること、『あやしい、おかしい』と思ったら、すぐに逃げること、知らせることをしっかりと分かっておいてください。」と話しました。 

 もう一度「いかのおすし」をしっかりと頭に入れて、「自分たちで危険に気づける」子どもたちになってほしいと思います。今日の避難訓練で不審者役等ご協力いただきました町生活安全課の皆さんに感謝いたします。ありがとうございました。

この上ない「仕合わせ」! ~6年生からの素敵なプレゼント~

 今日の昼休み、6年生代表の11名が校長室を訪れてくれました。林莉子さんが「今までありがとうございました。これは私たちの感謝の気持ちを綴ったメッセージです。」と6年生全員が書いてくれたメッセージ綴りを手渡してくれました。6年生48名全員が一人ひとり書いてくれたメッセージ…それだけで心が熱くなりました。今まで、「感謝状」や「寄せ書き」をプレゼントしてもらったことはあるのですが、一人ひとりの「手紙」をまとめたものをもらったのは初めてです。今、夜の校長室で、一人ひとりの手紙をじっくり読ませてもらっています。

 この6年生の子どもたちと出会って3年。私がめざす「学校づくり」をこの48名に託してきました。「子どもたち一人ひとりの自尊感情を高める。そして自分の学校に誇り(竜西プライド)を持つ。」そんな私の願いを今の6年生が一つひとつ叶えていってくれました。私は、この子たちに今まで何度も「君たちは、私の、この学校の誇りだ!」と言ってきました。いわゆる「打てば響く」愛すべき子どもたちでした。

 子どもたちの手紙を読んでいると、私が3年間、毎日こつこつと積み上げてきたことの「値打ち」や「思い」をちゃんと分かっていてくれてとても嬉しかったです。なぜ毎日校門に立つのか…、なぜ毎日ごみを拾うのか…、そんなことをこと細かに説明しなくても、子どもたちにはちゃんと伝わっていると思えることがとても仕合わせです。長い時間をかけて積み「合わせて」きた「仕事」の結果、ようやく得られる幸福を私は「仕合わせ」と書きます。

 子どもたちから、たくさんの素敵な言葉をもらいました。一部しか紹介できないのが残念ですが、本当に有難いことだと感じています。

 こんな素敵な子どもたちのために、一生思い出に残る素晴らしい卒業式にしてあげたいと思います。3年間、ずっとコロナ禍の中で苦しんできた子どもたち…そんな苦労や我慢を一掃できるような、卒業式にしてあげたいと思います。 

 子どもたちが描いてくれた、ちょっとしたイラストにも温かな気持ちを感じました。6年生の皆さん、本当にありがとうございました。

 

やっぱり小学校が基本です! ~滋賀県公立高校入試から~

 昨日は、県立高校の一般入試でした。竜中生は、十分力を発揮できたでしょうか。志望校合格を心より祈っております。

 さて、毎年恒例(?)になってきた感がありますが、「今回の高校入試、国語の漢字の問題を小学生が解けるか?」の検証です。

 今回の問題は「書き問題」が5問、「読み問題」が5問の計10問でした。では順に見ていきます。

1.

①木造ケンチク → 建築(建→小4 築→小5)

②トドく → 届く(届→小6)

③ショクム → 職務(職→小5 務→小5)

④イトナム → 営む(小5)

⑤メイロ → 迷路(迷→小5 路→小3)

 

2.

①賃貸 → チンタイ(賃→小6 貸→小5)

②賄う → マカナ(う)(賄→中学)

③旺盛 → オウセイ(旺→中学 盛→小6)

④麓 → フモト(麓→中学)

⑤熟れた → ウ(れた)(熟→小6) 

 結果はご覧の通りです。全15字の漢字のうち、小学校で習う漢字は全部で12字もありました。逆に中学で習う漢字は「賄う」「麓」「旺」のたった3字だけでした。やっぱり小学校で習う漢字を熟語も含めて「きちんと習得できている」ことがどれだけ大事なのかが分かります。

 ちなみに本校の6年生の「小学校全漢字習得率」は9割を超えています。「朝の脳トレ」の積み上げの成果であり、これも自慢できる「竜西プライド」です。