校長ブログ

児童が主体となる児童会活動 ~運営委員会と放送委員会のコラボ企画~

 今、本校の玄関にモニターが設置されていて、そのモニターには「RyuTok募集!」のPR動画がエンドレスで流されています。しばらく見ていると、運営委員会委員長の佐橋遼太朗さんと放送委員会委員長の富家大志さんが画面に登場して、「運営委員会と放送委員会のコラボ企画として、『RyuTok』動画を募集しています!この一年でできるようになったことや特技などを動画に撮って紹介してみませんか。優秀作品は給食の時間に放送します!」と企画の説明とともに、一人1台のタブレット端末を使った動画の撮り方や、オクリンクという機能を使って動画を送信(提出)する方法を説明してくれています。

 学習で使い慣れてきたタブレットPCやオクリンクを活用して、「自分たちの学校生活を楽しくする」ための企画を考え、「自分たちの力」で運営実行していこうとする児童会(委員会)の「新たな挑戦」をとても嬉しく思います。欲を言えば、こんな学年末の切羽詰まった時期ではなく、もう少し早めに計画できるとよかったのですが、この価値ある「新たな挑戦」が、来年度の委員会活動にうまくつながっていけばと願っています。

 委員会活動は、本来「自分たちの学校生活に『必要な役割や取組』を分担して行うこと」と「自分たちの学校生活を『楽しく豊かにする取組』を作り出していくこと」が目的です。何よりも大切なのは、「自分たちが主体的に」ということ。ややもすると、先生たちの指示で動くだけの委員会活動になりがちです。子どもたちに取組を考える「視点」や取り組む「方法」をしっかりと指導しながら、子どもたちの「思い」を大切にして、「主体的な取組」となるようサポートしていかなければならないと考えています。

 そう言った意味では、今回の「RyuTok」の取組は、「学習の成果」と「子どもたちの発想」を生かす価値ある挑戦だと思っています。

 子どもたちも何かと忙しい学年末ですが、たくさんの子どもたちが、動画作品を応募してくれるといいですね。

 

ジェイソン先生と2年生 ~2年生外国語活動&昼休み~

 今日の3校時、2年生教室から元気な声が聞こえてくるので行ってみると、ジェイソン先生&廣田先生による外国語活動が行われていました。そもそもALTやJTEなどの専科教員による低学年の外国語活動を年間10時間もしている市町は他にはなく、外国語(英語)教育については間違いなく最も「手厚い」のが竜王町の強みです。おまけに子ども園でもALTによる「英語で遊ぼう」を年間10時間程度実施しているような市町はどこにもなく、幼小中の系統的な英語教育が確立されている竜王町の英語のレベルはとても高いと思います。7,8年前竜王中の教頭をしている時、中学校の卒業生が、「中学校の時、自分は英語が『できる』なんて思ってもいなかったけど、高校に行ったら『自分って英語がイケてるやん』と思えた。それほど竜王の英語はすごかったんやと今になって思えます。」とよく言っていたことを思い出しました。

 さて、話を戻して…、2年生は今日も全身で英語を楽しんでいました。今日は体の部位「head」「shoulders」「knees」「toes」「eyes」「ears」「mouth」「nose」という英語を、歌に合わせてボディタッチしながら覚えるような体操?がとても楽しいらしく、何度も「one more time ,  please!」と言いながら、繰り返し楽しんでいました。

 私が参観していたのは、ほんの10分ほどでしたが、その間ジェイソン先生や廣田先生が「日本語」を話すことはほぼなく、「All English」で授業が進められていました。子どもたちは、目と耳をめいっぱい働かせてジェイソン先生の「伝えようとしていること」を理解しようと一生懸命になっています。身振りを交えながらの「Are you tired?」に対して、大きく「No!No!」と答える子どもたちの笑顔が印象的でした。

 ジェイソン先生は、昼休みも2年生の子どもたちと一緒に遊んでくださいます。大好きなジェイソン先生と自然に触れあいながら、「生の英語」に慣れ親しんでいきます。子どもたちのために、一生懸命尽くしてくださるジェイソン先生に感謝感謝です!

 

竜西っこの頑張りをしっかり見ていただきました!~3学期教育委員会学校訪問~

 今日の午後、竜王町教育委員会学校訪問がありました。甲津教育長様をはじめ教育委員の皆様、また教委事務局の皆様が、子どもたちの学習や活動の様子を参観に来てくださいました。子どもたちは、「一瞬」は緊張もするようですが、「自分たちの頑張っているところを見てもらわなくっちゃ!」と張り切ります。保護者参観はもちろん、「学校の先生」以外のいろんな方に、自分たちの頑張りを見てもらうことは、子どもたちにとってとても励みになります。「ぼくたち、私たちを見て!」と子どもたちの表情が増えていっていることが嬉しいです。

 今日もたくさんのお褒めの言葉をいただきました。

○「いつ見ても下駄箱の靴は、きれいに揃ってますね。」⇐誰もがおっしゃる、今や「あたり前田のクラッカー」的「竜西プライド」

○「みんな、本当に落ち着いて集中して学習に取り組んでいますね。それに姿勢のいい子が多いです。特に2年生の姿勢がよかったです。」

○「先生たちの板書の字がきれいですね。とても見やすく分かりやすいです。」

○「机の上に無駄なものがなくて、すっきりしています。これも集中できるりゆうですね。」

○「教室やホールがよく整頓されていて、気持ちがいいです。これも子どもたちが落ち着いている証拠ですね。」

○「学級目標なども、みんなで決めて、しっかりと共有できているのがいいですね。」

○「グループで、活発に話し合っている姿に感心しました。自分たちのやりたいことを主体的に学んでいます。」

○「脳トレで一日のスタートが気持ちよく切れていて、学習のけじめやメリハリが習慣づいています。」

○「朝の脳トレの成果がよく見えます。漢字の習得率がとても高いですね。しっかり基礎学力が定着しています。」

○「3年間の算数の授業研究の成果が、全国学学調査結果に確かに表れています。」

 皆さん、「竜西っこ」のいいところをたくさん見つけてくださいました。今日、誉めていただいたことを子どもたちにも、先生たちにもしっかり伝えたいと思います。

 

最後に「頂点(ゴール)」を示してほしい ~6年生 卒業に向けて~

 6年生の「卒業」に向けての様々な取組が始まっています。6年生は卒業に向けて取り組むべきことを、自分たちで分担しながら主体的に進めています。「6年生を送る会担当」、「ひびきあい活動(コサージュ作り)担当」、「校舎への感謝を示す『卒業そうじ』担当」、「転出された元担任の先生への感謝を伝える担当」「西小の先生たちへの感謝を伝える担当」の5つの担当に分けて進めているようです。

 この日は「6年生送る会担当」のチームが、発表の計画について提案していました。発表のシナリオや、発表に使う動画(スライドショー)などを、タブレットPCを使って説明していました。担任の先生の指示で取り組むのではなく、6年間の学びを、そして6年間で築き上げてきた「仲間との絆」を最大限生かしながら、すべて自分たちで計画、進行していきます。そんな6年生の姿に「6年間の確かな成長」を実感していました。「自信を持って、熨斗をつけて中学校に送り出せる、自慢の子どもたちだな…」と改めて思いました。

 卒業式の歌の練習も始まっています。真剣な表情で、気持ちを込めて歌う6年生の姿に、卒業式にかける「熱い思い」を感じ取ることができました。

 今まで、全校のリーダーとして、下学年に範を示しながら学校文化(校風)を創り上げてきてくれた6年生。私(校長)がめざしてきた「竜西プライド」をいくつも実現してきてくれた6年生。

 卒業式には、後に続く下学年の子どもたちに、6年生(小学生)がめざすべき「ゴールの姿」、「頂点の姿」をしっかりと見せてあげてほしいと強く思います。「あんな6年生になりたい!自分たちの目標はこの姿だ!」と憧れの気持ちをもって、見送られる6年生であってほしいと願います。

 卒業式まであと5週間。カウントダウンの数字が、一日一日減っていくにつれて、淋しい気持ちが少しずつ増していきます。

2,000人に1人の超でっかい賞受賞! ~第46回滋賀県青少年書展~

 今日も校長室で「でっかい賞」を受賞した竜西っこを表彰することができました。

 今回の賞は「第46回滋賀県青少年書展」という書写のコンクールです。おそらく県内では最も出品作品数が多い展覧会だと思われます。出品数は小中学校合わせて、なんと102,608点。

 そこから、まず「特選(特別賞)」が56点のみ選ばれます。「特選」に選ばれる確率は、なんと0,05%!2,000人に1人の確率という超狭き門です。

 ところが今回、その「特別賞」=「滋賀県書道協会賞」を受賞した竜西っこがいます!

6年生の圖司結月さんです。実は、もうすでに正式な表彰式は終わっているのですが、あまりに「でっかい賞」なので、改めて学校で表彰することにしました。めったなことではもらえない本当にすごい賞です!

 そして、輝く竜西っこは他にもたくさんです。この展覧会で見事「金賞」を勝ち取ったの人が6名もいます。「金賞」の受賞確率は約2%、50人に1人しかもらえません。そんな金賞を受賞したのは、

 1年生 北川結菜さん、3年生 本庄絢太さん、橋口芽生さん、5年生 小倉野々花さん、宮本英治さん、そして6年生 紀伊里咲さんの6名です。

 7名の受賞に大きな拍手です!本当におめでとうございました。