校長ブログ
鬼かけ隊 入隊試験 ~2年生 九九を「道具」として使えるまで鍛える!~
2年生の学習は、いよいよ「学年のまとめ」に入っていますが、特に「九九を使いこなせる」ように頑張っています。「鬼かけ隊 入隊試験」と書かれたプリントをもち、「九九の呼吸を習得し、全集中できるようになれ!」というミッション達成のために、「上がり九九」や「バラバラ九九」を鍛え直し、それぞれがマスター(クリア)できたら、いよいよ「最終の修行の場」である「校長室」で「スピード九九テスト」を受けるのであります。
「スピード九九テスト」は、10個の「バラバラ九九」を20秒以内で答えるというテストです。最初にA,B,Cの問題から一つ選び、「20秒」にセットされたタイマーのもとで、私が示す九九の答えを次々と言っていくのです。20秒で10問ですから、1問2秒で答えていかなければなりません。1問でも「えっと・・・」と詰まってしまうと、ほぼアウトになります。おまけにただでさえ緊張する校長室、容赦なく減っていくタイマーの数字、このプレッシャーに打ち勝ってミッションをクリアしなければなりません。
今日は「スピード九九テスト」の初日、早速校長室廊下には長蛇の列ができました。「失敗してもいいから、まずはチャレンジすることだ!」という子どもたちの前向きな気持ちが素晴らしかったです。
今日は13人の合格者が出ました。合格すると、「若い時の校長先生?」のイラストの入った「スペシャル合格証」がもらえます。もちろん「ミッションクリア」とならなかった子どもたちもたくさんいます。でも、どんまいどんまいです。まだまだチャンスの日はあるのですから、何度でもチャレンジしてほしいと願っています。大切なのは人に勝つこと、人より早く合格することではありません。「合格するまで決してあきらめない自分でいる」ことです。3年生になるまでにきちんとやり遂げて、「九九を道具として使える力」をつけてほしいと願っています。2年生の皆さん、応援していますから、毎日こつこつ頑張りましょう!
おいしがを発見! ~食について考え、感謝の気持ちをもとう~
今週は、「学校給食週間」です。この一週間、給食を通して「食」について考え、給食に携わる人々に感謝し、食べ物を大切にしようとする気持ちや態度を養います。また、滋賀県の食文化について学び、地域の食文化や特産物についての関心を高めます。
今日は給食の時間に、給食センターの竹内栄養士さんが来てくださり、給食ができるまでの給食センターの仕事や様子について、いろんな場面の写真を使いながら説明してくださいました。
衛生面のチェックを何重にも行なって、細心の注意を払って給食を作っていてくださることや、1400人分の給食を大きな大きな鍋で調理してくださっていること、100台近い炊飯ジャーを使ってご飯を炊き、毎日炊き立てのご飯を食べられるようにしてくださっていること、そしてそれは全国的にも珍しい、つまりはとてもありがたいことだということなど、たくさんのことを教えていただきました。
また、今週は「おいしがを発見!」というテーマのもと、毎日「郷土給食メニュー」になっています。昨日は「近江八幡市メニュー」で、今日は「湖南市メニュー」でした。明日から「日野町メニュー」「竜王町メニュー」「甲賀市メニュー」と続きます。ちなみに「近江八幡メニュー」には必ず「赤こんにゃく」が登場するのですが、八日市育ちの私にとっては、なじみがなく、いまだにちょっとにらめっこしてから食べてしまいます。もちろん食べるとおいしいのですが…。それはさておき毎日、いろんなところの特産物(名物)が頂けて、毎日とても給食が楽しみになります。
各学年学級においては、給食や「食」についてじっくり考え、給食に携わってくださっている調理員さんや、給食を運ぶ運転手さん、配膳してくださる用務員さん、そして食材を提供してくださっている生産者さん等に改めて感謝の気持ちを持つとともに、自分たちのために、食べ物の『命』をありがたく『いただいている』という気持ちを忘れず、心を込めて「いただきます」と言えるよう学びを深めていきます。
どのクラブにしようかな…? ~3年生 クラブ活動見学~
今日の6校時のクラブ活動は、3年生のクラブ見学を兼ねていました。クラブ活動は、4~6年生が学年の枠を越えて、同好で組織し、自主的に活動する学習活動です。
運動場には、陸上クラブと屋外スポーツクラブ。体育館には、屋内スポーツクラブ、バドミントンクラブ、卓球クラブの3クラブ。そして校舎内では、ボードゲームクラブ、パソコンクラブ、アートクラブの3クラブ、合計8つのクラブが活動しています。
3年生は、わずかな時間ずつですが、すべてのクラブの活動を見学して、来年度「どこのクラブに入ろうかな~?」と思いを巡らせていました。全校たてわり活動と違って、4~6年生の上学年の同好の者だけで組織し活動しますから、今の3年生にとっては、「ちょっと本格的なやあ…。ついていけるかな…。」とか「レベルが高いな…自分に難しいかなあ…。」などと少し不安に感じた部分もあるかもしれませんが、「やりたいことを思い切り楽しむ!極めていく!」…それがクラブ活動の醍醐味であり、よさですから、あんまり心配しなくていいと思います。
たいてい「やってみたら、意外にいけた!楽しかった!」となりますから、4年生から始まるクラブ活動を楽しみにしていてくださいね。
谷先生にお世話になっています ~4年生 総合「プログラミング学習」~
新学習指導要領において必修化された「プログラミング学習」。竜王町は、以前から谷 正次先生の指導サポートを受けながら学習してきました。ところがご存じのとおり、昨年10月に谷 正次先生は急なご病気により亡くなられ・・・、あまりに突然のことで、我々教職員も子どもたちも、心にぽかんと穴が開いたように、悲しく寂しい思いでいっぱいでした。
その後、本校のプログラミング学習をどうしていこうかと思案している時、「私でよかったら引き継ぎます。」と言ってくださったのが、谷 正次先生の息子さんである谷 大智先生です。12月の終わりから、子どもたちは谷 大智先生にプログラミングを教えてもらっています。親子2代にわたってお世話になるという運命的な「縁」を感じながら改めて二人の谷先生に心より感謝申しあげます。
今日は4年生がプログラミング学習に取り組んでいました。スクラッチというプログラミングソフトを使って、キャラクターが「指示通り」の動きをするように、「命令のブロック」を積み上げながらプログラミングしていきます。いわゆる「コーディング」と言われる、難しい数式や記号を並べるのではなく、直観的にプログラムできるように「ボタンを押す」「○歩歩く」「右(左)に○度回転する」「もし、○○だったら○○する」「○回繰り返す」・・・というような一つひとつの「命令ブロック」をつなぎながら一連の動きをプログラムしていきます。
一通りプログラミングできたら、「デモ(実行)」を行い、動きを確認して、期待する動きになっていなかったら、どの「命令ブロック」に問題があるのか考えて、修正していきます。「プログラム」→「実行」→「修正」→「実行」→・・・と試行錯誤しながら「指示通りの動きにする=課題解決」を図っていくのが、プログラミング学習の神髄です。
高学年になると、簡単なゲームなら自分で作ってしまえるほど、子どもたちの「吸収力」と「応用力」はすごいです。つくづく「今の時代を生きる子どもたちだな…」と痛感してしまいます。
「0年生」ではありません。「最年長組」です!~5年生わくわく交流~
今日は、5年生と4月に入学する5歳児さんとの「わくわく交流」でした。新しい1年生が、安心して小学校生活を始められるように、小学校という場所に慣れ、新6年生になるお兄さんお姉さんとの親しい関係が作れるように、「わくわく交流」を実施しています。この日に向けて、5年生は計画的にこつこつと準備を進めてきてくれました。一緒に遊ぶためのすごろくや福笑い等を丁寧に作ってくれていました。中には「ワニワニ〇ニック」みたいな大掛かりな装置もできていて、「本当にがんばったなあ~」と感心しました。
でも今回の「わくわく交流」で私(校長)が最も感心したのは、5年生が5歳児さんを「0年生」として扱っていないことでした。「0年生」・・・つまり、「まだ何にもできないから、すべて面倒見てやらなきゃ…」という捉え方ではなく、「子ども園や保育園では、『最年長組さん』なんだから、すでにたくさんのことができる子どもたちなんだ。」という捉えで、交流の内容を考えてくれたことです。具体的には、「おもちゃを作ってあげる」ではなく、「いっしょに作る。自分でやってもらう。」という活動をしてくれたことです。
交流の時間の半分は、「5年生が作ったおもちゃで、一緒に遊ぶ」活動にして、もう半分は「作り方を教えながら、自分でおもちゃを作ってもらい、それで遊んだりお土産にしたりしてもらう」活動にしていました。
活動を見ていると、さすが「最年長組」です。描いたり、切ったり、折ったり、貼ったり・・・なかなかの「甲斐性」です。5年生にサポートしてもらいながら、自分たちで「けん玉」や「福笑い」や「折り紙の花」等を作っていきました。1時間余りの交流でしたが、とても活動が充実していた「わくわく交流」でした。1回目の「わくわく交流」よりも、「もっとやりたいー!」と帰りたがらない5歳児さんが増えたように感じました。
5年生の皆さん、お疲れ様でした。皆さんのおかげで、5歳児さんも4月の入学がとても楽しみになったと思います。