校長ブログ

久々の「でっかい賞」とったど~!~お話を絵にするコンクール&全国児童才能開発コンテスト~

 今日は久しぶりの「全国レベル」の「でっかい賞」の表彰式ができました。

 第52回京都新聞お話を絵にするコンクールで見事「滋賀県町村会長賞」という特別賞を、そして第59回全国児童才能開発コンテスト(図画の部)でも「佳作」を受賞したのは、1年生の川嶋紗綾さんです。

 写真の左の絵は、「佳作」に入った「お兄ちゃんとの夏休みの思い出」です。写真右は、「みらいのえんそく」という絵本を読んで描いた楽しい作品です。

 未来の遠足は「月」にいくのかも!一人の少年と月に住むゆかいな生物が、絵を描くことを通してなかよしになります。夢が広がる楽しいお話を絵に表しました。

大きな大きな賞のW受賞!紗綾さん、すごいね。本当におめでとう!

 

 

いと うつくし ~4年生 版画制作「彩色木版画」~

 今日は朝から多くの学年が「版画づくり」に取り組んでいました。4年生教室を見に行くと、百人一首の絵札を題材にした「彩色木版画」に挑戦していました。

 初めて手にする「彫刻刀」を使って、木の板を彫ります。三角刀を使って細く鋭い線を彫ったり、丸刀で幅のある柔らかい線を彫ったり、平刀で面を削ったり、それぞれの彫刻刀の特長を生かしながら彫り進めていきます。彫刻刀の基本的な使い方ができるようになるというのが、学習の一つの目標でもあります。

「彫刻刀の前に手(指)をもっていかない」「彫刻刀は素手でもち、板を押さえる手には軍手をはめる」…一番大切な安全のための注意も怠らず、しっかり集中して取り組んでいました。

「彩色木版画」は、刷り自体は普通の木版画と同じで、黒一色で刷り上げますが、そのあと紙の裏から、水っぽい絵の具で着色して完成させる版画です。表面への色の出具合を確かめながら、版画を完成させていきます。

 絵筆で直接彩色するので、厳密に言うと「版画(刷る)」ではありませんが、白と黒だけの版画に柔らかく色を添えて、華やかにする技法です。

 この版画を、ダンボール紙にでも貼り付けて、みんなでジャンボ「坊主めくり」なんかすると楽しいかもしれませんね。そうなると、だれでもいいので、ぜひ「蝉丸」を題材にしててくれたらな…と思っていました。

4年生の「彩色木版画」、いとうつくしでした。 

校内書き初め展終了

 昨日の「祖父母参観」に合わせて、今日まで「校内書き初め展」を開催していました。参観いただいた祖父母の皆様には見ていただけたのですが、保護者の皆様にはご覧いただけなかったので、見にくいかもしれませんがブログで少し紹介したいと思います。

 低学年は、フェルトペンでの書き初めです。文字の形や中心を意識して、かつ「びびらないで」書くことが大事です。

 3年生は、初めての毛筆の書き初めになります。「長い割に幅が細い」画仙紙にいかに字を収めるかに苦労します。「止め」や「はらい」の基本は大事ですが、3年生らしくドカーンと元気よく筆を走らせてほしいところです。

 4年生は自分が書きたい言葉で書き初めに挑戦したようです。いろんな言葉がありバラエティーに富んでいて楽しいです。「名前」がもう少ししっかり書けるといいなと思いました。「名前」も作品のうちですから、スペースが許せば、しっかりフルネームで書いてほしいと思います。「名前」は自分の宝物です。いつ何時も「いい加減」に書いてはいけません。

 5年生になると基本もしっかりしてきて、力強さが増してきます。2~3字の短い題材「宝舟」「希望」「若い力」ゆえに、いかに「迫力」を表現できるかが肝になります。

 6年間最後の書き初めになりました。題材選び、字形、力強さ…いろんなことに気を配りながら書いた様子が伺えます。ちょっとした具合で字形が崩れやすい「少」や「初」、「心」や「志」に苦労した感じが伺えます。 

 今日は、一応「校内書き初め展最終日」だったので、私は今一度各学級の作品を、時間をかけてじーっと鑑賞していました。そしてどの作品が、自分の心に訴えてくるかな…と考えながら、勝手に校長特選「絶好調(校長)賞」を選びました。

 低学年の作品は、「びびらずにペンを進めている」「字の中心が揃っている」「名前までしっかり書けている」…そんなところで選びました。

 中学年の作品は、感覚的に「味がある作品」、「印象深かった作品」を選びました。「かすれがいい動きを作っている」、「どしんと腰が据わっている」、「直線と曲線のコントラスト」…感覚的なのでうまく言えませんが、心に訴える作品でした。

 最後、高学年は、やはり「迫力」勝負でしょうか。「画仙紙をめいっぱい使う」「伸ばすべきところを大胆に力強く」…そんなところが、私の心をつかんだような気がします。

 この後は、「校内版画展」を開催する予定です。今、子どもたちは、その版画作品を頑張って創っています。乞うご期待です!

 

祖父母参観ありがとうございました

 今日は祖父母参観を実施しました。子どもたち(お孫さん)が、日頃どんな学習をしているのか見てもらう授業だったり、特別に何か「発表する」授業だったり、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に何かをするという授業だったり、その形態はまちまちでしたが、子どもたちにとっては「甘えられて、安心できるおじいちゃん、おばあちゃん」が見にきてくれるのを楽しみにしていたようでした。

 1年生では、小学校に入学して「できるようになったこと」を発表したり、昔遊びを一緒に楽しんだりしました。独楽回しやお手玉やあやとりでは、やはり「昔取った杵柄」、子どもたちから「おじいちゃん、プロやあ!」「おばあちゃん、すご~い!」と感嘆の声がもれていました。

 2年生では、音楽の発表を聴いてもらったり、「あんたがたどこさ」の唄に合わせて手遊びを楽しんだりしました。

コロナ禍の中、ここ2,3年できていなかった祖父母参観。今年ようやく実施できてよかったと思っています。寒い中、たくさんの参観をありがとうございました。

「小正月」は過ぎていますが…とても華やかです!~玄関の餅花飾り~

 今、学校の玄関には、「餅花(もちばな)」が飾られています。これは、本校のスクール・サポート・スタッフの西村さんが作って飾ってくださったものです。柳の枝につけられた紅白のお餅がなんともかわいらしく華やかです。ちなみに「餅」と言っていますが、今回はご飯をすりつぶして、食紅で色をつけた「団子」を枝につけて飾られています。

 「餅花」は、もともと一年の五穀豊穣を願って「小正月」(1月15日)に飾られたものらしいのですが、今では節分やひな祭りの時にも飾られるようになりました。

 スクール・サポート・スタッフの西村さんは担任の先生方の学級事務(印刷や教材づくり、宿題のチェック等)をサポートするお仕事なのですが、いつも「他にできることはないか」「子どもたちに伝えられることはないか」と仕事以外のことも積極的にやってくださっています。今回も「玄関が少しでも華やかになったら…」「子どもたちが、いろんな伝統文化に触れてくれたら…」そんな思いで作ってくださいました。

 本校は、こんな一人ひとりのスタッフの「子どもたちに対する思い」で支えられています。西村さん、いつもいつもありがとうございます。

めざすは「みんなが楽しい!」 ~学級対抗大縄大会に向けて猛練習!~

 本校の学校目標(子どもたちに具体的に示している目標)は「みんなが楽しい!竜王西小学校」です。この目標は4月の学級開きの日に、担任の先生から示されて、この目標を基にしながら各学級の学級目標が決められています。先生たちは、ことあるたびに「みんなが楽しい!」を子どもたちに意識させ、「『みんな』とは誰なのか」、「『楽しい』とはどういうことなのか」を考えさせ(振り返らせ)、親和的で支持的な学級集団づくりをめざしてきました。3学期に「学級対抗大縄大会」を実施している意味がここにあるわけです。

 運動(縄跳び)が得意な子も苦手な子もいる中でいかに学級が一つにまとまれるか、いかに一人ひとりが学級の中での「自分」の存在意義を見出せるのか、「勝負」がつきものの大会で、勝っても負けてもそこに「価値」=「楽しさ」を見出せるのか…「みんなが楽しい!竜王西小学校」をめざしてきた集大成の形が「学級対抗大縄大会」にあると思っています。

 各学級、本格的に練習を始めています。当然、担任の先生も学級のひとりですから、大会に向けて「熱く」なります。本番は2月15日です。各学級、この一年間で培ってきた「学級の力」をすべて出し切ってくれたらなと思います。

体育も「積み上げ」の学習です ~5年生跳び箱&3年生マット~

 今日は久しぶりに体育館を覗きに行くと、5年生が跳び箱運動に取り組んでいました。

 最初は基本の「開脚跳び」から。しっかり助走をして→ロイター板で強く踏み切り→跳び箱の前の方にしっかりと手をついて→腰を高く、目線は前へ→手を突き放し、着地へ。みんななかなかの演技!大変きれいで、大きな動きでGOOD!です。しばらく見ていて感じたことは、「この子たちは、腰がよく上がるなあ…。」ということ。ただの勢いではなく、意識的に腰を高く上げようとしているのが分かりました。

 次は、跳び箱運動のひとつの「関門」である「台上前転」です。

 予想通り、うまく回れる子たちが多かったです。「足を伸ばしたまま回ると、回転が大きく、ダイナミックになるよ。」と軽くアドバイスをするだけで、演技の完成度は上がっていきました。

 「台上前転」のポイントはただ一つ!「思い切り上に腰(お尻)を上げる!」ことです。お尻さえ高く上がれば、黙っていても体は勝手に跳び箱の上で回ります。「台上前転」がうまくできない原因は、ずばり「頭よりお尻の方が高くなる『逆さ状態』になるのがこわい」ということ。高学年になり体が大きく重くなるほど、その「恐怖感」は大きくなります。だからこそ、できれば低学年までに、いや幼稚園・保育園時代にしっかりと「体が逆さになることに慣れておくこと」つまり「逆さ感覚」を身につけておくことが大切です。鉄棒遊びや転がり遊びを十分にしておかないといけません。もう一つは、「しっかりと腕を突っ張る感覚」や「うさぎ跳び感覚」が身についていることです。低学年の体育の運動遊びで、「うさぎ跳び」や「カエルの足たたき」を丁寧に繰り返しするのはそのためです。

 次の時間は、3年生がマット運動に取り組んでいました。側転の練習です。

 どうですか、この子たちの足の上がり具合!素晴らしいです。しっかりと腕を突っ張って、腰(お尻)を天井まで上げるような気持ちで、高く持ち上げています。この感覚が5年生の「台上前転」に通ずるものがあることに気づいていただけたでしょうか。大切なのは「逆さ感覚」や「腕を突っ張る感覚」などの多様な運動感覚なのです。これらは、小さい頃からいろんな運動経験(運動遊び)を積み上げることによって、自然に身についていくものです。体育の、特に「器械運動」は「積み上げ」の学習だと言えると思います。低学年の多様な「運動遊び」で身に付ける「運動感覚」が、中高学年の難しい技を成功させる一番大事な「基礎の力」になるのです。

昔は子どもの仕事でした!? ~3年生 七輪体験~

 1月19日(木)のブログでも紹介しましたが、今日は3年生が「七輪体験」をさせてもらいました。地域学校協働本部や学校支援ボランティアの皆さん総勢10名のサポートを受けて、「マッチを擦る練習」→「松葉や小枝などの焚き付けに火をつける」→「木炭に火を移す」→「お餅を焼く」→「美味しくいただく」という一連の体験をします。

 最近は大人でもマッチを使うことはほぼなくなりましたから、子どもたちにとってはなおさらで、「マッチを擦って火をつける」ということが、けっこう「こわさ」や「不安」を伴う様子でした。でも丁寧に安全なマッチの付け方を教えてもらいながら、子どもたち一人ひとりがマッチで火をつけることができました。

 焚き付けに火をつけると、白い煙を上げて炎があがり、子どもたちは喜んで「これで餅が焼ける」と思うようですが、「そんなところで餅を炙ったら、ただ黒く焦げるだけだよ。」と教えてもらって、そこから「炭に火を移す」ことをしないと何も始まらないことを学びます。

 炭火のよさは、①高火力であること②遠赤外線効果でじっくり中まで火が通ること③火力が長持ちすること④何よりも煙が出ないこと…子どもたちは実際に体験しながら一つずつ学んでいきます。七輪の上に網をおいて、お餅を並べ、子どもたちはお餅が焼けていく様子を、心配そうにじーっと見守りながら、「あっ、膨らんできた!」「わぁ、焦げ目がついた。美味しそう!」「めっちゃいい匂いがしてきた!」などとお餅の「変化」に一つ一つ反応しながら、お餅をほおばるその時をまだかまだかと待っていました。

 火を起こすところから、全部自分たちで体験して、時間をかけて焼いたお餅の味は、格別なものだったようです。寒い日でしたが、口いっぱいに広がった「あつあつのお餅」の美味しさと七輪の温かさで心がぽかぽかになったような子どもたちの笑顔でした。

 最後に、炭火や練炭を使った「火鉢」について教えてもらいました。「火鉢」は今でいう「ストーブ」であって、暖をとるだけでなく、その上でお湯を沸かしたり、煮炊きをしたり、大変重要な役目を担っていたことを知りました。また、昔は「木炭」ひとつとっても決して無駄にしないように、残った炭火は「火消壺」に入れて、「消し炭」にして再び使うことも知りました。

 子どもたちにとって、何より驚きだったのは、今日体験したような「七輪の火起こし」や「お風呂の薪炊き」は、たいてい子どもの仕事だったと聞かされたことです。子どもと言えども家族の一員。「役割」がきちんとあって、毎日しなければならない「仕事」があったということです。

 3年生のNさんが、「えーっ、そんなんちっとも家でのんびりできひんやん。」と思わず漏らしました時、おじいちゃん世代のボランティアさんは、「うん。ちっとものんびりしてへんだわ。」と笑顔で答えられました。「今の時代の子どもたちは、何不自由なくほんとに幸せだと思うよ。」と言いたかったのかもしれません。

 今日の体験は、「昔の生活の大変さ」を知るという目的もありますが、それだけでなく、昔の「くらしの工夫」とか「家族の役割」などにも、子どもたちが思いを馳せてくれると嬉しいなと思います。

 学校支援ボランティアの皆さん、今日は本当に子どもたちが貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございました。

 

日本を紹介しよう! ~5年生オンライン英会話授業~

  今日は、5年生が「オンライン英会話」の授業に挑戦しました。

 アメリカはテネシー州メンフィス出身のALTのサム先生とオンラインでつながって、英会話を楽しみました。

 サム先生は、「We have ~」「You can ~」「It’s ~」の表現を使って故郷メンフィスの名物をいろいろと紹介してくれました。子どもたちはサム先生の英語をよく聞き、見せてくださる写真も手掛かりにしながら、一生懸命内容を理解しようとし、サム先生の英語での質問にも、「Yes, I do」「I like ~」等を使って頑張っていました。

 サム先生からの紹介の後は自分たちの番です。今度は同じ表現を使って、グループ別に考えた「日本の紹介」をしました。一人ずつ自己紹介「My neme is~」をしてから、例えば、「We have washoku in japan.」「You can enjoy yakizakana.」「It’s delicious.」という具合に、サム先生に話しかけます。サム先生はそれに対して「I see!」「I like~」と反応してくれたり、逆に「Do you like~?」「How many~?」などと質問も返したりしてくれます。子どもたちも何とかその質問に答えようと頑張ります。

 慣れている内本先生や廣田先生、そしてALTのジェイソン先生に対するのとは違って、初めて出会うサム先生とオンラインとはいえ対面して英会話をするのですから内心とても緊張しているのですが、何とか会話をしようとしている姿が、「さすが竜王っこ! 他市町の学校よりもうんとレベルの高い英語学習を積み上げてきただけある!」と感心しました。

 しかし、子どもたちがそんな懸命に頑張る中、私(校長)は…「画面のサム先生は、いったいどこで話しているのだろう…。子どもたちは疑いもなく、きっとアメリカのメンフィスとつながっていると思っているだろうけど、ALTの先生だから日本のどこかだろうな…。」そんなことを考えていると、会話の中でサム先生が、「I like Misokatsu!(みそかつ)」とか、「I know Oda nobunaga(織田信長)」などとおっしゃってたので、「これは、間違いなく『愛知県』の名古屋あたりだろう。」と、英語の授業とは関係なく勝手な想像を巡らせていたのでした。

チャレンジランキング ~ハイスピード縄跳び大会4~6年~

 今日の昼休みは、昨日実施するはずだった4~6年生の「ハイスピード縄跳び大会」が行われました。スポレク委員会の運営のもと、一人ひとりが「1分間に何回跳べるか」にチャレンジしました。

 上学年の子どもたちですから、得意な子たちは1分間に200回以上跳びます。今日の最高記録は232回だったと思われます。今日の子どもたちの記録は、県の方にも送られて、滋賀県内の小学校の中でランキングを競っていくことになります。

 この後は「ハイスピード縄跳び1~3年生」と学級対抗の「大縄大会」へと続いていきます。冬の体力づくりの一環ですが、「目標を掲げて、精いっぱい努力する」「学級で力を合わせて、学級の絆を高める」というところに大きな価値があると考えています。これからの子どもたちの頑張りが楽しみです。

 大会を運営してくれたスポレク委員会の皆さん、ご苦労様でした!