校長ブログ

竜王西小学校の歴史 ~3年生社会 町の様子とくらしの移り変わり~

 今日の2時間目、3年生の社会科「町の様子とくらしの移り変わり」の学習に、地域学校協働本部の関川先生がゲストティーチャーとして来てくださいました。先日の「七輪体験」でもお世話になったところですから、子どもたちもすっかり「顔なじみ」になり、「関川先生!」って気軽に声をかけさせてもらっています。関川先生は「竜王町の自然と歴史」について、本当に詳しく知っておられ、本当なら「子どもたち」より前に、我々「先生たち」が竜王町のことについて、しっかりと学ばないといけないところです。

 さて、今日の学習のメインは、「竜王西小学校の歴史」でした。この際、このブログをご覧の皆さんも一緒に勉強しましょう。

①もともと竜王町には「鏡山村」と「苗村」のふたつの村があり、

②明治10年(今から146年前)には、竜王町に7つの学校がありました。

③明治19年(137年前)に、鏡山村には「鏡小」「鵜川小」「岡屋小」の3校、苗村には「山之上小」「川守小」「林小」の3校、合計6校に統合されます。その後「林小」が統合され、合計5校となります。

④明治42年(114年前)、「鏡小」「鵜川小」「岡屋小」の3校が統合され「鏡山小学校」に、そして「山之上小」「川守小」の2校が統合され「苗村小学校」になり、町内2校体制の時代が昭和まで続きます。

 次に、大きな転機が訪れます。

⑤昭和30年(68年前)、「鏡山小学校」は「鵜川校舎」を本校、「鏡校舎」「岡屋校舎」を分校とする「竜王西小学校」となります。そして「苗村小学校」は、「山之上校舎」を本校、「川守校舎」を分校とする「竜王東小学校」になります。歴史上初めて「竜王西小学校」という学校が登場しますが、これは現在の「竜王西小学校」とは全く別物です。校区も今と違って、「小口」や「岡屋」「山中」も西小校区になっています。ちなみに、1~4年生は「分校」通い、高学年になると「本校」に通ったそうです。 

 続いての転機は、町内1校体制になる時です。

⑥昭和45年(53年前)…竜王西小学校と竜王東小学校が統合され、「竜王小学校」になります。校舎は5校舎ありましたが、翌年、新校舎が建てられ(現在の竜王小学校)、竜王町の子どもたちは「みんな」竜王小学校に通うことになったのです。そしていよいよ、現在の「竜王西小学校」が生まれる方向に歴史は動きます。

 写真の町並みがどこか分かりますか?昭和60年頃の「美松台」の風景です。この時は、まだ家もまばらですが、その後一気に家が建ち並ぶことになります。当然「子どもたち」の数も増え、「竜王小学校」の全校児童数は1,000人を越える事態になり、新たな「小学校」の必要性が出てきました。そしていよいよ…

⑦昭和63年(今から35年前)、現在の「竜王西小学校」が開校する運びとなったわけです。

 開校当時の「竜王西小学校」の写真です。現在はあるのに当時はまだなかったものがたくさんあります。「コスモス保育園」はもちろん、「旧西幼稚園」もまだ建っていません。それから、よく見ると分かるのですが、現在の「2,6年教室棟」も「ウサギ小屋」も実は、最初はなかったのです。前庭の「ケヤキ」の幹がまだ細く弱弱しいこと…今や本当に「太く大きく」育ちました。35年の歴史の積み重ねを感じます。 

 今日は改めて、「竜王町の小学校」「竜王西小学校」の歴史を振り返ることができてよかったです。関川先生、ありがとうございました。

 

 

 

TVカメラの前でハッスル!ハッスル!~下学年 ハイスピード縄跳び大会~

 今日の昼休みは、1~3年生のチャレンジランキング「ハイスピード縄跳び大会」でした。1分間に何回跳べるか、全力で頑張ります。今日は近江八幡のケーブルテレビZTV が取材に来てくださったこともあって、かっこいいところを見てもらわなければなりません。どの子もハッスル!ハッスル!一生懸命跳びました。

 学年関係なしに、得意な子は高学年並みに180回~210回くらい跳びます。特に2年生は、150回を超えてくる子が多くてびっくりしました。

 さらにびっくりするのが1年生の頑張りです。1年生というと、たいていは「ちょんちょん跳び」(ゆっくりリズムを取りながら跳ぶために、縄を1回転させる間にちょんちょんと2回跳ぶ跳び方)の子が何人もいるのですが、今年は誰もいません。みんな、ちゃんと1回転1ジャンプの両足跳びがきれいにできています。大きく腕全体を回して跳ぶのではなく、だんだんと脇がしまってきて、腰の横で、手首で縄を回せる子が多いのにびっくりです。本当に感心しました。

 何人かの子どもたちは、ZTVさんにインタビューも受けました。どんなことを聞かれて、どんなふうに答えたのかわかりませんが、遠目で見ていると、みんな元気よく受け応えできているようでした。

 今日の模様は、ZTVで2月16日~23日の間、「はちすま」という番組で、一日に何回も放送されるようです。視聴環境が許せばぜひ見てあげてください。

 

 

久々の「でっかい賞」とったど~!~お話を絵にするコンクール&全国児童才能開発コンテスト~

 今日は久しぶりの「全国レベル」の「でっかい賞」の表彰式ができました。

 第52回京都新聞お話を絵にするコンクールで見事「滋賀県町村会長賞」という特別賞を、そして第59回全国児童才能開発コンテスト(図画の部)でも「佳作」を受賞したのは、1年生の川嶋紗綾さんです。

 写真の左の絵は、「佳作」に入った「お兄ちゃんとの夏休みの思い出」です。写真右は、「みらいのえんそく」という絵本を読んで描いた楽しい作品です。

 未来の遠足は「月」にいくのかも!一人の少年と月に住むゆかいな生物が、絵を描くことを通してなかよしになります。夢が広がる楽しいお話を絵に表しました。

大きな大きな賞のW受賞!紗綾さん、すごいね。本当におめでとう!

 

 

いと うつくし ~4年生 版画制作「彩色木版画」~

 今日は朝から多くの学年が「版画づくり」に取り組んでいました。4年生教室を見に行くと、百人一首の絵札を題材にした「彩色木版画」に挑戦していました。

 初めて手にする「彫刻刀」を使って、木の板を彫ります。三角刀を使って細く鋭い線を彫ったり、丸刀で幅のある柔らかい線を彫ったり、平刀で面を削ったり、それぞれの彫刻刀の特長を生かしながら彫り進めていきます。彫刻刀の基本的な使い方ができるようになるというのが、学習の一つの目標でもあります。

「彫刻刀の前に手(指)をもっていかない」「彫刻刀は素手でもち、板を押さえる手には軍手をはめる」…一番大切な安全のための注意も怠らず、しっかり集中して取り組んでいました。

「彩色木版画」は、刷り自体は普通の木版画と同じで、黒一色で刷り上げますが、そのあと紙の裏から、水っぽい絵の具で着色して完成させる版画です。表面への色の出具合を確かめながら、版画を完成させていきます。

 絵筆で直接彩色するので、厳密に言うと「版画(刷る)」ではありませんが、白と黒だけの版画に柔らかく色を添えて、華やかにする技法です。

 この版画を、ダンボール紙にでも貼り付けて、みんなでジャンボ「坊主めくり」なんかすると楽しいかもしれませんね。そうなると、だれでもいいので、ぜひ「蝉丸」を題材にしててくれたらな…と思っていました。

4年生の「彩色木版画」、いとうつくしでした。 

校内書き初め展終了

 昨日の「祖父母参観」に合わせて、今日まで「校内書き初め展」を開催していました。参観いただいた祖父母の皆様には見ていただけたのですが、保護者の皆様にはご覧いただけなかったので、見にくいかもしれませんがブログで少し紹介したいと思います。

 低学年は、フェルトペンでの書き初めです。文字の形や中心を意識して、かつ「びびらないで」書くことが大事です。

 3年生は、初めての毛筆の書き初めになります。「長い割に幅が細い」画仙紙にいかに字を収めるかに苦労します。「止め」や「はらい」の基本は大事ですが、3年生らしくドカーンと元気よく筆を走らせてほしいところです。

 4年生は自分が書きたい言葉で書き初めに挑戦したようです。いろんな言葉がありバラエティーに富んでいて楽しいです。「名前」がもう少ししっかり書けるといいなと思いました。「名前」も作品のうちですから、スペースが許せば、しっかりフルネームで書いてほしいと思います。「名前」は自分の宝物です。いつ何時も「いい加減」に書いてはいけません。

 5年生になると基本もしっかりしてきて、力強さが増してきます。2~3字の短い題材「宝舟」「希望」「若い力」ゆえに、いかに「迫力」を表現できるかが肝になります。

 6年間最後の書き初めになりました。題材選び、字形、力強さ…いろんなことに気を配りながら書いた様子が伺えます。ちょっとした具合で字形が崩れやすい「少」や「初」、「心」や「志」に苦労した感じが伺えます。 

 今日は、一応「校内書き初め展最終日」だったので、私は今一度各学級の作品を、時間をかけてじーっと鑑賞していました。そしてどの作品が、自分の心に訴えてくるかな…と考えながら、勝手に校長特選「絶好調(校長)賞」を選びました。

 低学年の作品は、「びびらずにペンを進めている」「字の中心が揃っている」「名前までしっかり書けている」…そんなところで選びました。

 中学年の作品は、感覚的に「味がある作品」、「印象深かった作品」を選びました。「かすれがいい動きを作っている」、「どしんと腰が据わっている」、「直線と曲線のコントラスト」…感覚的なのでうまく言えませんが、心に訴える作品でした。

 最後、高学年は、やはり「迫力」勝負でしょうか。「画仙紙をめいっぱい使う」「伸ばすべきところを大胆に力強く」…そんなところが、私の心をつかんだような気がします。

 この後は、「校内版画展」を開催する予定です。今、子どもたちは、その版画作品を頑張って創っています。乞うご期待です!