校長ブログ

5年生が「頼り」!5年生の「全力」に期待! ~5年生卒業お祝い週間~

 今日の3校時、5年生に「お願いごと」をしようと思って、5年教室に行ってみると「もぬけの殻」状態…「ということは体育館で6送会の練習かな…?」と体育館に行くと案の定、リハーサルの真っ只中でした。

 5年生は、今学校内で「一番忙しい学年」です。今週金曜日の「6年生を送る会」の運営はもちろん、「卒業をお祝いする取組」で6年生に代わって、たてわり活動を企画運営したり、全校をまとめたりしなければなりません。そして何よりも「卒業証書授与式」を、これ以上ない「素晴らしい卒業式」にするためには、5年生の「本気」と「ド真剣さ」が必要になります。小学校最後の「有終の美」を飾るべく6年生は、熱い思いをもって「本気」で臨みます。そしてその「本気」に在校生が更なる「本気」を返すことで、6年生の心はさらに高鳴り、体育館(式場)にいるすべての人の心が奥の方から、ぐぁ~っと熱くなって、すべてが「感動」に包まれる卒業式になるのです。在校生の「本気」を創り上げるのが5年生です。まず自分たちが熱く(本気に)なることが絶対条件になります。

私(校長)はそのことを5年生にきちんとお願いしたかったのです。体育館でのリハーサル後、担任の先生が少しだけ5年生に話す時間をとってくれました。

 「5年生の皆さんに、お願いがあるのです。6年生を送る会を、そして卒業式を最高のものにするには、5年生に頼るしかないのです。どうか『みなさんの全力』の力を貸してください。決して『中途半端』な形にならないように…。『中途半端』は、6年生や在校生を、もやもやとした感情にするだけです。何よりも自分たち自身に「もやもや」した気持ち悪さだけが残ってしまうだけです。『中途半端』に負けないためには、【照れくささ】や【恥ずかしさ】と闘わないといけません。それは決して簡単なことではないことは分かっています。でもそこに立ち向かってほしいのです。一人で難しければ『みんなで、思い切ろう』と声をかけあって…『中途半端』に負けないように、自分たちの『全力』を出し切ることでしか、自分たちの成長はないのですから…。どうか5年生の皆さん、私が頼れるのは5年生しかないのです。どうかどうか、6年生を送る会、卒業式、そして4月の入学式も含めて、みなさんの『全力』に期待しています。どうぞよろしくお願いします。」

 

 私が伝えたいことが、伝わったかどうか分かりませんが、卒業する6年生にも、これから最高学年になる5年生にも、「全力を尽くした」というやり切った感、達成感を味わってほしいと切に願います。

カルシウムについて知ろう ~2年生 給食センター竹内さんによる栄養学習~

 2月24日(金)、私(校長)は午前中出張だったので、教頭先生が2年生栄養学習のレポートをしてくれました。久々の教頭ブログです。

 今日(24日)は、2年生の栄養指導(出前授業)をしていただきました。「カルシウムの働きを知り、進んでカルシウムの多い食品を食べよう。」という目標のもと、学級ごとに竜王町給食センター栄養士の竹内さんが丁寧に教えてくださいました。

最初に「カルシウムの役わりは何でしょう?」という問いかけに、子どもたちは「骨をつくる!」「体が大きくなる!」など元気に答えることができ、スタートはばっちりでした。「カルシウムが多くはいっている食べ物は何だろう」という問題では、子どもたちが自分たちで考える時間を取ってくださり、友だちと一緒に考えながら発表しあうことができました。最後に自分が考えたことをプリントに書いてまとめる学習も含めて45分間しっかりと日常の食事を振り返ったり、一日に摂るカルシウムの量について学んだりできました。

 学校給食では「カルシウムたっぷり献立」の日が月に1回あり、今月(22日)はししゃもや色の濃い野菜が出たことを聞いて「あ、そうやったんや」とうなずく子どもたちでした。

授業の最後には、宿題として「カルシウムのことが書いてあるプリントを家に持って帰って、カルシウムにはどんな働きがあって、どんな食べ物に多く入っているのかを家の人に教えてあげてください。」ということが出されました。さあて、子どもたちはしっかり説明できるかな???お家で子どもたちの説明を聞いていてあげてほしいと思います。

 

 

このあどけなさとかわいさが、かえってしんみりさせるんだろうな… ~1年生 6年生を送る会練習~

 今日の5校時、1年生がホールで6年生を送る会の発表練習をしていました。

 「♪いつのことだか(一年中を) 思い出してごらん♪~」の歌にのせて、この1年間、1年生が6年生と過ごした時間やお世話になったことをグループ別に寸劇等で再現します。

 どんな場面を再現したのかは、写真を見ながら想像してみてください。それぞれの場面のキメは「やっぱり6年生は〇〇〇〇です!」と全員で言います。〇〇〇〇にどんな言葉が入るかも、本番までのお楽しみです。

 1年生を見ていると、6年生の皆さんに「感謝の気持ち」をこめて…というよりは、今はまだ「自分たちの発表」を楽しんでいるようです。ひょっとしたら「6年生とお別れする」ということにもまだピンときていないのかもしれません…。しかし、そのあどけなさや天真爛漫な姿が、かえって6年生の心に染み入るものになるのかもしれません。そして、ぐっときている6年生の表情を見て、1年生はまた何かを新たに感じるのかもしれません。

 3月3日(金)の6年生を送る会まで、あと1週間。在校生のたくさんの想いが6年生の心に届きますように…。

竜王ユースブラス ミニ発表会!

 今日の昼休み、町公民館で行われているキッズクラブの一つである「竜王ユースブラス」がミニ演奏会を開いてくれました。今年度の団員は3~6年生合わせて15名。うち竜西っこは、4年生の寺田亜実さんと大門茉白さんと森田友愛さん、そして5年生の齊内光優さんと米田明加さんの5名だけです。つまりあとの10人は竜王小の子どもたちで、今日は給食を早く食べて、西小まで来てくれました。竜王ユースブラスも人数が多かった時は全体で40名くらいいたと思うのですが、そう思うと今は少し寂しい人数になっています。

 今日は残念ながら大門さんがお休みでしたが、あと4名の竜西っこは、とても堂々と演奏してくれました。寺田さんと齊内さんはトランペット、米田さんはバリトン、そして森田さんはユーフォニウムを演奏していました。人数が少ない中なので、しっかりと4人が吹く音が耳に入ってきました。金管楽器は「唇を振動させて音を出す」楽器(決して金属製の楽器という意味ではありません)ですから、まずは「音」を出すのが大変なのですが、みんなしっかりとした音を奏でていたので感心しました。

 ほぼ全校児童が体育館に集まり、ミニ演奏会を楽しませてもらいました。みんなの「音楽を聴く態度」もちゃんとしていて、それもまた感心感心…。

竜王町は、少年野球やスポ少等スポーツ面は申し分ないのですが、音楽などの文化面でもたくさんの子どもたちが活動してくれるといいなと思っています。そういえば、どこの市町にもある「少年少女合唱団」が竜王にはありません。今日の「ミニ演奏会」を聴いて、「ぼく(わたし)も、あんなふうに楽器を演奏してみたいな」と思ってくれる子どもたちがたくさんいたらいいなと思います。あまり難しく構えないで「よし!体験だけでもしてみよう!」って感じでチャレンジしてくれたらと思います。

 ちょうど、3月4日(土)に「公民館フェスタ」でいろんな発表や体験教室があるので、ぜひ楽しんできてくれたらと思います。

少しの時間でしたが、吹奏楽の演奏でゆったりと気持ちのいい時間を過ごさせてもらいました。竜王ユースブラスの皆さん、ありがとうございました。

ちょっと複雑な学校風景!? ~6年生送る会そして卒業式にむけて~

 

 今日の5校時。校舎をうろうろしていると、4年生ホールから大きな声や歌が聞こえてきます。どうやら6年生を送る会の発表の練習をしているところらしく…「あ~、お祝いの言葉の呼びかけの練習か。」と思ったのですが、よく言葉を聞いてみると、「うちのおかんが言うには…」、「もっとちゃうこと言うてなかったか?」、「そりゃ、6年生やわ!」などとどこかで聞いたようなセリフが…。どうやら4年生お得意の「お笑いネタ」の発表のようです。「ちゃう、ちゃう!そこはもっとコテコテの関西弁で~!」と担任の先生の指導助言も、なんとも独特な感じです。この4年生の元気で大きな声が、逆サイドの6年生ホールまでよく聞こえていました。

 1階に降りると、今度は2年生教室から、ノリのいい賑やかな曲がガンガン聞こえてきます。覗いてみると、2年1組も2組も、子どもたちが全力で踊り狂っているではありませんか。みんなノリノリでめっちゃ楽しそうです。「カモンベイビー〇〇〇〇!どっちかの夜は昼間!」っていう曲です。何回もリピートしている感じで、男の子の中には、暑くなってランニングシャツ1枚で踊っている子が何人も…。どうもこれも6年生送る会の発表の練習らしいのですが、大音響のダンスミュージックと楽しそうな2年生の声が、校舎西階段を駆け上がり、6年生ホールにまで鳴り響いています。 

 そんな賑やかな音や声を聞きながら6年生はというと…。

 卒業式の自分たちの呼びかけ(答辞)について、真剣に話し合い、セリフの割振りを行なっていました。小学校生活最後の「自分の出番」である呼びかけ…「どんな言葉を選ぼうか。」、「何を伝えようか。」、大真面目にそれぞれが真剣に考えます。

 しかし、そんな静けさをかき消すように、左からは4年生の大きな声や歌が…、下からは2年生の賑やかな曲と歓声が…聞こえてきます。

 6年生はその声や歌や音が、「自分たちのためのもの」であることを知っていますから、きっとそれらを「やかましさ」ではなく、「うれしさ」に感じていてくれたような気がします。

 いよいよ来週からは「卒業モード」一色に包まれていきます。6年生の卒業をお祝いするためだけでなく、一年間の自分たちの成長をしっかりと確かめるためにも、残り少ない3学期を、一日一日熱く熱く、大切に過ごしてほしいと願います。

 

気合いと集中力とリズム、そして絆 ~4年生 大縄記録会~

 今日の昼休み、4年生の「大縄記録会」がありました。本当なら、2月15日の日に全校で「大縄大会」をする予定でしたが、インフルエンザの感染拡大の状況がひどかったため、大会を取りやめ、各学年のコンディションのいい日に「記録」を測定する「学年別の大縄記録会」に変更になりました。

 最近は、私の出張等の用事が多く、なかなか各学年の「大縄記録会」を見ることが難しかったのですが、今日は4年生の記録会にしっかり参加することができました。3分間で合計何回(のべ何人)跳べるか勝負です!

 私の役目は、子どもたちに「気合い」を注入することです。松岡修造さんにも、アニマル浜口さんにも負けない勢いと大きな声で、4年生の子どもたちを鼓舞します。

「ええか~!大事なんは気合いと集中力や~!気合い入れて行け~!」、

「リズムが大事やで!テンポ!テンポ!…ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!…そうや!そうや!その調子!」

「引っかかってもドンマイドンマイ!すぐ立て直せ~!」

 4年生の子どもたちのキャラはよくよく分かってますから、私がこうやって真剣に気合いを入れると、子どもたちもしっかりと返してくれると期待していました。子どもたちは、練習の時よりもはるかに強い気持ちと高い集中力で跳び続けます。元気のいい声を出し続けます。ここ一番のパワフルさと仲間同士の支え合いが4年生の持ち味です。

 

 練習中どうしても183回から記録が伸びなかった4年1組は、今日227回跳びました。自己最高記録が131回だった4年2組が、今日は151回跳べました。やはり「本番」の空気の中での「本気」は、予想以上の力を発揮します。両クラスとも、最高の結果が残せたいい記録会になりました。「本気でやれば、まだまだできる自分たち!」を実感してくれたと思います。

 でも私は正直やはり「全校大縄大会」がやりたかったです。それは、自分たちより上の学年の「挑戦」の姿が臨場感をもって見られるからです。6年生は「大縄記録会」で、578回(6-2)や431回(6-1)の大記録を打ち立てています。他の学年を圧倒する記録です。こんな大記録を打ち出せる6年生が、どんな「気合い」で、どんな「集中力」や「テンポ」で、そしてどんな「仲間との絆の力」で3分間を戦ったのか…その一挙手一投足を、下学年に見てほしかったと思います。(私も見たかったです…実は見られてないのです…)

 下学年に対して、「頂点(いただき)」を示して、「あこがれ」を抱いてもらう…それが最高学年の役割であり、その姿こそ本校が誇る「竜西プライド」だと思っています。「全校大縄大会」もそのための大切な機会だったと強く思っています。 

「しぶとく」生きる! ~6年生 斎藤智孝助産師による「命」の学習~

 6年生教室のカウントダウンカレンダーが「あと18日」を示していた今日、例年と同じように助産師の斎藤智孝さんをお招きし、6年生に「命の授業」をお願いしました。来月17日に旅立つ6年生に、今一度「自分らしく力いっぱい生きる」大切さを、「命の誕生」に関わる仕事をされてきた経験や思いを基に、「心をこめて、魂を込めて」伝えてくださいました。

 コロナ禍の3年間、いろいろと社会が抱えている問題が浮き彫りになってきました。病院での「面会」が難しく、家族揃って赤ちゃんの誕生を見守れなくなってしまったこと。逆にそのことで、病院ではなく助産院や自宅での出産を選ぶ人が増え、斉藤さんはその現場に毎日立ち会っていることを聞きました。

 また、せっかく生まれた命なのに、産後、お母さん独りが育児に悩み苦しみ、耐えきれなくなって自死を選んでしまう事案も実際にあるという悲しい現実についても聞きました。

 長年、「命の誕生」を全身全霊でサポートしてきた斎藤さんは言います。

「どんなに医学が発達しても、赤ちゃんが100%無事に生まれる保証はないんよ。生まれる赤ちゃんと産むお母さんの力を信じて、最後は祈ることしかできんのよ。」

「今まで、もう少しのところで…残念ながら生まれてこられなかった赤ちゃんを見てきました。亡くなった小さな命を悲しみ、助けてあげられなかった自分の力のなさを嘆き、『もうこの仕事を続けていけない』と思うことが何度もあったんよ。でも残された家族の思いに寄り添い、その力になるために、『やっぱりここから逃げちゃいかん!』と思い直し、この仕事を続けてきたんよ。」

 斎藤さんは、「命」というものの喜びも悲しみもすべて受け入れて、「命の誕生」に携わる助産師という仕事の尊さと大切さを胸に刻んで、今も毎日「命の誕生」に向き合っておられます。こんな斎藤さんの「心の底からの思い」を子どもたちはどう受け止めたでしょうか…。

 今日は、ある動画を視聴しました。「失われたものだけではない」という、2011年3月11日の東日本大震災の日、まさにその日に「この世に生を受けた赤ちゃんたち」のビデオでした。地震や津波であまりにも多くのものが失われましたが、その日確かに新たに「生まれた命」もあったのです。

 病院も機能していない、電気もない、赤ちゃんを出産するための環境が全くない中で…、ある赤ちゃんは車の中で…、ある赤ちゃんは公民館のダンボールの囲いの中で…、何もない中でも、生まれようとする赤ちゃんの力と、何としても産もうと思うお母さんの力、そして「命の誕生」を願う周りの人たちの協力と優しさの中で、力強く生まれてきた赤ちゃんたちの映像です。周りの人たちの「よかった~、無事に生まれた~」という心から歓喜と安堵の映像でした。

 あの日、多くの人たちの大きな愛と見守りの中で生まれた赤ちゃんたちは、この3月、本校の6年生とともに小学校の卒業式を迎えます。この子たちは、卒業式をどんな気持ちで迎えるのでしょうか。今ここにある「自分たちの命」を、ここまで育ってきた「12年間」をどう考えるのでしょうか。

 斎藤さんは、熱く問いかけます。

「親からスマホの使い過ぎを注意されて、親子喧嘩をし、『そんなだったらスマホを取り上げるぞ』と言われて、『スマホがなかったら生きていけない~!』とわめき散らす子どもの話があるんだけど、どう思う?」

 

 斎藤さんは続けます。

「生きていれば、時には自分に自信を無くし、悩みに悩み、耐えられないほど苦しくなる時もある。そんな時は『生きる意味』が分からなくなり、自分の「命の価値」を見失ってしまう時がある。そんな時は、ちょっと立ち止まっていい。休めばいい。エネルギーがたまるまで待てばいい。でも、休んだ後は、必ず『よし!』と立ち上がって再び歩き出してほしい。」

「人は皆、生きるために、生きる力をもって生まれてきた。皆に願われて、祝福されて生まれてきた。「生きる意味」について考える時、ここに立ち戻ることです。『他人』と比べて、自分に自信を無くすのでなく、『少し前の自分』と比べて、自分の少しの成長を喜んでほしい。」

「そう強く思って、自分らしく力いっぱい生きてほしい。」

「しぶとくしぶとく生きてほしい。」

 斎藤さんの「命の授業」…卒業まであと18日となった今、子どもたちは何を思ったでしょう…。

 

 

 

お手紙(はがき)が届くとうれしいね!~2年生西小郵便局開局中~

 

 

 今週は、毎年恒例の2年生による「西小郵便局」が開設されています。廊下には投函用のポストが設置され、また各教室にも配達用のポストが設置されています。写真のように、校長室にも「専用ポスト」を設置していてくれます。

 全校に「西小郵便局専用はがき」を配り、そのはがきで手紙のやりとりをします。2年生教室には、「仕分け棚」が用意されていて、回収されたはがきは、「消印スタンプ」が押され、配達場所別に仕分けされます。2年生は役割を分担して、「回収」「消印・仕分け」「配達」を行なっています。

日頃たくさんお話したり、関わったりしている友だちや先生だけど、改めて「手紙(はがき)」で気持ちを伝えることはとてもうれしいものですね。

 こんな私にも、はがきを送ってくれる子どもたちがたくさんいます。さあ、心を込めて返事を書かないと…。

「ふるさと学習」の更なる充実に向けて~第5回学校運営協議会(コミスク)~

 昨夜は、今年度最後となる「第5回学校運営協議会」が開かれました。

 今年度の学校評価(教職員自己評価および児童・保護者アンケート)について報告し、それに対して、ご意見や助言をいただく学校関係者評価を行なってもらいました。

「様々な取組によって、子どもたちの学力や自尊感情が伸びていることが大変嬉しい。」「これからも地域や保護者がもっと学校や子どもたちに関わっていけるよう取組に工夫が必要。」など、多くの意見をいただきました。

 また、来年度の「ふるさと学習」をさらに充実させるための取組の方向性や、「結るーむ」(旧学童教室)を学校と地域の交流スペースとしての機能を持たせ、日常的な「地域や保護者と子どもたちの関わり」を創り出していく取組を進めることを共通理解しました。

 先日、本校コミュニティ・スクールの「ふるさと学習」の取組に対していただいた「文部科学大臣賞」の受賞記念として記念撮影も行いました。

 学校運営協議会委員の皆さん、竜王町地域学校協働本部の皆さん、一年間ありがとうございました。来年度も「竜西っこ」のため、また学校を核とした「元気な地域(まち)づくり」のためお力をお貸しください。

校内版画展開催中!~楽しい作品が揃いました~

 今、本校では、「校内版画展」を開催していて、子どもたちは、各学年各学級の作品を鑑賞しながら、それぞれの「作品のよさ」について見つけたり考えたりする学習をしています。

 

 先日もお伝えしたように、1年生は「スチレン版画」で「大きな傘の下に集まった動物たち」や「大きな手袋に集まった動物たち」の楽しい世界を版で表しました。写真の西岡篤希さんの作品は、大きな傘を斜めに配置し、画面に動きを創り出しています。

 2年生は「紙版画」に挑戦しました。ボール紙やプチプチ(梱包材)や布など、版にしたら「面白い模様」が出そうな材料を考えて、台紙に貼り付けながら作品を作りました。写真の橋本莉子さんの作品は、一生懸命な顔の表情や、躍動感のある脚、そしてきれいに出たプチプチの模様が印象的な作品に仕上がっています。

 3年生と4年生は、ともに刷り上がった作品の裏から彩色する「彩色版画」づくりをしました。3年生は、「板紙凸版」と呼ばれるもので、何層にもなった硬いボール紙をカッターナイフで切って、めくっていくことで凹凸をつけ版にしていきます。写真の西澤花暖の作品は、キラキラと輝くモチモチの木と、それを眺める豆太が幻想的な世界を創り上げています。

4年生は先日もお伝えしたように、初めての「彫刻刀」で「木版画」に挑戦しました。写真の安田真翔さんの作品は、百人一首の絵柄をそのまま描くのではなく、何となくコミカルに、そしてジグソーパズル的なデザインで表現しています。今年の「校内版画展」で私(校長)が最も驚き、感心させられた作品です。

 最後は高学年のがっつり「木版画」です。白と黒だけで表す世界なので、白黒のバランス、彫り方の違いによって生み出される質感が命です。

写真は5年生の齋藤吏樹さんの「自画像」です。彫り方や、彫る方向を工夫して、顔の丸みと肌の質感をうまく表現できました。

 最後の写真は6年生の中津遥妃さんの作品です。白黒のバランスと、とてもインパクトと安定感のある構図が秀逸です。

 今年度は、何年かぶりに県の「子ども版画展」も開催されますので。校内審査で選ばれた代表作品が出品されています。たくさんの「でっかい賞」を受賞できることを期待しています。