校長ブログ
1年間ありがとうございました。~令和4年度 修了式~
3年間できなかった、全校揃っての体育館での修了式…ようやく実現できました。1~3年生は、体育館に全校集まること自体が初めてですが、そこは「竜西プライド」、誰も何も言わなくても、整然と並べて、三角座りも実にきれいです。そういえば、私はこの学校で、大勢が集まる時、先生たちが「は~い!静かにして!」などと言っているのを聞いたことがありません。「大勢が集まる時は、静かにする…。」子どもたちの中では極々当たり前のことになっています。大人以上にちゃんとしている気がします。
一年間の学習を終えたことを証明する「修了証」を、各学年一人ずつ代表で受け取りました。ほとんどの学年が、名簿順で代表を決めていたのですが、2年生については「半年間、毎朝自主的にあいさつ運動をしてくれた山本旺空さんはどうですか。」と提案させてもらって、2年生みんな納得の上で旺空さんが代表になりました。
そして1年生は、残念ながら今日でこの学校を転出する藤原一輝さんに代表を務めてもらいました。
3年生以上は、先日の「卒業証書授与」が目に焼き付いているので、あの時の6年生のようにしっかりとした態度で修了証を受け取りました。それを見ながら、2年生の山本旺空さんと1年生の藤原一輝さんも、上手に修了証をもらうことができました。
修了証を授与した後、私(校長)の話を聞いてもらいました。
皆さんはWBC(ワールドベースボールクラッシック)という野球の世界大会を見ましたか。日本、侍ジャパンは本当にすごかったですね。見事に14年ぶりに「世界一」に輝きました。
準決勝でメキシコに3-0で負けていた時は、もうここで負けるかな…と思いましたが、最後の最後に、大逆転して勝ちましたね。
決勝では、大リーグのスター選手をいっぱい集めたアメリカが相手なのに、全力でぶつかり、3-2で競り勝ちました。本当にすごかったですね。本当に誇らしいですね。「りゅうせいプライド」ならぬ、まさに「侍プライド」、「ジャパンプライド」ですね。
ところで、どうして日本はどうして世界一になれたと思いますか。大谷翔平選手が活躍したから…?でしょうか。それだけではないですよね。校長先生は、日本が優勝できた秘密、理由は3つあると考えました。日本チームは世界一の「3つの心」を持っていたと思います。
1つ目は「挑戦する心」です。
普通、大リーグのスター選手が揃っているアメリカのチームに勝てるなんて思えませんね。
皆さんが、中学生相手にドッジボールの試合をするようなものでしょうか…。
でも日本チームは、「全力でぶつかれば、勝てないことはない。きっと戦える。きっと勝てる。」と信じて「挑戦する心」を強く持っていたからだと思います。
皆さんはどうですか、最初は「どうせ無理だな…。」と思っていたのに、「みんなで、全力でやれば、できるかもしれない。挑戦してみよう!」と思って、頑張って、すごい結果が出せたことはありませんか。一年間を振り返ってみてください。
2つ目は、「絶対、あきらめない心」です。
日本チームは、本当にあきらめませんでしたね。最後までねばってねばって、絶対あきらめない強い気持ちがあったからこそ、最後の最後、逆転勝利できたのではないでしょうか。
チームの中心、4番バッターである村上選手は、予選からずっと調子が悪くて、あれだけ「村神様」ともてはやされたのに、WBCで全然打てないと、「村神様」でなく、ただの「村人」だと悪口を言われて…、それでも村上選手は、自分をあきらめませんでした。一番肝心な準決勝や決勝で、しっかりと力を発揮してくれました。日本の選手たちの、この絶対にあきらめない強い気持ちが、世界一なんだと思います。
みなさんはどうですか。あきらめそうになっても、負けずにがんばり通せたことはありましたか。
最後、3つめは、「仲間を信じる心」です。
WBCの大会中、何度も円陣をくんで、チームの気持ちを一つにするために、エールをかける場面を見ました。優勝した時には、チームの仲間で肩を組んだり、抱き合ったりして、心の底から喜び合っていましたね。皆さんはそんな気持ちになったことはありますか。
「このチームだから、この仲間だから優勝することができた。この仲間だから、信じ切ることができた。」と誰もが言っていました。どんな時も仲間を信じて、自分にできることを精一杯頑張るしかないと思えることがとても大きな力になるんですね。
皆さんの学級はどうですか。皆さんの仲間はどうですか。信じあえる、そして支え合える、心から安心できる…そんな学級、仲間でしたか。
修了式の後、学級に帰ったら、もう一度一年間を振り返って、自分には、自分の学級には、
「挑戦する心」「あきらめない心」そして「仲間を信じる心」があったかな…。その心はどんな場面で力を発揮できて、その時どんな気持ちになったかな…話し合ってみてください。
侍ジャパン、日本チームは、この3つの「心」を強くもっていたからこそ、世界一になれました。そして日本チームの、この3つの「心」が、我々をとても元気づけてくれました。そして日本中を、日本中の人々をとてもうれしい、楽しい、しあわせな気持ちにさせてくれました。まさに、「みんなが楽しい!と思える日本」を創り出してくれました。
みなさんがめざすのは、「みんなが楽しい!と思える竜王西小学校」を創ることです。
4月、ひとつ学年が上がります。新たな気持ちでまた、精いっぱい頑張りましょう!
明日から春休みに入ります。どうか安全に、楽しい春休みを過ごしてほしいと願います。
最後に、保護者の皆様、ならびに地域の皆様には、この一年間本校の教育活動に格別のご理解とご支援を賜り、改めて深く感謝いたします。おかげさまで、コロナ禍であっても、充実した学校行事や「ふるさと学習」をはじめとする豊かな体験学習等を行うことができました。
来年度も、「体験と関わり」を大切に、「みんなが楽しい!竜王西小学校」をめざして、全教職員が情熱をもって、子どもたちを導き、支えていきたいと思います。1年間、本当にありがとうございました。そして来年度もどうぞよろしくお願いいたします。
学年末 それぞれの場面 ~修了式の前日~
いよいよ明日は修了式。子どもたちは、その学年1年間の学習をすべて修めたという証として、赤くて四角い「校長印」が押してある「修了証」を受け取ります。今まで3年間はコロナ対策のため、すべて「ビデオ放送」による修了式(終業式)でしたが、明日は3年ぶりに体育館に全校が集まって行います。卒業した6年生こそいませんが、1~5年生全員が体育館に集まるなんて、1~3年生は初めて体験することになります。めいっぱい「値打ちのある」修了式にしたいと思います。
3年生は、1年間お世話になった自分の机と椅子を徹底的にそうじしていました。尖がったものを使って、すき間に入り込んだ埃(ほこり)も残さずきれいに…。机椅子をひっくり返して一生懸命、丁寧に掃除している子どもたちの姿がとても素敵で、大きな成長を感じる場面でした。
2年生教室では、子どもたちが内緒で用意した「担任の先生への感謝の気持ちを綴ったメッセージカード」を先生にプレゼントしていました。子どもたちのサプライズに、担任の先生も涙ポロリ…となるほど感動していました。
他の学年でも、1か月以上かけて、担任の先生に内緒で、先生への感謝サプライズを計画し、実行した学級もありました。ただの「ノリ」ではなく、代表の子たちが、校長室に「サプライズ計画書」と「校長先生へのお願い」の手紙をもってきて、きちんと説明と依頼をしてくれました。こういうふうに「段取り」をきちんと踏んで、物事が進められる子どもたち…本当に素晴らしいです!担任の先生に内緒で、子どもたちといろんな準備を進めていくのがとても楽しかったです。代表として何回も校長室に相談にきてくれたTYさんとMTさん…本当にご苦労様でした。二人の頑張りがとてもとても嬉しかったです。
5年生では、「春休みのくらし」について、一つずつ丁寧に確認していました。2週間ほどの休みですが、まずは「安全」に過ごしてほしいこと、そして「生活リズムを崩さない」ように気をつけてほしいこと…この2つが一番の願いです。休み前でも「浮つく」ことなく、落ち着いて学んでいる姿勢がとてもよかったです。
1年生や4年生は、最後の「なかまタイム」を楽しんでいました。
1年生は、みんな元気で、みんな仲良し。毎朝、一番元気に挨拶してくれるのも1年生。この1年間、1年生の元気でかわいい笑顔に、本当に元気をもらい、癒されました。
いつも仲間に対しての「あたたかさ」を感じさせてくれる4年生。この仲間(メンバー)と楽しめる時間もあと少し…大事に大事に過ごしました。
学年末のそれぞれの場面…子どもたちの1年間の成長を振り返りながら、ただ子どもたちを見ているだけで、なんか胸が熱くなりました…。明日で1年が終わります…。
本日、竜王西小学校における「桜 開花宣言」発令です!~1年生 桜開花調査隊~
今日の朝は本当にひどい(深い)霧で、校門で子どもたちを待っていると、白い霧の中から、ぼわ~っと子どもたちが突然浮かび出てくるような、なんとも不思議な光景が見られました。
「真っ白な景色の中から、突然みんなが出てくるからびっくりしたわ。」と子どもたちに言うと、
「いやいや、今日は校長先生がいーひんと思ったら、突然見えたから、こっちこそびっくりしたわ。」と返してくれました。お互い「突然現れる!」…考えてみれば、その通り。当たり前ですね。
さて、そんな霧が深い朝の日は、めっちゃお天気がよくて、暖かくなるもので、「今日あたり、桜が開花するかな…。」とちょっとわくわくしていました。
朝のごみ拾いの時に、校庭の桜や通学路(山田川沿い)の桜を、くまなく見て回りましたが、まだ花弁は開いていませんでした。
昨年の夏に毛虫が大量発生し、葉っぱを食い尽くされ、開花抑制ホルモンが分泌されず、秋に「狂い咲き」をした山田川沿いの桜が、今春ちゃんと咲くのか心配でもあったので、よく見て回ったのですが、校庭の桜に比べて、明らかにつぼみが小さかったり、つぼみの数が少なかったりしました。全く咲かないということはなさそうですが、満開の時の「桜の花のボリューム」がどうなるのか…やはり心配です。
予想通りお天気が良くなり、気温もかなり高くなり、昼休みには半そでになった子どもたちが元気に外で遊んでいます。「この暖かさなら、桜の花は開花したかも…」と玄関に出ると、元気な1年生が何人かいたので、「よし、桜が咲いたか見に行くぞ!」と声をかけて、観察に出かけました。(老眼かつ、大近眼の私より、1年生の「目」のが確かですから…)
校庭の桜を、順番に見ていくと、「あった~!」と子どもたちが次々と見つけてくれます。
明らかに10輪以上開花していたので、本日を「桜 開花日」とし、ここに「開花前言」をさせていただきます。
ちなみに昨年の「開花宣言」は3月29日だったので、今年は1週間も早く桜が咲いたことになります。
これから、どんどん花が開き、満開の桜で校庭が彩られるのはとても楽しみですが、少し早すぎて、入学式までもたない可能性が高く、それを考えると「もっと遅く、ゆっくりでいいのに…」と正直思ってしまいます。
しかし、本校の桜の美しさは「絶景」ですから、桜が満開になったら、早々と「竜王西小学校 入学式」の立て看板を外に出して、「記念撮影場所」を設置し、新入生とご家族が「記念撮影(前撮り)」できるようにしようと思っています。
学期末恒例!読書チャンピオン&花丸ノート名人発表!
さぁて、この学期末(学年末)も、恒例の読書チャンピオンと花丸ノート名人さんの表彰式を行いました。
まずは、1~3年生の読書チャンピオンから紹介です!
1年1組 北川結菜さん
2年1組 吉川友里巴さん
2年2組 田中玲花さん
3年1組 伴 奈乃羽さん
3年2組 佐橋 里輝斗さん
続いて、花丸ノート名人さん
1年1組 井口 杏さん
2年1組 越智桐珠さん(残念ながら今日はお休み)
2年2組 米田奈央さん
3年1組 西岡茉琴さん
3年2組 北川祐太さん
先日お休みで表彰できなかった、京都新聞主催の「お話を絵にするコンクール」で見事「佳作」に選ばれた3年生小倉芽衣さんと「滋賀県子どもの版画コンクール」で「佳作」に入賞した2年生林 愛琉さんも、一緒に表彰しました。
続きまして、4~6年生の部です。
読書チャンピオンは次のとおりです。
4年1組 松﨑有紗さん
4年2組 川崎優菜さん
5年1組 村惠結人さん
5年2組 市來乙葉さん
6年1組 北村紗彩さん
6年2組 橋口悠芽さん
花丸ノート名人は、
4年1組 松﨑有紗さん
4年2組 中村 碧さん
5年1組 伊藤優里さん
6年1組 古株すぴ夏さん
6年2組 岡村匠真さん でした。
4年1組 松﨑有紗さんは読書チャンピオン&花丸ノート名人のW受賞でした。お見事!みんな、いい顔してます! 受賞おめでとう!
48名が竜王西小学校を巣立ちました ~令和4年度卒業証書授与式~
少し肌寒い日になりましたが、本日無事に48名の卒業生が本校を巣立ちました。
今日の晴れの日を迎えるために、卒業生自身はもちろん、在校生の子どもたちや保護者の皆様、また地域の皆様、たくさんの人たちが卒業を祝福し、できる限りいい卒業式になるよう、それぞれに力を尽くしてくださいました。
保護者の皆様は、今日の日が無事に迎えられるよう子どもたちの健康管理に気を配っていてくださったことと思います。地域の方々も、スクールガードさんをはじめ、子どもたちの安全確保に努めていただき、「おはよう」「おかえり」などの声かけをしながら、子どもたちを温かく見守っていただきました。
学校内でも、先生たちだけでなく、例えば用務員さんは、式場を華やかにしてあげたいという思いで、卒業式に間に合うように、パンジーの花を大切に育ててくださいました。おかげでたくさんの色とりどりのパンジーのプランターで式場を飾ることができました。卒業式に合わせて、玄関や会議室にお花を生けてくださった地域の方もおられます。たくさんの人たちの愛情や気持ちに支えられて、48名の6年生は立派な卒業式を整えてもらって、今日無事に卒業することができました。
卒業式は、正式には「卒業証書授与式」ですから、一番大切なのは「卒業証書」を受け取ることだと私(校長)は思っています。だから、本校では多少時間がかかっても、代表授与等ではなく、一人ひとりの「名前」を呼んで、一人ひとりにきちんと「卒業証書」を手渡すことにこだわっています。
担任の先生に呼名をされて、「はい。」と返事し、赤じゅうたんの花道を、胸を張って堂々と歩き、しっかりと私(校長)と目を合わせて、「6年間の学びと成長の証」を受け取る…。呼名から証書を受け取る、ほんの数秒の間に、「大きく成長した自分」を示すことが、卒業式で一番大切な場面だと思っています。
そういう意味において、今年度の卒業生は本当に「立派な姿」を見せてくれました。一人残らず全員が、「はい。」の返事に6年間の自分の成長のすべてを込め、堂々とした姿で卒業証書を受け取りました。私はそれがとてもとても嬉しかったです。
式辞を聴く姿も、思い出や感謝の気持ちを綴る呼びかけも、そしてこの仲間で歌う最後の歌「大切なもの」「旅立ちの朝に」の歌声も…それらすべてがこの竜王西小学校の最高学年の「頂点」の姿でした。在校生はその姿をしっかりと心に焼き付けてくれたと思います。
1時間20分の式の間、在校生の姿勢も崩れません。3年生の声はどこまでも明るく温かく…、4年生の呼びかけはどこまでもパワフルで熱い思いがこもっていて…、そして5年生の見送り演奏はどこまでも一生懸命で、思いの詰まった丁寧さを感じます…。それぞれの学年の「よさ」が重なり合って、すばらしい卒業式になりました。竜西小らしく、ビシッと引き締まっていて、そしてここ一番の「全力パワフルパワー」…このメリハリのきいた校風が本校の誇りです。全校で歌う「ビリーブ」の歌声の響きは、子どもたちの心が一つになった瞬間でもありました。
48名のこれからの未来に、幸多きことを願うばかりです。
最後になりましたが、卒業式にご臨席賜りました西田町長様、澤井副議長様、今井教育長職務代理者様、小磯学校教育課参事様、櫻井学校運営協議会長様、西村PTA会長様に改めて感謝申しあげます。本当にありがとうございました。
以下、私の式辞を改めて載せて今日のブログを閉じたいと思います。
式 辞
桜のつぼみも大きく膨らみ、風のにおいや陽だまりの温かさに、春の訪れを間近に感じる今日の佳き日、竜王町長 西田秀治様をはじめ、ご来賓の皆様、並びに保護者の皆様のご臨席を賜り、令和4年度卒業証書授与式を挙行できますこと、教職員を代表いたしまして厚くお礼申しあげます。誠にありがとうございます。
48名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。 今皆さん一人ひとりが手にした卒業証書には、6年間の皆さん自身の頑張りとともに、ご家族の深い愛情、そして地域の方々の温かなまなざしのすべてが込められています。皆さんの大きな成長は、学校生活だけでなく、家族の愛情や地域の方々の支えがあってこその成長です。このことへの感謝の気持ちを、いつまでも大切にしてほしいと思います。
さて、私は、卒業生の皆さんにありがとうと言いたいことがたくさんあります。まだまだコロナ禍で、制限を強いられる学校生活ではありましたが、皆さんはこの竜王西小学校のリーダーとして力を発揮し、胸を張って自慢できる学校文化、「竜西プライド」をたくさん創り上げてくれました。
挨拶がしっかりできる学校、下駄箱の靴がきれいに揃う学校、やるべき時は全集中、遊ぶ時は思い切り楽しめるメリハリのある学校、そんな誇るべき学校文化を創ってくれたのは皆さんです。
全校の心を一つに、全力尽くして熱く燃え上がったりゅうせいピックも、思わず「幸せ!」と叫んでしまうほど、この上ないの楽しさを満喫した修学旅行も、それらは誰かが与えてくれた「楽しさ」なのではなく、すべて皆さん自身の力で創り上げた「楽しさ」なのです。
そして今この瞬間も、背筋を伸ばし、真っ直ぐなまなざしで、私の話を聴いている皆さんの姿は、ここにいる在校生がめざすべき目標の姿であります。まさに竜王西小学校の最高学年としての「頂点」の姿を今、後に続く下級生たちに示していてくれるのです。素晴らしいです。そんな皆さんを、私は心から誇りに思います。皆さん自身が最大の「竜西プライド」だと思っています。今まで本当にありがとう。
卒業する皆さんに、私からのはなむけとして、これからの未来に向けて大切にしてほしい、三つの『い』のつく言葉を贈ります。
まず一つめは、『命』です。今まで何回か助産師の斉藤智孝先生に来ていただき「命の学習」をしてきました。自分が生まれたこと自体が奇跡であることや、自分は生きる力もって生まれてきたということ、そして家族をはじめ、友達や周りの人たちの愛情と優しさに支えられているからこそ、今「生きていられる」ということを何度もかみしめてきました。かけがえのない自分の命に自信と誇り、そして責任を持ち、自分らしく生き抜いてほしいと思います。齊藤先生の言葉を借りるなら、「しぶとく しぶとく」生き抜いていってほしいと願います。
二つめは、『意志』です。大きな夢を持ち、その夢に向かって、強い意志で挑戦し続け、自分の願いを実現させてほしいと思います。今、大リーグで大活躍している大谷翔平選手は、大リーグに移籍する前にこう言ったそうです。「成功するとか失敗するとかぼくには関係ない。それをやってみることが大事だから。」と。「できそう」だから挑戦するのではなく、「やりたい」と思うなら挑戦するのみ…そういう強い意志を持てということだと思います。
最後、三つ目は、『今』です。過ぎ去った失敗にくよくよしていてもどうにもなりません。また、これから先の失敗を恐れて不安がっていても仕方がありません。大切なのは、今、この時です。今、この時を真剣に一生懸命生きること、今できることを精一杯前向きな気持ちで実行していくことが大切です。どうか、一日一日を大切に、自分を磨いていってほしいと思います。
保護者の皆様、お子様のご卒業おめでとうございます。お子様が立派に成長し巣立っていく今日の姿を見られて、喜びもひとしおのことと存じます。学校として至らない点も多々あったと思いますが、今日まで本校の教育活動にご理解とご支援を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
結びになりましたが、ご来賓の皆様方の卒業生に対するご厚情と、本校への温かいご支援に感謝申しあげるとともに、48名の卒業生の前途に、幸多きことを心より祈念し、式辞といたします。
令和5年3月17日
竜王町立竜王西小学校長 武久 雅則
いよいよ明日 卒業式です。
今日は卒業式前日リハーサルをしました。リハーサルと言っても、6年生の呼びかけや歌は、本番まで在校生には伏せたままでいます。式全体の流れを確認しながら、全校で歌う「国歌」「校歌」「ビリーブ」のおさらい練習をしました。
卒業する6年生の姿は日に日に、凛々しさを増し、もうほとんど「非の打ち所がない」という具合で、もはや「美しさ」さえ感じます。
そんな卒業生の立派な姿に、在校生の気持ちも引き締まり、厳かな中にも温かさがあふれる素晴らしい卒業式になりそうです。
午後からは5年生が、会場準備や校舎内の掃除と飾りつけをしてくれました。たくさんの仕事を一手に引き受けながら、最高学年への気持ちを高めていきます。気持ちよく仕事をしてくれる5年生の素直さと一生懸命さをとても嬉しく感じています。
いよいよ明日。卒業生にとっても在校生にとっても心に残る卒業式になりますように…。
チャレンジランキング結果発表&表彰!
昨日のブログでお知らせしていた県教委主催「チャレンジランキング~縄跳び記録会~」の結果を発表いたします。
まずは、学級8の字跳び(3分間で合計何人跳べるか)の結果からです。順位は滋賀県全体での順位です。
1年生 第5位 1年1組青チーム 80回
2年生 第2位 2年2組 185回
第4位 2年1組 155回
3年生 第6位 3年2組 185回
4年生 第6位 4年1組 223回
5年生 第2位 5年1組 261回
6年生 第4位 6年2組 578回
第5位 6年1組 431回
2年2組と5年1組が県準優勝を勝ち取りました!
続いて、個人「ハイスピード縄跳び(1分間で何回跳べるか)」の結果です。
2年生 第1位 若林奏奈さん210回
第2位 米田刻正さん197回
第3位 末神菜月さん180回
3年生 第3位 江南心桜さん180回
第4位 西岡茉琴さん176回
第5位 加賀爪直斗さん173回
4年生 第4位 藤﨑夕綺さん201回
5年生 第1位 米田明加さん245回
第3位 齊内光優さん208回
第5位 田中柚衣さん199回
2年生はなんと1位~3位まで竜西っこが独占!5年生も1,3,5位獲得! 3年生も3~5位入賞!いやはやすごすぎます!
個人「ハイスピード縄跳び」で1~3位に入賞した竜西っこを代表で校長室表彰しました。誇らしげな入賞者の表情がなんとも素敵でした。これからも、子どもたちの可能性に期待し、どんどん積極的に「挑戦」していく竜王西小学校でありたいと思います。
竜王西小学校 公式キャラクター決定! ~運営委員会の取組~
昨日、児童会の運営委員会が、かねてより募集していた「りゅうにしキャラクター」の投票結果および公式キャラクターの発表を校内放送でしてくれました。
応募のあった6つの図案を候補に投票が行われて、得票数の多かった①6年生紀伊里咲さんのデザインと、②5年生市來乙葉さんのデザインの両方をうまく取り入れて、「りゅうにしキャラクター」を決定してくれました。私(校長)からも、「りゅうにしのキャラクターなら、必ず「西小校区の宝物」をデザインに組み込んでくださいと注文をつけました。
決定したデザインについて、込められた思いを運営委員が説明してくれました。
「竜の王様で、しっぽに王冠がついています。」
「校歌にある3つの地域の宝『鏡山』を髪の毛の緑で、『善光寺川』をポシェットのひもの青で、そして『アエンボの花』を髪飾りで表現しています。」
「源義経(牛若丸)の烏帽子と笛をあしらいました。」
「校章入りのポシェットをアクセントに加えました。」
このキャラクター、これからいろんなところで登場、活躍してくれると思います。
ところが、このキャラクター、まだ名前は決まっていないようです。4月になったらまた全校で募集して、いい名前をつけてあげてほしいと思います。
ちなみに、竜王中のオリジナルキャラクターは「輝 竜太郎」という名前です。PTAが着ぐるみも作られました。竜王小は、創立50周年記念に合わせて、教育委員会オリジナルキャラクター「りゅうたろうファミリー」のりゅうたろうの妹に「りゅうかちゃん」と名前をつけて竜小キャラクターにしています。
さて、りゅうにしキャラクターの名前はどうしましょう…私(校長)としては、苗字は「源」がかっこいいなあと思っています。
間違いなく滋賀県1位です! ~大縄にかける2年生の挑戦!~
3学期に入ってから取り組んだ「滋賀県チャレンジランキング」。個人の「ハイスピード縄跳び」と、学級で挑戦する「大縄8の字跳び」に全校で取り組みましたが、その結果が県から届きました。
実は、竜王西小学校は、どの種目でも、結構いい成績を収めています。その詳細については、また後日紹介しますが、実は「大縄8の字跳び」で、2年2組が「185回/3分間」の記録で、見事、県準優勝を勝ち取ったのですが…。優勝したのは彦根の鳥居本小2年生で、その記録は「207回/3分間」。その記録を聞いて、2年生の「悔しさ」に火が付きました。「207回やったら、ぼくらももっと練習したら超えられるんちゃうん?」とみんなで再び練習することに決めました。
2年2組は毎日練習に取り組み、日に日に記録を伸ばしていきました。数日前には、ついに「200回」越えを果たし、昨日までのベスト記録は「214回」。担任の伊藤先生に「校長先生、15日の4校時に最後の記録会をするので、子どもたちの頑張りを見届けに来てください!」と頼まれ、今日しっかりと子どもたちの挑戦を見届けました。
最初に、僭越ながら私の方で音頭を取らせてもらって、「やれば~~、できるっ!!」と気合を入れた後、正式に記録を取りました。得意な子たちはより速く、そして苦手な子たちには仲間がしっかりサポートしながら、「一人残らず全員」が連続で跳んでいきます。
2分半過ぎに「200回」をクリアし、ラストスパートをかけて、最終的に記録は「240回/3分間」という自己ベスト記録達成!鳥居本小の記録を大きく上回りました。子どもたちは、大喜びです。跳び上がって喜び合います。
2年生ながらに「本気」でがんばる姿は本当にかっこよかったです。2年2組は、「県優勝記録」に挑戦することを通して、1年間の学級づくり、仲間づくりのまとめにしました。
「悔しさ」をエネルギーにかえて自分たちの目標を持つこと。挑戦する心を大切に、みんなで粘り強くやり抜くこと。みんなで支え合いながら、一つの目標を追いかけることの大切さと、そこから得られる達成感と満足感。…実に多くのことを学びました。
そしてこの「学び」と実感した「楽しさ」を原動力に、3年生でさらに力をつけていきます。2年2組のみんな、新記録達成おめでとう!
卒業式まであと2日 ~手前味噌ですが、ほんとに素晴らしい子どもたちです~
今日の3校時、3年生から6年生が一堂に会し、卒業式の全体練習を行いました。3年生と4年生は、卒業式に初めて参加することになります。卒業式の雰囲気もよく分かっていないはずですが、目の前に「凛としている6年生の姿」があるので、自然と背筋が伸び、いい意味の緊張感を保っています。5年生の目線の先にも6年生の姿があります。真っ直ぐに6年生の一挙手一投足を見つめます。そしてその姿に、来年度の自分たちの目標の姿を見据えます。
式の流れを確認しながら、今日は歌を中心に練習しました。「国歌」「校歌」そして「ビリーブ」の3曲。「国歌」は厳かに、「校歌」は明るく元気よく、そして「ビリーブ」は、「ありがとう。さようなら。いつまでも忘れない…。」いろんな思いを込めて、心を一つにして歌声を響き合わせます。
手前味噌になり恐縮ですが、本校の子どもたちの歌声は素晴らしいです。心に染み入ってきます。ずっと聴いていたくなります。
6年生の退場は、5年生の合奏「威風堂々」で見送ります。6年生の本気に5年生も負けていません。一発でビシッと演奏を決めてくれました。「これからは私たちが最高学年。学校のリーダーなんです。」という5年生の気概というかプライドを感じました。
式全体を通じて、本校の子どもたちの集中力や姿勢のよさは素晴らしいです。多分どこの学校にも負けません。
最高学年である6年生が範を示し、「かっこいい6年生」でいること。そして、下級生がその姿に「あこがれ」を抱き、6年生に習って頑張っていくことで、学校全体が高まっていく…今の竜王西小学校はそんな学校です。こうして学校文化(校風)「竜西プライド」が受け継がれていきます。
こんな子どもたちが「本気」で創り上げる卒業式…想像している以上に感動的な卒業式になると確信しています。卒業式まであと2日。いよいよ6年生とのお別れが近づいてきました。